お茶の水女子大学附属中学校研究大会(2013)。

過日、標記の研究大会に参加してきました。



標記の研究大会に初参加。今回は、法と教育学会の質問紙ワーキング
でお世話になっている、同中学校のT先生が研究授業をされるというこ
とで、授業を拝見。

授業の内容は、赤穂事件を当時の関係者などの「証言」を踏まえ、幕
府による裁断を生徒が評価する授業で、とても興味深く感じました。

とかく「忠臣蔵」のイメージが強く、赤穂事件を肯定的に捉える傾向が
世の中にあることを前提に、それは本当に「正しい」のか?を中学生に
問いかける授業で、とてもチャレンジングだった思いました。

ただ、生徒自身の認識が少し浅く、判断根拠の妥当性が問われるものが
あった点はいささか残念でした(全員死刑など)。

上記の問題を解決するためにはどのような発問・教材が良かったのか、
焦点を絞って議論すれば良かったのか、再考する余地があると思いました。

また、最後に私刑の禁止といった「現在的な視点」が登場しました。
社会科(歴史)の学習として適切だと思います。あくまで、歴史を歴史
として学ぶのでは無く、社会科は、現在の社会をよりよくわかるために
歴史を手段として用いる、そういった趣旨を踏まえると、歴史を通して
現在を見るという学習になっている点は、評価できると思いました。

以上が同授業を拝見しての感想です。T先生、今後ともお世話になりますが、
どうぞ宜しく御願い致します。

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by yasuhirohashimoto | 2013-11-28 00:00 | 研究のこと | Comments(0)

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


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