ジュニア・ロースクール福井2006 2日目

2日目は、小学生・中学生のクラスそれぞれで、「身近な紛争事例を子どもたちに合理的に解決させる」授業を展開しました。

■小学生クラス「みんながいやがる仕事」

小学生の学校生活では当たり前にある当番と係の仕事。またその仕事の決め方として、くじやジャンケンを手段として用いているケースが多くあります。このような状況下で、例えば負担の重い係の仕事について、その仕事をくじやジャンケンで決めることは「公正」なのか。この問題について、子どもたちに比較考量の手法や法的な観点で考察を促しました。

■中学生クラス「これも悪口のうち?-身体的な特徴をみんなに示すことの是非-」

中学生のA子、身長順に並ぶという「ルール」のために、「なぜ自分はいつも前なんだろう」といった「コンプレックス」を持っていました。それを担任の先生に訴えたという事例について、このような状況(「ルール」)が「公正」なのかを議論するために、「目的ー手段モデル(目的の正当性と手段の相当性)」を用いて、このルールが合理的なものなのかどうかについて考察してもらいました。

いずれの授業も、子どもたちから積極的な発言が出され、ほぼ教師の意図通りに授業展開することができました。特にこちらが子どもたちに気付いて欲しいこと。例えば、小学生クラスでは、「じゃんけんは決める前は『公平』だけど、決めた後は『公平』だとは限らない」こと等が発言されました。

この授業の様子は、ビデオに撮影されており、DVD化する予定です。また指導案についても、次回の法教育研究会で授業反省を踏まえ、若干の訂正を行います。その折りの議論についてはここにアップする予定です。

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by yasuhirohashimoto | 2006-08-15 18:35 | 研究のこと | Comments(0)

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


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