inニューブランズウィック(3)。

ニューブランズウィック滞在三日目。この日が一番ハードでした。

ラトガース大学のイーグルトン政治センターにて、マット-先生から
ラトガース大学が取り組んでいるRU Readyプロジェクト(政治参加
に関するプロジェクト)について説明を受ける。

なにぶん早口であまり聞き取れなかったのですが、政治学専攻の
大学生が高校で「政治参加教育」を実施するプロジェクト。大学生が
学校現場で教えることで、自分たちが習得した知識を用いて説明を
行い、知識を確実なものにする?高校生は大学の教育について、
理解を深めることを目的としているようです(ラトガース大学への進
路決定を後押しすることが真の目的?)。

ただpolitical skillという言葉がキーワードのような気がしました。
このskillを大学生が身につけ、高校生も習得させることが重要だ
といっていたような気もします。

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その後で、このRU Readyプロジェクトを行う場に立ち会いました。
エディソンハイスクールでの授業見学です。

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授業の概要は、自分たちが実現を願う「政策」について、その「政策」を実現するための
方略にはどのようなものがあるのかをグループに分かれて提案させ、それを実際に生徒
にやらせてみる。

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例えば、プラカードを作ってみよう!という「方略」を考えた生徒は、その「政策」に関する
賛否を示すプラカードを実際に作成する。

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この授業の後で、この授業を受けてみての感想などについて生徒たちからヒアリングしました。

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遅いランチを食べた後で、ラトガース大学の、初等教育と中等教育の「社会科教育法」の講義を参観しました。講義を半分づつしか見ていないので、拝見した内容についてのみ言及しますが、中等の授業は、エングル・オチョアの「意思決定モデル」を参考にして、チャータースクールの財政支援に関する論争問題をどう授業化するのかといったことに関する演習、初等の授業は、大統領選挙の学習について学習の組織化の論理としてのステーション方式を採用し、大統領選挙の学習の授業づくりを体験させる?といった演習でした。

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講義が終わった後で、中等教育担当の、学校現場での長い教員経験を経られた先生と懇談。

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今回の渡米を総括して、一番面白かったのは、この「社会科教育法」の講義でしたかね(苦笑)。
非常に緻密に講義が組まれていました。特に中等教育の講義の方法については感銘を受けました。
これまで比較的橋本が「授業づくり演習」をするときには、学生さんの希望を重視してテーマを決めて、
グループに分かれて授業を作ってもらっていました。ただ今回拝見した中等教育の講義の方法は、
授業のプロセス(「意思決定モデル」)を踏まえた、また、論争問題テーマも教員が設定し、それに
関する授業づくりになっていて、その論争問題テーマの内容(論争点など)についても教員がしっかり
理解し、そして、どこを調べれば良いかを把握した講義展開になっていました。

自由にテーマを決めて授業を作る「前段階」の講義として適切だなあと感じました。

ニューアーク(10:45)→成田国際(翌日15:00)CO79
成田国際(17:55)→小松(19:15)NH3116

翌日、無事帰国しました。
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by yasuhirohashimoto | 2012-03-27 00:00 | 研究のこと | Comments(0)

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


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