台北出張③。

台北出張の続きです。



周さんとご一緒にお話を伺ったのは、元小学校教諭の陳姿吟さんです。
陳先生は、昨年度小学校を退職し、小学校教諭時代は、同基金が出版
した「責任」(Foundation of Democracyの一つ)の小学校版を編集・
校正を担当したり、先生方へのトレーニングを担当されたとのことでした。

陳先生からは、児童・生徒がどのような場面で法教育を受けているのか
について興味深い話を聞きました。

通常の学校の授業とは別に台湾では、夏と冬に「キャンプ」(2週間程度、
勉強のための集中合宿もしくは日帰り合宿)が行われている。その際に、
たとえば、前述した「責任」の授業を6時間程度行うといったことをしてい
るとのことでした。仏教団体が行う「キャンプ」ということですが、特定の
宗教団体が行っているというイメージではなく、慈善団体と学校が共同
してキャンプを行っていると行った印象でした。

また台湾の児童は「自分の意見や思いを伝えるのが苦手」なようで、
そのような児童が身の回りの法的問題について考察するといった法教育の
授業を受けると「意見を言いやすいのでとても面白がる」とのことでした。

次に弁護士の顔榕さんからは、年に1回基金が行う教師トレーニングの会
について説明がありました。全体の参加者は40名から60名で、うち弁護
士は50名程度が参加する。その内容は、CCEのテキスト翻訳版を受講者
が体験すること、のようです。体験し学ぶ、そして、その学びを生かして学校
現場に出て授業を行う、といったサイクルの実現をねらいにした研修講座を
しているとのことでした。
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by yasuhirohashimoto | 2013-04-12 00:00 | 研究のこと | Comments(0)

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


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