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8月も終わり。

今日で8月も終わり。今年は、例年に比べそんなに忙しい感じではなかったですね。
というのも、昨年までお盆明けに予定されていた兵庫県立大学の集中講義が9月最終週に移ったことも影響したのでしょうか。

「法教育」に関する仕事も、昨年よりも増え、熱心に取り組んでおられる学校があることはとてもうれしいことです。

今日の朝日新聞には、学習指導要領改訂の「中身」として、小学校の授業時間増について1面で取り上げていましたが、紙面を読んでみると、

「文科省は、教育課程部会に示した『基本的な考え方』で、思考力や判断力、学習意欲、学習や生活の習慣、体力などに課題があると指摘した」

とあります。思考力や判断力、学習や生活の習慣等は、法関連教育の内容とも関わりますので。法関連教育がその内容・方法とも充実され、拡大することになればそれはそれで楽しみですが、法関連教育の本来の姿(「規範意識の向上」が最終的な「行き着き先」にはなるが、直接の目的ではない等)を見失わないように今後も注意しないといけないと思っています。

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明日から9月、北陸は「秋の長雨」の様子。気温があまり高くないのはありがたいですね。
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by yasuhirohashimoto | 2007-08-31 10:33 | 雑記 | Comments(0)

大阪府松原市中央小学校 ピア・ルール部研修会。

昨日、見出しのタイトルの会合が開催されました。
松原市の中央小学校の研究についてはこれまで何度もブログに書いてきました。
今回は、本年度から発足した「ピア・ルール部(法教育部)」のメンバーによる研修会。

法教育初心者の先生もおられますので、昨年度6年生に実施した「権威」の授業を模擬的に先生方を対象に行った後で、意見交流を。また、私から「ルールのランキング」の授業を行った後で、2学期の取り組みについて報告されました。

2学期の取り組みについては、4年生から6年生にかけては、昨年度実施の内容がありますので、今年度実施する上でその内容が問題あれば(子どもの発達段階を考えれば全てのツールを使うのは難しい、状況設定が子どもにとって難しい)、その問題を解消するように指導案を変えれば良いとのアドバイスをしました。1年生から3年生までは今年初めてですので、今後その内容について工夫する必要があると思います。1年生と2年生については「学級経営に関わるルール」について学ぶこととなっていましたが、1年生と2年生について学年段階で「差別化」を図れれば一番良いと思っています(たとえば、1年生はルールを守ることを重視する、2年生はルールを教師が決めていく中でなぜあるのかといったこと、そしてルールの理由を踏まえルールを守らないといけないといったこと、また、たくさんある「学級のルール」で特に守らないといけないルールは何かを考えさせること等)。3年生については「学級のルールづくり」に焦点を絞って、「ルールを自分たちで作ったのだから守らないといけない」といった考え方に子どもが行き着くといったことでしょうか。4年生では具体的な紛争事例(正義の事例)をツールを使って解決することで、最終的に紛争解決のためのルールを作らせるといった流れ。3年生と4年生の「接続」を考える必要もありますので。

少し1年生から6年生までの全体を眺めつつ、構造化していくことを考える時期になっているようです。

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昨日はその後で「懇親会」。美味しいお酒を飲んで、心斎橋のホテルへ戻りました。
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by yasuhirohashimoto | 2007-08-30 09:16 | 研究のこと | Comments(0)

大阪府高槻市阿武野中学校③

昨日、大阪府高槻市阿武野中学校校内研修会に講師として参加してきました。

阿武野中学校は、「ルールづくりの授業」を本年度、全学年を通して行うことを予定しており、新採用の先生が増えた今年度、先生方に「ルールづくりの授業」の理論と方法をご説明するために、今回研修会が設定されました。

「ルールづくりの授業」については、ゴミ出しのルールづくりの授業を事例に、法教育推進協議会が作成したDVD(「はじめての法教育Q&A」所収)を用いて説明し、その意義を明らかにしました(ルール学習の事例として、ルールのランキングについても模擬授業しました)。また、今年度実施予定の2学年・3学年の「ルールづくりの授業」の指導案を説明いただいた後で、質疑・応答を行いました。

質疑では、主としてルールのランキングについての質問が集中しました。また、ルールづくりの授業の「ルール評価の観点」である「手段の相当性」について具体的に説明して欲しいという要望が出されました。

今年は後2回、阿武野中学校にお伺いする予定です。今までにない新しい試みを11月に予定していますので。今後、ブログにもその詳細をアップしていきます。

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昨日は研修会後、心斎橋のホテルに宿泊しました。今日は、松原市中央小学校の研修会が予定されていましたので。久しぶりのミナミ、道頓堀橋、そしてグリコ。昨晩はその辺りをウロウロしました(苦笑)。
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by yasuhirohashimoto | 2007-08-29 21:35 | 教育のこと | Comments(0)

内閣改造。

昨日安倍内閣が改造されました。「お友達内閣」と揶揄されていた前回と比べて、今回は「重厚内閣」なのでしょうか。

見方を変えれば、「元来た道内閣」なのでしょうか。

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私は仕事柄、文部科学大臣にどなたがなられるのかが一番気になります。
今回は伊吹大臣の留任。教育再生担当の首相補佐官も留任ということですので、これまでの路線を堅持するということなのでしょうか。

安倍内閣になってから、「教育改革」が矢継ぎ早。教育基本法の改正から学校教育3法の改正、教育再生会議の徳育新設の提言等々、、また初等中等教育だけでなく、高等教育(大学教育)についても「教員免許更新制度」も導入されることになりました。

教員免許更新制度は、ご存じの通り、一度取得した教員免許について10年後に更新するための講習を義務づけるというもの。現在、各地で文部科学省による説明会が開催されています。聞くところによると、講習は夏休み等ではなく、土日実施も考えているようです。また講習料は3万円程度とか。

土日などは現場は、部活動の指導があるはずなのに、その辺り、文部科学省はどう考えているのでしょうか。教員養成系大学の教官も土日も講習となると、研究する時間が益々無くなるような気がしますが。

教員の場合、義務づけられている10年研修もあり、その内容との差別化をどう図るのか(県の教育センターには多数の教員向け研修があります)。現場の先生が益々忙しくなるだけのような気がしますね。
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by yasuhirohashimoto | 2007-08-28 09:23 | 雑記 | Comments(3)

模擬裁判選手権・大阪大会(2)

昨日の続き。

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模擬裁判選手権に参加しての「感想」ですが、私自身、模擬裁判をすることの意義は法関連教育全体から見れば、大した位置を占めないと考えており、今もその考え方は変わってはいません。

しかし、子供たちの関心の高さ、熱心な取り組み具合を見て、模擬裁判は、法関連教育推進の「起爆剤」になるかもしれないとの印象は持ちました。これから2年後に迫る裁判員制度の実施を考えれば、、、ということもあります。模擬裁判のやり方次第で、中学生からも可能ですし(小学生からやっている学校もあるようですが、小学校では、他にもっとやっておかないといけない法関連教育の中身があると思います)。

今回の模擬裁判選手権ですが、やはり事前準備が可能な、証人尋問や、被告人質問、弁論、論告、等々は上手にこなしていました。しかし、「ぶっつけ本番」になる反対尋問は力量差が歴然としていましたね。

今後、「全国展開」していくことになりそうですね。楽しみです。
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by yasuhirohashimoto | 2007-08-27 10:49 | 研究のこと | Comments(1)

模擬裁判選手権・大阪大会(1)

先日見出しの会が東京と大阪で、今年初めて開催されました。

アメリカでは、以前から行われており、2006年度、オクラホマで開催された大会では各州の予選を勝ち抜いた44チームが参加しました。
今回日本では、裁判員制度の普及の一環として、そして、刑事裁判のプロセスにおける基礎・基本の習得を目指し企画されました。

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今年度はある事件の「証拠」(供述調書、実況見分調書、合意書面)に基づいて、生徒が予め争点となる部分を整理し、検察側・弁護側の各主張を自主的に組み立てるといったもの。2回の模擬裁判を通して検察側・弁護側それぞれを役割演技して、審査員は、それぞれの主張(立論・立証)を評価するというもの。

模擬裁判では、各校、検察側で被害者1名を含む4名、弁護側で被告人1名を含む4名を必要とし(ですから、1試合で検察・弁護側どちらかをするので、最低4名が必要になります;2試合やるので、検察側・弁護側両方を「経験」することになります)。

試合の流れは、以下の通り。

(1)検察官 冒頭陳述 (2)弁護人 冒頭陳述 (3)検察官 検察官請求証人尋問
(4)弁護人 検察官請求証人尋問 (5)弁護人 被告人質問 (6)検察官 被告人質問
(7)検察官 論告 (8)弁護人 弁論

事件のあらすじは、以下の通り。

彼女を包丁で斬りつけた強盗犯人は、玄関から逃げ去った。その後ろ姿を見ながら、彼女はある男の名前を呼んでいた。それは、夫の友人の名前。よく家に遊びに来ていた男だ。彼女は確かに犯人の顔を見た。その男の顔だったのだ。後日、彼は逮捕され、裁判が始まる。彼には自分にはアリバイがある、犯人ではないという。しかし、彼の作業着には彼女の血痕が。家の周りには彼の足跡が・・・(模擬裁判選手権2007 パンフレットより)

大阪大会の出場校は、以下の通り。

■香川県立高松北高等学校
■京都教育大学附属高等学校
■立命館宇治高等学校
■大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎

なお、各校には弁護士何人かが複数回指導のため訪れています。

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私は審査員として参加しましたが、詳しい事件の概要は事情があって示せませんし、評価基準も非公開ですので、ここには書けません。明日、この大会に参加しての「感想」をブログにアップしたいと思います。

ちなみに、8月27日(月)午後2時~3時のNHK「お元気ですか 日本列島」の中で5~6分程度、大阪大会の様子が放映されるようです。
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by yasuhirohashimoto | 2007-08-26 12:02 | 研究のこと | Comments(0)

ノースウエスト航空。

私が外国出張に行く際によく利用するのが、ノースウエスト航空。
私の場合、海外出張は渡米する機会ばかりだというのもノースを利用する理由の一つですが、何といっても、マイレージが100%貯まるのが、うれしい(日本の航空会社は70%とか50%ですよね)。

またここ数年、日本で飛行機を利用した場合に、その半券をファックスするだけで500マイルプレゼントされたり、現在は日本就航60周年キャンペーンで毎日出されるクイズに正解するたびに60マイルプレゼントされたり、日本の航空会社にはないサービスをしているのが、この会社の「良さ」。

また貯まったマイレージは、ノースウエスト航空の無料航空券だけでなく、JALの無料航空券に変えることもできるのが、この会社の「良さ」。

ただ、日本に就航している機体が古い場合があるのと、アルコールが有料なのが「玉に瑕」ですが(苦笑)、成田からアメリカ合衆国内に就航している都市も多くとても便利だと思います。

今年は、渡米出張が予定されていますので、今回もノースを利用しようかと。

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何かノースウエスト航空の「回し者」のようになりましたが(苦笑)。
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by yasuhirohashimoto | 2007-08-25 14:40 | 雑記 | Comments(4)

処暑。

処暑も過ぎて、その意味内容通り、北陸では暑さも凌ぎやすくなっています。
昨日は、最高気温30度をきったとか。今日は反転盛夏のような天気ですが。

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昨日全国ニュースを見ていると、扇風機が「バカ売れ」だそうで。
エアコンの設定温度を28度にして、扇風機を回す人が増えているとのこと。
設定温度26度の場合と比較すると消費電力が22%違うようで。

「地球環境に優しい人」なのか、「東京電力の見方」なのか。

それとも節約のためなのか。

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前もブログに書いたかもしれませんが、私の自宅にはエアコンがありません。
北陸の場合、夜は過ごしやすいため、そんなに必要がない・・・

はずだったのですが、今年は例外的でした。
エアコンを買おうか買うまいかと迷ううちに、処暑が過ぎ、秋の気配が感じられ始めました。

エアコン購入は来年改めて考えることにします。

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来週は、大阪出張が続きます。そうこうすると、もう9月ですね。
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by yasuhirohashimoto | 2007-08-24 09:23 | 雑記 | Comments(0)

ジュニア・ロースクール福井・2日目(3)

昨日の続き。

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ジュニア・ロースクール福井・2日目の中学生クラスでは、模擬調停が行われました。

サッカー部と野球部による校庭の使用に関する「紛争」について、弁護士を挟み子供たちが最終的に調停案を考案するといった流れになります。

校庭の使用に関する「紛争」は、以下の通りです。

【サッカー部の言い分(要旨)】

◎野球部がグランドを広く使っている。
→その結果、シュートやドリブル、パスの練習は出来るが、紅白戦の練習ができない。
→時々野球部のボールが飛んできて危険な目に遭うことがある(実際にサッカー部員の一人が
けがをした)

【野球部の言い分(要旨)】

◎グランドを広く使わないと練習にならない。
→打球を遠くに飛ばないように打っていたのでは練習にならない。

◎野球部が練習に使う内野のグランドがサッカー部によって踏み荒らされているのは問題。
→ボールのバウンドがめちゃくちゃになり、守備練習の時にとても危険だ。

以上のような言い分がある中で、それぞれ班に分かれて、中学生がサッカー部員役(藤島高校の高校生)と野球部員役(本学学部生)に質問をぶつけて、それぞれの立場の主張を理解していくことになります。

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本学の学生の感想(抜粋)は以下の通りです。

■中学生が自発的に質問することが出来ていない班があった。
→いきなりの場面設定でもあるし、また女性も多いせいもあって、この論題に興味もわかなかった可能性がある。

■サッカー部や野球部の主張を少し整理する工夫が必要だった。
→曜日や時間、場所などの項目に分けて整理したらどうか。子供が短時間で状況を理解する工夫が必要。

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場面設定や、学年段階を考えた授業の工夫は必要だったのでしょうか。

■今回の模擬調停のような活動は子供たちにとって非常に意義のある機会だと思う。また、法だけでなく、裁判の仕組みや調停の仕組みを今回の活動を通して知ることを通して、子供たちが自分の身の回りの問題や様々なもめごとを、自分たちの力で正しく、そして誰もが納得できるような解決策を見いだすための力を身につけることは大切だと思います。

模擬調停自体は良い試みですので、どう構成していくのか。今後学校現場で展開していく場合の方略も含め検討していく必要があるのでしょうね。
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by yasuhirohashimoto | 2007-08-23 11:27 | 研究のこと | Comments(2)

ジュニア・ロースクール福井・2日目(2)

昨日の続き。

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2つのものさしを子供たちが習得した後で、6つのルールをランキング。

(1)友達をなぐらない
(2)友達の悪口を言わない
(3)廊下を走らない
(4)信号を守る
(5)遅刻をしない
(6)給食を残さない

これらのルールを2つのものさしのうち、前者を縦軸、後者を横軸に置いた図の基で
(1)~(6)のルールがどの位置にあるのかを考えた後で、ランキングを行います。

(1)~(6)を図の上に置くことはできるのですが、ランキングは子供たちの間で
多少異なっていました。

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この授業を観察した本学の大学院・学部の学生さんの感想を以下に列挙します。

■児童にとってルールを考えるときには、内容が難しくて教師が思い描くランキングにはなりにくいけれども、今回は、2つのものさしがあるために児童はルールを2つの基準から考えることが出来ていた(学部生)
■今回「ものさし」として与えていただいた2つの尺度は、事態をよりい客観的に見て取るために非常に重要だと考える。社会の中で尊重されるべき価値尺度と、それを犯す被害の可能性の両方に照らして物事を判断するということは、社会生活をしていく上で非常に重要なことである。法という枠組みがあるからという理由以上に、人としての生き方において重要な指針だと考えるからである(大学院生)。
■ルールのランキングで明らかになった、子供の価値観と大人の価値観が明らかに違っていることを目のあたりにした今、子供を理解し、子供目線になることがいかに難しいことであるか再認識した(学部生)。

***
今回のルールのランキングの授業は、昨年本学附属小学校の1年生を対象にした授業をベースに高学年用に作り直したものである。中学年用の授業とともに、その詳細については、日本社会科教育学会埼玉大会で発表する予定である。
明日は、私自身拝見出来なかった中学生クラスの授業についてまとめます。
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by yasuhirohashimoto | 2007-08-22 09:20 | 研究のこと | Comments(0)

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


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