ドイツにおける後期中等公民的教科目の学力像。
2013年 04月 30日
服部一秀、ドイツにおける後期中等公民的教科目の学力像-新旧のEPAに着目して-、山梨大学教育人間科学部紀要、第14巻、2012年
服部一秀、公民的教科目における租税政策検討力の育成-ドイツにおける事例-、山梨大学教育人間科学部附属教育実践総合センター研究紀要No.18、2013年
前者は、ドイツのアビトゥーア試験の分析を通して、後期中等段階でどのような学力の育成をドイツが目指しているのかについて明らかにした論文、後者は、やはりアビトゥーア試験の分析を通して、租税学習の結果どのような資質・能力を育成しようとしているのかを明らかにした論文です。
先生はここ数年、アビトゥーア試験の分析に専心的に取り組んでおられます。ドイツでは、「事実・分析コンピテンス」「判断コンピテンス」「行為コンピテンス」「方法コンピテンス」の4つの「部分コンピテンス」の視点からアビトゥーア試験が行われているのですが、それぞれのコンピテンスと試験問題との関係性が具体的によくわかる論文になっていると思います。
是非ご興味のある方はご一読されてはいかがでしょうか。
服部先生、いつもいつも御論考をご恵送頂き、ありがとうございます。ここに記して厚くお礼申し上げます。