「有権者科研」のこと。

「有権者科研」はフィナーレを迎えました。



12月には岡山で最終報告会、2月には松山でワークショップと、
精力的に活動しています。

政治教育はこれまで、教育基本法における「政治的中立性」の問題
もあり、また、教員のイデオロギー問題も絡んでいました。

公民教育は、政治教育もそうですが、経済教育、法教育、いずれも
イデオロギーに左右される側面を持っています。

ですので、「脱イデオロギー」を図るべく、学習指導要領上の公民教育
は、イデオロギーとは一定の距離を取るべく、特に近年では、概念・理論
の教育となることで、「開かれた価値観形成」を目指していたといっても
過言ではないでしょう。

一方で、これまでの政治教育が「積極的な有権者・主権者」を育てていたの
か、といった批判は以前からありました。

しかし、実際は、直近の都知事選にもあるように若者の政治意識は偏り?はあり
つつも、意識は形成されているので、政治に対する興味・関心はない、とは断じ
ることはできません。

そうすると、「有権者・主権者教育」では何を目指すべきなのか。

最近、橋本は有権者の「政治行動」を批判的に見ることができないのか、そうする
ことが、「有権者・主権者教育」の根本になるのではないか、と考えています。
本学の院生が作成した修士論文を発展した研究ができないかと模索しています。

これからは、経済教育、法教育だけではなく、政治教育のあり方を検討すべき時に
きています。

今後の同科研がさらに発展的な研究になるよう小生も微力ながら、頑張っていきたいと
思っています。



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by yasuhirohashimoto | 2014-03-01 00:00 | 研究のこと | Comments(0)

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


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