「メディアと社会」の実践(7)
2016年 03月 01日
「メディアと社会」の3時間目は、メディアと「権力」との関係。
「放送局の報道姿勢に対して、この報道姿勢が続けば、民間企業
がスポンサーを降りると述べた件」「国家が放送局の報道姿勢が
不公正だと判断し、放送中止を求めた件」。この二つの問いを、
生徒が考える授業。
生徒からは、「この報道姿勢」とあるが、「放送中止」にする
と判断した場合、放送局の全ての番組なのか、一つの番組なのか?
といった質問や、民間企業がスポンサーを降りることの意味(他の
スポンサーを探せば問題ないのではないか)を問う質問。国家が
「不公正」だと考えた理由、等、本質的な問いが出されました。
いつも感じるのですが、生徒に判断を求める場合の問題の設定の
仕方。「国家権力が圧力を放送局にかけた」といった印象を与える
と、「圧力」という言葉に生徒が反応するということ。また、
「一つの番組」なのか、「全ての番組」なのかで判断が変わるという
こと。
事例を作り込むのが良いのか、自由に考えさせるのが良いのか、、、
いつも自問自答しています。
ちょうどこのような記事も掲載されており、タイミング良く、論争問題です。
しっかり時間をかけて、「報道の自由」について考えさせたいですね。
http://www.asahi.com/articles/ASJ2Y5HH6J2YUCVL01Z.html