学級経営・授業に生かす! 教師のための「マネジメント」・・・
2013年 01月 21日
長瀬拓也・岡田広示・杉本直樹・山田将由編
西日本教育実践ネットワーク著
学級経営・授業に生かす! 教師のための「マネジメント」 明治図書出版
過日、長瀬先生よりご恵送頂きました。いつもいつもありがとうございます。
日々の学級経営の仕方、年間を通じた学級経営の実践の具体、生徒指導
の方法論が示されている書籍です。
ここ数年、団塊の世代の大量退職により、大都市を中心に若い20代の先生方
が急激に増えています。橋本が関わっている大阪の某小学校は、3分の1近く
が、20代の先生方と聞いています。今後もその傾向が強まるでしょう。
また現在の教員の年齢構成が、ちょうど40代前半から30代後半が少なく、
いわゆる「中堅層」が欠けている状況で、50代の先生方と20代の先生方が交わって
研修していく、そういった方法論が望ましいのでしょうが、年齢層のギャップもあるで
しょうし、なかなか難しいところもあるかもしれません。
その意味では、長瀬先生中心に「若手」の先生方が、超「若手」の先生向けに
学級経営のノウハウ本を出すことは意義があることだと思います。「若手」の目線で、
学級経営が語れる、ということです。
とかく、年齢層が高いと、「こんなこともわからないのか」と言われそうなこともあり、
超「若手」の先生は、聞きづらいこともありそうですが、そういった超「若手」の先生
心理も踏まえて書かれているのだなあと思いました。
今後研究方法論で書籍を出すようですが、この本同様、ここまでハードルを下げて
執筆者は書けるのか?それが、新しい書籍が「斬新」か否かの評価の分かれ目にな
ってくると思います。