法と教育学会第2回大会・回顧。

今年度二回目となった同学会研究大会。
200名を超える参会者を迎え、盛会に終わることができました。
ひとえにブログをごらんの皆様のおかげです。記して感謝申し上げます。
ありがとうございました。

今年度より「自由研究発表」を受け付けましたが、いずれも好評でした。
「法教育」の研究水準の高さを実感しました。

午後の東京大学・川本先生による基調講演も、先生の研究履歴をベース
にしたお話でした。「正義とケアの教育」の必要性を丁寧にご説明されていたと
思いました。

最後に「発達段階と法教育」のパネルディスカッション。私も司会の大役を務めました。
横浜市立大学の長谷川先生からは初心者にもわかりやすく、ジレンマ事例を取り上げた
「法的発達」に関するご説明が中心でした。また最新の研究成果として、「素朴理論」
を始め、いくつかの「理論」の紹介がありました。

パネリストからは、長谷川先生のご説明に理解を示された意見や、テーマに対する「反論」
もありました。いずれも「なるほど」といった納得できるご発表だったと思います。

この企画は、これまでほとんど行われてこなかった心理学アプローチによる
「法教育」の礎にしようという「大望」を持ったものでした。
また、従来の小学校社会が、「同心円的拡大」の名のもとで、「できること」と「できないこと」
を峻別し、「できないこと」と想定される内容には小学校の先生方は手を出さない傾向にあっ
たと思います。その傾向を打破できれば・・・との思いもありました。

お話を伺って、授業構成論のレベルに落とすには、心理学理論との「距離感」を感じましたが、
一方で、調査を踏まえた授業づくりなど、連携の可能性を探ることの「必要性」も直感的に感
じました。

「できること」を少しづつ。これから進めていきたいと思っています。

なお、同じくシンポジウムの司会を務められた札幌弁護士会の綱森先生のブログに
綱森先生らしい?コメントが掲載されています。是非ご覧ください。

http://tuna-lre.jimdo.com/

また、「天狗の庭」(Y弁護士会、MK弁護士のブログ)にも、特に午前中の部会について
ご報告が掲載されています。ぜひご覧ください。

http://yaplog.jp/teng/archive/2076
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by yasuhirohashimoto | 2011-09-06 22:13 | 研究のこと | Comments(0)

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


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