道徳教育の学会に参加してきました。

過日、道徳教育の学会に参加してきました。

法と道徳の「理論的」違い、などは、これまでも
「法教育」を「体制化の道具」として批判してきた
研究者などによって、強く主張されてきたし、こ
の「理論的」違いを教える授業プランも開発され
てきたと思います。

橋本も「法教育」と「(従前の)道徳教育」は何がど
う違うのか、について、昨年度の全社学でも発表
したし、これまでにもいくつかの文献で指摘してき
ました。

ただ一方で小学校で「法教育」的な学習を行う場合、
社会科では時間数的にも限界がある。特別活動の
時間を使うにも同様の課題がある。うまく道徳の
時間を使えないだろうか?といった思いも持っています。

また従来の「道徳教育」を「法教育」的に改善することで、
「道徳教育」が持つ「問題性」を改善できないだろうか?
といった問題意識も持っています。

そういった現在の「道徳教育」への「思い」もあり、道徳
教育の学会に参加してきました。

今回は「新学習指導要領における道徳教育」をテーマに
シンポジウムが開催されました。

「生徒が泣いて感動していた、それを態度に表し、言葉に
することが大切」「子どもたちが葛藤する問題状況の教材
化が必要」などなど。

旧知のS調査官が「道徳教育では素材が大切!」とおっしゃ
っておられましたが、やはり素材中心、そしていかに道徳的
価値を子どもたちの内面にすとんと落とすのか、そのための
最善の方略は何か、に提案の焦点が当てられていました。

まあたまたま、このシンポジウムがそうなったのかもしれませんが。

そんなこと、昔から議論されていたのでは、と思います。
S調査官の言う「不易と流行」の「不易」でしょうか。

では「流行」はデジタル化??

何か違うような気もします。

現在の道徳教育を根本から変える議論をしていく時期に来ているのでは、
門外漢はそう思った次第です。
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by yasuhirohashimoto | 2012-06-15 00:00 | 研究のこと | Comments(0)

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


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