クォーター制のこと。
2014年 03月 01日
実は、福井大学も「クォーター制」の実施について検討しており、橋本が、全学の作業部会に
教育地域科学部から出ています。
「クォーター制」は、単純明快です。これまでの前期・後期を半分に分けて、一つの講義を
前期(1)に2回行うことで、講義を終了する。つまり、講義の「密度」を高める制度とい
って良いでしょう。
学生にとってみれば、同じ講義を週2回受講する、ただそれだけです。
一方で、教員の立場から考えれば、例えば、前期(1)に講義を集中させれば、前期(2)が
手空きになる可能性もあります。そうすることで、前期(1)は教育に、(2)は研究に専念
できるといったメリットがあると言われています。
ただ、教育養成学部では、なかなかそうはいかない。
学生にとっては、1・2年次の過密履修の問題があり、結局クォーター制を導入したとしても、
留学ができやすいといった「クォーター制」のメリットは享受できない。これが現実です。
では、どうすれば良いのか。
学生が取得する免許の数を制限し、文科省が言うところの「学修時間の確保」を行うのか、
でも、それが学生にとって取得する免許の数が制限されるが故のデメリットが生じる。それが、
学生のためになるのか、、「単位の実質化」が言われているが、なかなか道のりは厳しいものが
あると思います。
いずれにしても、本学部の学生にとって、最もメリットがあるのが、どのような制度なのか、その
点だけを考えて、会議に臨みたいと思っています。