日本弁護士連合会「市民のための法教育委員会」(201211)。

過日標記の会議が開催されました。
今回は、委員会の後半に松原市中央小学校に
以前勤務されていたT先生の講演がありました。

委員会での議論は次回の委員会とまとめて報告するにして、、
T先生のご講演は、松原市中央小学校での「法教育」
の取り組みとその成果と課題についてのご報告でした。



松原市中央小学校は「法教育」に熱心に取り組んできており、
小学校1年生から6年生までのカリキュラムを立案した日本で
最初の学校だと思います。

カリキュラム立案に当たっては、小生や大阪弁護士会の諸先生方も
助言したところですが、やはり同校の所属していた諸先生方の英知の
結晶だと思います。

研究指定校が当たっていた頃の熱心さに比べて、最近は少し、惰性的に
なっている感もあるようです。

また、最近大阪は数年で先生方が大幅に入れ替わりますので、「法教育」
のことがよくわかっている先生が異動になると、、それこそ、「存続の危機」
に立たされます。

管理職や諸先生方との意思疎通も大切ですが、「法教育」をやることの意義
がいまいち伝わっていない、実感できていない、とのT先生のコメントを聞いて、
目から鱗が落ちたような気がします。

我々は市民性教育として積み上げ型でやっていくことが理想的な市民を育てる
ことになると「理想型」で語りたがるところがありますが、どうも現場は、この授業を
してどれだけ、子供が寛容的になったのか、言葉遣いが丁寧になったのか、といった
点で評価をする傾向があるようです。そうなると、「効果が見えにくい法教育」よりも
人間関係スキルのような何を学ばせて、そうすることでどのような影響があるのか、
が見えやすい教育を指向しがちになります。

ただそれで良いのか?即時的な教育だけで良いのか??

もう少し長い目で見て頂けないかなあと思っています。

T先生にはわざわざ東京まで足を運んで下さり、ありがとうございました。
本当に感謝しています。
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by yasuhirohashimoto | 2012-12-09 00:00 | 研究のこと | Comments(0)

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


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