インディアナポリス・ポートランド出張⑤。

ポートランドの最初の訪問先はClassroom Law Projectです。
ポートランドから、S大学のI先生とT大学のW先生が同行されました。



http://www.classroomlaw.org/

この組織はオレゴン州「土着」の法関連教育団体と言っても良いと思います。
全米規模のカリキュラムであるStreet LawやCCE刊行の様々な教材を
学校現場で実施しています。何より裁判所の中にこの組織はあり、court
courseを中心に活動しているようです。

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ということになると、活動の中核はmock trial(模擬裁判)ということになります。
ヒアリングでは、同組織によるmock trialの話を聞くことが出来ました。
幼少期から高校生段階まで幅広く民事や刑事の教材を開発していること、
mock trialを行う意義としては、mock trialを通して正義や公平感覚
を身に付けることができること、事実認定や手続き法について学ぶこと
ができることなどを上げていました。

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また、児童・生徒の分析力が付くとか、良い市民になれるとか、憲法の理解が進む
とか、まあありきたりな意義を語っていましたが。

同団体を訪問しての感想ですが、幼少期のmock trialの教育的意義を再考する
必要があるのではないかということです。同団体の方がおっしゃっておられましたが、
幼少期でmock trialを行う意義は前述した内容のうち、正義や公平感覚を身に付ける
こと、とおっしゃっておられました。高校生になると、日本でもそうですが、どうしても、「技
術志向」が高まる傾向があります(高校生模擬裁判選手権が「エリート主義」と批判される
所以でもあります)。ただ幼少期は発達段階上、「技術志向」にはなりえません。同団体の
幼少期のmock trial を翻訳して分析してみたらどうか、と思いました。
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by yasuhirohashimoto | 2013-03-01 00:00 | 研究のこと | Comments(0)

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


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