【パリ訪問2015②】高校、道徳・公民。

続きです。



フランスでは、今年度から「道徳」と「公民」の授業が一体化されました。
今回報告する授業を参観する前に、「道徳・公民」について、Sandra
Beltrame先生にその概要について意見を聞きました。

■公民に「道徳的な観点」を入れてみた
■市民性教育として政治的な問題に関心をもってもらいたい
■議論を小さいグループで行う授業になる

政治的な問題は、道徳的な観点と切り離せない、、、
この場合の道徳は「社会道徳」だろうと思います。
シャルリー・エブド襲撃事件の影響もあり、同先生は、
社会問題の議論を重視しているとのことでした。

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今回拝見した授業、合計三つ拝見しました。
一つ目の授業は、「持続可能な社会」を取り上げて、持続可能
な社会の良い点、低成長する理由などについて追究していく
授業。「生産性を追い求める、また、労働の「質」が低いことが
環境に悪影響を与える」といったことに言及する、また、「個人の
幸福は労働時間を減らすことでもっと豊かになる」といったこと
にも触れる。「週35時間に減らしたことで労働の質は上がった」
と強調していました。二つ目の授業は、ユニセフの「パリマップ」
といった国際計画プロジェクトに生徒が参加する、それは、地球温暖化
問題に関連して、ビデオを作り、経済担当副大臣の前に主張する。
そのための準備の時間。三つ目の授業は、「文化的な習慣」に
関する授業。「中国のある町にある、男性は働かず、女性だけが
働く町」の様子をビデオで視聴させ、そのビデオの内容を確認する
授業でした。

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先生の思想性がかなり強く出ていますね。特に1時間目の授業は、もう少しバランスが
必要・・・と思いました。「道徳・公民」も今年度からなので、「公民」色が強いですね。
もう少し「道徳」色のある授業を参観したかったです。
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by yasuhirohashimoto | 2015-10-20 00:00 | 研究のこと | Comments(0)

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


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