道徳と生徒指導と法教育。

標記について考える。



社会科は生徒指導と結びつきにくい感が個人的にはありますが、
道徳は生徒指導と結びつきやすく、それが授業構想に反映され
る傾向にあると思います。

先日、ある道徳の指導案を拝見しましたが、生徒のルール観
(「自分なりの理由付けで決まりを破ることを是認する」等)
や生徒の生活態度(「授業中に寝ている」等)を踏まえ、そ
のルール観や態度を「打破」するために、道徳の授業を組織
する。

そして、作られた授業は、「ルールは理由があるのだから、
絶対守らないといけない」。このことに気付かせることが目的。

ここで示される「ルール」は、「授業中に寝てはいけない」と
いったモノも含まれています。

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この授業の評価は恐らく子供がどう変容したのか、これに尽きる
と思います。この授業を構想した先生は、今いる眼前の子供たち
の教育をどうすれば良いのか、それを考えている。今いる眼前の
子供が「変わらない」と教育ではない、と考えている。そう解釈
するなら、市民性教育、将来の市民を育てるといった発想の法教
育とは異なる立場なのかなあと感じました。



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by yasuhirohashimoto | 2015-07-03 00:00 | 研究のこと | Comments(0)

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


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