法教育シンポジウムファイナル・回顧

過日開催されました法教育シンポジウムファイナルに参加してきました。

杉田敦先生から「リベラルデモクラシーと法教育」について政治学研究者の
お立場からご講演がありました。「法教育」(の推進)は「外野」から見れば「権
力に対する対峙(監視)」(権力のマイナスな側面によって生じる権力と国民と
の抑圧的関係:自由権の保護の必要性)と「権力への関与」(権力のプラスの
側面によって生じる権力と国民との生産的関係:社会権的な内容の実現)との
関連で、後者を重視しているように思われるが、両者の関係で整理されるべき
である?しかし、気をつけないと行けないのは、後者は「体制化」につながる可
能性があるということを認識する必要があること、また、私法教育の充実の意
義他、多々示唆を頂けたお話だったと思います。

また、東大ローと金沢大学法学部の学生さんによる法教育実践の報告は、
ローの学生さんと共同して授業を作ることの教育的意味を感じることが
できました。本学の学生さんと金沢大学法学部の学生さんとコラボで授業
づくりをするというのも良いかなと思いました。

一方で品川区の「市民科」による「法教育」実践は、規範意識涵養を直接的に
行うことを狙いとしていました。規範意識の涵養はあくまで「間接的」に行われるもの、
「法教育」はあくまで法の見方や考え方、法の原則の理解を重視すべきものだった
はずですが、、

最後の「公開法教育」は所用のため出席できず、残念でした。

運営に携わられた方々、ご苦労様でした。

下記ブログでシンポジウムの概要を知ることが出来ます。是非参考になさって
下さい。

http://yaplog.jp/teng/

http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20111127ddlk13100185000c.html
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Commented by 金沢大学法学学生 at 2011-12-01 20:43 x
本文に出てきた「金沢大学ロー」の学生の一人です。いきなりコメントして申し訳ありません。お分かりかもしれませんが、我々はロースクール生ではなく学部生です。活動を紹介していただきありがとうございました。
by yasuhirohashimoto | 2011-12-01 00:00 | 研究のこと | Comments(1)

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


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