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日本公民教育学会第19回大会報告。

博多に泊まった翌朝、特急ソニックで一路大分へ。

今回で二度目の大分訪問。ちょうど昨年夏休みに開催された九州地区の高等学校公民科の先生方の研修会に参加させて頂いた以来です。

今回は、課題研究のコーディネーターを務めるという「大役」。
午前中の自由研究発表の間に、理事控え室で課題研究の進め方などを考えていました。

そこに同学会次期会長のK先生がお見えになる。

「橋本さん、大分には来たことあるんですか」
「二度目ですね。そういえば、先生は大分ご出身ですね」
「そう、さっき大分大学の学生さんにも聞いたんだけど、大分は他県から『侵略』されているんだよ」
「といいますと?」
「大分大学も大分出身者よりも福岡や佐賀県出身者が結構な数いたりする。元々江戸時代に小藩乱立していたことも影響しているのかもね」

「大分は大分でのまとまりがない・・・」というように解釈しました。私の解釈が正しいのか、わかりませんが・・・

午後からは、シンポジウム。最初どうなるかと思いましたが、結果としてなかなか面白いシンポジウムになりました。韓国からのK先生のレジュメに下線が引っ張ってあったのが、大学院時代の「特別研究」を思い出させてくれましたね。

そして「本番」の課題研究。E先生とご一緒にコーディネーターを務めます。私が司会を務めて、発表者のご発表の後で、E先生にふるという流れ。もちろん指定討論のK先生にもお話しいただく。

今回の課題研究のテーマは「公民教育と総合・道徳との新たな可能性」。今回の二組の発表者は、法を素材にして総合・道徳の授業を構成する場合、どう具体化できるのか。総合・道徳に、法を取り入れることによって、これまでの授業をどう変えるのか。それぞれをどう「豊か」にするのかについて、これまでにない新機軸の実践を報告されたと思います。その意味では、いずれも「良い発表」だったのではないでしょうか(ただ、総合の発表は、従来の総合の授業と比べて、法を取り上げることで総合をどう「豊か」にするのかについての説明が道徳の報告と比べて説明不足だった点は残念でしたが)。また、いずれのご発表も弁護士と現場教員のコラボによる授業づくりといった点も「新しさ」でした。

ただ指定討論のK先生からもご意見があったように、公民教育との関連が見えないといった点は大切な視点でした。また、同じくK先生のご指摘のように、小・中との連携をどう考えるのかについてもご指摘の通りです。

また「法と道徳」「法教育と道徳教育」の違いは、フロアーからご意見がありましたが、時間の関係で、議論ができなかったのは残念でした。両カギ括弧は「似て非なるもの」。ただし、交差して議論しないといけない論題です。後者は答えが出やすいでしょうが、前者は法学者の間でも議論になっている論題。答えは出ないでしょうね。

今回の大会には多数の弁護士の先生もご出席されました。これまでのような公民教育研究者だけでなく、様々な立場の人が様々な興味から大会に参加する。これぞ「開かれた研究大会」といえるのではないでしょうか。「井の中の蛙」ではだめです。
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by yasuhirohashimoto | 2008-06-27 08:18 | 研究のこと | Comments(0)

一路、大分へ。

更新が遅れて申し訳ありません。
毎日、どのくらい、ビュアーがいるのかは確認しているのですが、
今週に入って相当数見に来られているようなので、
さすがに「心理的圧力」がかかりました。
本日は、2本掲載します。

***
20日(金)から22日(日)にかけて、大分(福岡)に遠征しました。
金曜日は小松から福岡(博多)へ飛行機で移動。夜遅くの到着だったので、
博多に泊まる。

博多は年に1度程度出張で伺います。学生時代や現場教員時代は、
よく博多に遊びに来ていました。博多を訪れると必ず行くのは「博多ラーメン」のお店。

「一○」

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最近は関東地方にもたくさん出店しているんですがね。。

この店、色々な特徴があります。

まず、入店すると、チケット販売機。ここで、ラーメン券を購入。また、私は替え玉券も購入。

次に、空席表示のある席に移動。「行列ができる店」なので、空席表示を見て、空いた席に座ることになります。

そして、この店の一つ目の特徴がこれ。「味集中カウンター」

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画像ではちょっとわかりにくいかもしれませんが、まず縦に長いカウンターのみしかない店。そして、一人一人に仕切りがある。なぜなら「隣とお話をせず、よそ見をせずにラーメンを食べることに集中してもらいたい」という店主の思いらしい。

でも、実際は、「隣同士でしゃべってもらうと、食べるのに時間がかかり、店の回転率が上がらない。なので、回転率を上げるために、仕切りを付けている。すなわち営業利益を最大化するため」という「仮説」が立てられます。

そして、この店、先述したようにカウンターしかない店。四人がけの席などを作ると、場所をとりますからね。縦に長いカウンターのみとしているのでしょう。

すなわち「たくさんのお客さんを店に入れ、短時間でラーメンを食べてもらうことで、回転率を上げ店の営業利益を最大化にする」という「仮説」が立てられます。

込んでいる時は、さながら、ラーメンを食べる「ベルトコンベアー」の様相。

「思いや願い」では、社会の現実がわからない証拠のような事例でしょうか。

ただ、お店の名誉のために言っておきますが。「味は美味しいです」

***
今回はこのラーメン食べられませんでした。なにぶん、博多到着が夜遅かったので。宿泊は、博多駅前のコン○ォートホテル。ここは朝食が無料の割には「豪華」です。これまで色々なコン○ォートホテルに宿泊しましたが、博多のホテルの朝食は他のコンフォートホテルよりも良いですよ。おむすびやパンの品数も多いですし。

ということで、朝食後、大分へ移動。日本公民教育学会に参加するためです。学会の様子は後日アップしますね。
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by yasuhirohashimoto | 2008-06-24 15:51 | 研究のこと | Comments(0)

生活教材研究・体験発表会(2008)②

先週、学部の講義、生活教材研究の体験発表会二回目を開催。
今回の発表テーマは、以下の通りです。

□1班 われないシャボン玉をつくろう
□2班 そば打ち体験
□3班 ピーマンを育てよう
□6班 チョロQの駆動方法を理解し、身の回りのものでつくってみよう
□8班 スライムを応用した電池づくり
□12班 ホバークラフトをつくろう
□13班 楽器をつくろう(「エコ楽器」)
□16班 ペットボトルでイカダをつくろう
□18班 押し花で生き物図鑑づくり
□20班 水鉄砲をつくろう
□21班 自然のもので料理をつくろう
□22班 野菜のはんこで絵を描こう
□23班 リサイクル品や野菜で楽器をつくろう

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写真はありませんが、「われないシャボン玉つくり」の班は、どうやったら割れないものが作れるのかについて、色んな薬品で試してみたようです。次の段階として「なぜ割れないのか(割れにくいのか)」について調べていくと言っていました。この思考が大切です。

今後は単元プラン作りに入ります。単元プランの内容については後日発表会を催す予定。学生さんは、もうひとがんばりしてください。
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by yasuhirohashimoto | 2008-06-24 15:14 | 教育のこと | Comments(0)

生活教材研究・体験発表会(2008)

珍しく?二日連続の更新です。

先週、生活教材研究(学部講義)の体験発表会1回目を行いました。
例年、「動植物を育てよう」「作って遊ぼう」「探検をしよう」「自然と遊ぼう」の4つのテーマの中から、とりあえず生活科の教材化につながるかどうかは考えずに「大学生である自分たちが体験して面白いこと」をしてみようというのが、生活教材研究前半の講義内容。

各々の学生グループは、班ごとにテーマを設定し、実際に活動してきました。今回発表してくれた班のテーマは以下の通り。

□4班 学校内外探検
□5班 自然のもので絵を作ろう
□7班 草花をしおりにしよう
□9班 ぐにゃぐにゃ凧を作ろう
□10班 万華鏡を作ろう
□11班 草木染め
□14班 パンをつくろう
□15班 草木を使って染色をしたり、似顔絵を描こう
□17班 自然のもので道具を作り、生き物を捕まえよう
□19班 シャボン玉をつくろう
□24班 作って遊ぼう(4人同時に話せる糸電話)
□25班 ストローで学期を作ろう

発表会の様子は・・・・

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「糸電話」などは、少し高度な内容で「大学生が実際にやってみたいこと・面白いこと」の対象だと思います。ただ全体的には「大学生が実際にやってみたいこと・面白いこと」の知的レベルが少し低い。今後講義の進め方として検討しないといけませんね。

今週は体験発表会の2回目になります。その内容は後日ブログにアップしますのでお楽しみに。
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by yasuhirohashimoto | 2008-06-15 14:34 | 教育のこと | Comments(0)

模擬裁判。

学部の講義で一度行いたかったこと。それは「模擬裁判」を授業に導入する場合の、そのあり方を学生さんに考えてもらうこと。

ちょうど、公民科教育法Ⅱで、「裁判員制度」を扱った授業づくり(「理解」型授業)を担当した班があったこともあり(尚、他の班は、「代理母」「死刑制度」の授業づくりに取り組んでいます)、同班による模擬授業後、他国の「裁判員制度」や日本の陪審制度を分析した授業(「批判」型授業)との比較・検討、そして更に「実践」型授業としての「模擬裁判」を導入した授業づくりを行いました。

写真の様子は、本学の学生が行った「模擬裁判」です。

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「模擬裁判」を行う前の講義では、中学校社会科公民的分野・50分授業のうち、「模擬裁判」を展開で行う場合の「導入」「終結」をどう構成するのかについて学生さんに考えてもらい、今回の授業で「模擬裁判」を実際にやってもらいました。「理解型」「批判型」の授業との違いを実感してもらえたことと思います(それぞれの「良し」「悪し」を考えてもらえたと思います)。

今時学習指導要領の改訂では、内容の取り扱いで「裁判員制度にふれること」という文言も入り、まもなく中学校社会科では「模擬裁判」を導入した授業づくりが「流行」するようになるでしょう。

ただ、「模擬裁判」はあくまで「裁判員」としての市民の役割を体得することに教育的メリットがあり、「模擬裁判」だけをやっていれば「司法」の授業が必要十分かというとそうはいかない。「司法」の制度・機能やその原理・原則について体験的理解・知的理解するだけでなく(①)、現行「司法」制度を反省的に批判的に考察する必要もあります(②)。私自身は①について中学校段階、②については中・高校段階という仮説を立てて、「司法」の学習を学年段階を意識して構成すべきだと考えています。

***
今朝、家でNHKを見ていると、「緊急地震速報」が流れました(初めて見ました)。「東北地方に地震が起こる」とのこと。あの「ポロンポロン」という音は緊張しますよね。

その数分後には、6強を最高震度とする地震が起こったとの報道。崖崩れや、家屋との倒壊が見られるようです。お亡くなりになった方もおられ、また、おけがをされた方も多数に昇るとか。

「緊急地震速報」も震源付近だと間に合わなかったようですが、5強の仙台だと、速報の後、10秒程度でS波の地震が到来したようです。地下鉄が速報を受け減速・停止するなど被害が少なくて済んだようです。役に立つようですね。

私が体験した最高震度は5強でした。生きた心地はしなかったことを覚えています。

震災に遭われた方にお悔やみ申し上げる次第です。
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by yasuhirohashimoto | 2008-06-14 14:49 | 教育のこと | Comments(0)

小松-台北

エバー航空が就航したようです。

たまたま、H○Sのホームページを見ていたときに気づく。
どうやら台湾から能登への観光客が多いことが一因。
和倉温泉や輪島巡りが受けているようです。

なお今月はエアチケット往復で4万円らしい。

忘れかけていた、「私的な一人旅」への誘惑(笑)。。

台湾は実は法関連教育が盛んです。大学教官の中で推進している人もいるし、弁護士会も熱心で、アメリカのCCEのテキストの翻訳版も普及しています。

過日、兵庫県立大の某先生に台湾の研究者を紹介していただいたことだし。

少し「台湾の法関連教育研究」もしつつ、台北の屋台巡りはどうでしょう(笑)。
おいしい中華料理。。。

とはいえ、日程がなかなかとれないですからね。
お盆明けすぐの8月後半あたり。

この時期でもエアチケットは往復で5万円。

久しぶりに行ければと思っているのですがね。
もちろん、私費です。

***
今日は新橋泊まり。最近よく利用する東急ステイです。
東急ステイは、渋谷や日本橋などにあり、部屋にキッチンがついていたり、洗濯機もあったりと、長期間滞在用のアパートメント。お風呂、部屋も広い。部屋代も格安です。
新橋のステイは初めての利用。場所はわかりずらいですが、居心地はよいですね。明日は朝から会議。夜には福井に戻ります。
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by yasuhirohashimoto | 2008-06-07 23:49 | 雑記 | Comments(1)

携帯機種変。

先日の大学祭、色々ありました。
二日目までは何も起こらなかったのですが、私が巡回担当だった最終日に限って・・・(苦笑)

***
さて、昨日、携帯電話の機種を変更しました。
今まで使っていたもので不自由はなかったのですが、さすがに3年弱使っていますし、
メッキもとれて外観が悲惨でしたので。

しかし機種変にかかる費用は高くなったとは聞いていましたが・・・
思っていた以上でしたね。

ドコモショップの窓口の人も、最初から分割払いを勧めるのも(そうマニュアルに書いてあるのでしょうが)、分割払いで、また、月々の費用も機種変前よりも安くなっている・・・だから最終的にはお得です。。こう説明するのも、バイヤーの「割高感」を想定してのことでしょう。

当初はワンセグにして・・・と思っていたのですが、小さい画面でよく見えなさそうだったので。ワンセグは取りやめ。
結局、906シリーズが新発売となり、905シリーズが「割安」(それでも私からすれば「割高」なのですが)になっていたので、905シリーズに機種変しました。

家に帰って、相変わらず分厚いマニュアル本を「読み解く」。
これまでのそんなに変わらない気がするのですが・・・GPSが付いたくらい?(笑)
なくなった携帯をGPSを利用して探してくれるらしいです。
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by yasuhirohashimoto | 2008-06-04 08:24 | 雑記 | Comments(1)

これから見回り。

大学祭最終日。現在軽音祭の真っ直中です。

昨日は雨模様でしたが、今日は快晴。

何も事件が起こらなければ良いのですが。
最終日、皆さん、羽目外さないように。

ということで最終日大学祭が終わるまで巡回・警備の仕事をこなします。

***
さて、「法教育」に関する書籍が2冊出版されました。

江口勇治・磯山恭子編『小学校の法教育を創る』

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江口勇治・大倉泰裕編『中学校の法教育を創る』

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いずれも東洋館出版社が発行元です。

「イギリスのシチズンシップ教育と法学習から学ぶ」と題する拙稿をいずれの書にも掲載させて頂いています。興味のある方はご購入下さい。
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by yasuhirohashimoto | 2008-06-01 16:28 | 雑記 | Comments(0)

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


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