台北出張②。

台北出張の続きです。



訪問したのは、民間公民 與法治教育基金会です。
また今回ご一緒したのは、M大学のY先生とI弁護士会のG先生です。

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同団体は1995年に設立された「民間司法改革基金会」の後継組織?なのでしょうか(
この点を確認するのを忘れていました、同会に所属していた有力メンバーは民間公民~
にも所属していますので)。とにかく、台北弁護士会とロータリークラブが共同して作った
組織と言って良いでしょう(有力メンバーは他に司法関係者、教員のようです)。

民間公民 與法治教育基金会は、アメリカの公民教育センター(CCE)が作成した法教育
教材を翻訳し、それを出版、台湾全土の小・中・高、大学での実践に力を注いでいる団体
です。たとえば、日本でも翻訳されているFoundation of Democracyや、Project
Citizenなどは台湾でも翻訳され出版されています。(写真はプロジェクト・シティズンの
ポートフォリオです;ある小学校の児童が、水場が少ないといった問題を取り上げ、その
設置場所の候補を子どもたちが議論し、その候補場所のメリット・デメリットを考え、設置
場所候補を絞り、学校長へ提案するといった内容です)。

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まずお会いしてお話を聞いたのは、そのロータリークラブの「幹部」周瑞延さんです。
とにかく情熱的な方です。台湾で行われていたのは「愚民教育」だ!と殊更強調されていました。
「民主主義教育」が国民党政権下では行われていなかった。アメリカ型法教育を知ってから、
その有効性・可能性を強く感じた、政府に任せておいては何も始まらない!!台湾で「民主主義
教育」を拡げるためにはお金を惜しまない!!ということです。現在もロータリークラブから同団体
には多額の寄付が行われており、出版物の売り上げとともに同団体の屋台骨を支えています。

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台湾の総統民選が始まったのは1996年。それまでは政治体制が民主化されていなかったという
こと、そういった歴史的な背景もあるのでしょう。また、「愚民教育」の改革にも力を注ぐことが、
台湾を真の民主主義体制として作り上げることになる、との強い思いをお持ちなのだということ、
それがひしひしと伝わるヒアリングでした。
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by yasuhirohashimoto | 2013-04-11 00:00 | 研究のこと | Comments(0)

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


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