子どものための哲学inハワイ。

子どもが哲学する、その現場に行ってきました。



「子どものための哲学」。それは古くて新しい問題。
小生が大学院生の頃、指導教員のI先生に、リップマン
の主唱する前述のテーマを分析してはどうかと勧められました。

結局、小生は、自身で判断して法教育研究を進めてきた
のですが、もちろん、リップマンにも関心がありました。

現在、GK専門学校に勤めているF先生が
本格的に研究されていましたが。

その現場に立ち会うことになろうとは。

まずは、写真から。

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「子どものための哲学」は、いろいろなバリエーションから成り立つ。
示した写真の授業は、「黒人が学校に登校することを拒否する事例」。この事例に
含まれる「問題」を考察していく。そして、「ボンボン」を円形になった子どもたちの間
で「投げ合い」、発言を求める。

「子どものための哲学」の意味は、「課題発見」である。

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何が課題なのか、どのような課題を探求するべきなのか、子どもたちに投票させる
ところからスタートする。そのため、小さい白板に子どもが追究したい問いを示す。
そして、投票にかける。

その問いに対して、子どもたちが意見を言い、質問を出す。そして、質問に答えてほしい
子どもに「ボンボン」を投げる。授業の最後に、今後追究したい問いを書く。

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この学習プロセスの中で発揮するのが「定式化された問い」。

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そして、子どもたちは回答に奮闘する。

「子どものための哲学」では、「課題発見」「課題づくり」がキーポイントになる
と思いますが、上の学年になれば、「課題発見」「課題づくり」までの下準備に
時間を費やすようです。

まあ、そうでないと、質の高い課題にはならないので。
当たり前だと思います。

今回の旅程では、「探究」学習のあり方のヒントをもらった気がします。

また、小生は以前にもハワイを訪れています。その際は、ピア・メディエーション
の調査でした。ハワイは、本土と比べて、ピア・メディエーションも熱心ですし、
「子どものための哲学」もがんばっています。なぜハワイなのか?なぜ本土で
はないのか??

ハワイ独特の事情がそこに隠されていそう、そう思ったハワイ出張でした。
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by yasuhirohashimoto | 2016-03-02 00:00 | 研究のこと | Comments(0)

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


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