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吉備国際大学集中講義②

公民科教育法Ⅱの集中講義のため、年末と昨日・本日の4日間、大学のある備中高梁を訪れています。

公民科教育法Ⅱは夏の公民科教育法Ⅰの続きで、Ⅰの後半に教材研究し報告した内容を授業づくりの「条件」に従って、指導案化し、模擬授業を行うといった内容です;この作業は2~3人程度の班で行います。また、私の場合は、学生さんにⅠとⅡを通年履修してもらっています。

今回の授業づくりの主な「条件」は以下の通りです。

■(授業を貫く)主発問は一つで、「なぜ~」の問いで展開する。
■資料を読みとる中で生徒が疑問を持つ展開にする。
■生徒が興味を持つような工夫をする。
■問いと答えの流れがスムーズな授業にする。

教育法Ⅱに当たる講義は本学や兵庫県立大学で担当しています(県立大学はⅠとⅡを融合した講義)。授業づくりの「条件」は大学によって変えています。

今回の授業づくりでは、

■「なぜ国会にだけ立法する権利があるのか」
■「なぜ『豊かな国(先進国)』と『貧しい国(発展途上国)』が存在するのか」
■「なぜ若者の就業・職業意識に変化が起こっているのか」

など9つのテーマ(9つの班)で指導案化・模擬授業を行っています。

本日これから、3つの班が模擬授業をし、この集中講義は終わります。模擬授業を踏まえ、指導案を訂正し、グループレポートを作成してもらいます。皆さん、かなりハードな4日間だったと思いますが、後ひと頑張り、ご苦労様です。
by yasuhirohashimoto | 2007-01-06 10:10 | 教育のこと

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


by yasuhirohashimoto