インディアナポリス・ポートランド出張⑥。

ポートランドの二つ目の訪問先はThe Center for Spiritual and Ethical Educationです。



http://csee.org/

訪問先は小さい事務所ということで、待合場所にExecutive DirectorのD.Straight氏にお越し頂き、ヒアリングを行いました。

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このヒアリングは、キャラクターエデュケーションにおける道徳的な価値(正義、責任・・・)といったものと、法関連教育で扱う価値の「同一性」と「相違性」を同団体がどう位置付けているのかということ、法関連教育団体とのコラボがあるのかといったこと、また、子どもの発達段階とこれらの価値教育との関連をどう位置付けているのかということ、などについてお聞きすることを目的としています。

結論から言えば、キャラクターエデュケーションと法関連教育の関連性は意識されておらず、道徳的な価値と法関連教育で扱う価値を関連して考えてはおらず、それぞれ独自に教材などの作成を行っているということが明らかになりました(まあ、当たり前ではありますが)。そもそも先に訪問した団体でもキャラクターエデュケーションの話をすると「え?(なぜそれを聞くの?という、え?)」という反応でしたので。ただ心理学者との連携はキャラクターエデュケーションは進んでおり、同団体の場合、まさしく心理学のロジックで教材開発が行われていること、また、古いカソリックの価値を教え込むトマス・リコーナーによるキャラクターエデュケーションが強く押し出されている全米の現状とは一線を画し、またコールバーグの価値葛藤、価値明確化を否定的な立場で教材を開発しているところに同団体の特色(「第三の道?」)があることもわかりました。
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by yasuhirohashimoto | 2013-03-02 00:00 | 研究のこと | Comments(0)

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


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