金融・経済教育のこと。

なかなか話題にしてこなったこと。



本学の学部生・院生には研究を勧めており、例えば、パーソナルファイナンスや、
行動経済学を援用した授業開発などを行ってきました。

行動経済学はとても興味深く感じていたのですが、ある経済学者と話をすると、
「眉唾物」と否定的に評価されます。

人間の行動は、心理的要素で動いている点もあり、それを科学的に検証すること
自体に意義があると思うのですが。

全ての社会現象を科学化し、検証していくこと。社会科学の当然の営みが、社会科
の基盤です。

それなくして、社会を分析的に検討できませんし、子供の発想ばかりに頼ると(子供
子供ばかり言っていると)、何のために社会科の授業をしているのか、わからなくなり
ます。

一方で教師もセンター試験の高得点といった目標観ではなく、、市民を育てる、社会を形
成する当事者を育成するといった観点で、社会科授業を展開してもらいたいものです。

概念・理論を注入するのではなく、概念・理論を使って、社会の問題の解決の在り方を
考える市民を育てること、今の学習指導要領社会科・公民はそこからずれてはいないと
個人的には考えています。ただ、そのプロセス(カリキュラム編成)がそれで良いのか、
については議論しなければいけないと考えています。

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by yasuhirohashimoto | 2015-06-25 00:00 | 研究のこと | Comments(0)

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


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