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生活教材研究①

今年度も昨年度に引き続き、生活教材研究を担当しています。
本来なら今年はT先生がご担当だったのですが、諸事情により私が担当しています。
昨日は、「恒例」の田植え体験でした。

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昨日は福井も好天で気温も28度まで上がりました。
5限目の授業ですし、移動時間もありますので、田植え体験は夕方5時前開始なのですが、さすがに春ですよね。夕方でも明るい。学生さんはそれぞれが車に分乗して(何人かは自転車で)、田圃がある、附属自然教育センターにやってくる。まず最初に田植えの方法について、センターの方から説明を受けた後で、田圃に移動。100名近くの学生さんが裸足になり、田圃の中に。経験のない学生さんが多かったようで、見よう見まねで田植えをしていました。

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今回の田植えは、生活科でよく行われている「稲作」の授業の「第一歩」を学生さんに経験してもらっただけ。学校現場では、田植えを子どもたちにさせ、成長記録を取らせるといった形態が往々にして行われています。ただ、成長記録を取らせるだけでは、生活科本来の目的である「知的な気づき」に到達しにくい。今回の田植え体験だけでは、「稲作」の授業の問題点はつかめないでしょう。本来は田植え体験の後の講義で「稲作」授業を取り上げるべきなのですが、生活教材研究はタイトなスケジュールになっており、難しいのです。今後講義の進め方について検討する必要があるでしょうね。

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田植えが終わった後、センターの方から、畑に植わっているキャベツを頂きました。やっぱり取り立てのキャベツは甘くて美味しいですね。
by yasuhirohashimoto | 2007-05-15 12:53 | 教育のこと

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


by yasuhirohashimoto