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社会系教科教育学会。

先日、社会系教科教育学会第20号に、以下の拙論を掲載頂きました。

橋本康弘「公民授業の新展開-社会形成を行う法授業の意義-」

これまで、紛争(トラブル)解決学習の開発はこれまでも行っていましたが(「学校カメラ事件」がその事例;拙稿「民主主義社会における市民育成としての法教育-日本の法教育の改善のために」日本弁護士連合会『自由と正義』Vol.52,2001.p42-p49,2001.)、今回は「社会形成」の論理から、紛争(トラブル)解決学習の意義を究明することを目的として、授業開発(「野球特待生制度の是非」)を行いました。

十分意義を伝え切れていない、社会科(理論)として紛争解決学習がなぜ必要・十分条件なのか、といった点もわかりにくくなっていますねえ。その点は今後の課題。特に後者については、これまでの先行研究(社会科論)を精緻に整理して、論証しないといけないと思っています。

また、社会系教科教育学会第20回記念大会も、2月21日・22日に開催されます。
私も以下のようなタイトルで発表します。

「行動主義」法学習の内容編成-Law in Action Series の場合-

1970年代に開発された古いプロジェクト(小学校用教材)ですが、発売部数を稼いだプロジェクトだったようです。1970年代は法関連教育の教材がどんどん開発されていった「隆盛期」。同年代で1000以上のプロジェクト(教師教育用も含め)が作成されたんですよ。この内容編成については論考にする予定です。

記念大会のプログラムは以下のホームページから参照できます。

http://www.hyogo-u.ac.jp/hiroseki/sub8-20-4.html

私が事務局をしていた頃に比べて、発表者数が格段に増えました。良いことです。私は1日目は大阪で仕事のために参加できません。2日目の発表で勉強したいと思っています。
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by yasuhirohashimoto | 2009-01-31 11:43 | 研究のこと | Comments(0)

卒論指導ほぼ終了。

今日先ほど学部ゼミが終了しました。

本年度、私のところで卒業論文を執筆した4回生は3名。

大規模教育大学のお一人の先生が受け持つ学生数と比べると、少ないと思われる方もおられるかもしれませんが、、、

本学部の社会系コースは各学年10名が定員。
その10名が日本史学や西洋史学、東洋史学、経済学、地理学、哲学、倫理学、法律学、社会科教育学といった各学問領域を担当する教員につきますので。必然的に少なくなります。

そもそも、3名が私のゼミというのは、多い方です。

私のゼミで卒論指導が本格化するのが、教員採用試験が終わった後すぐ位から。
学部ゼミを行うのは火曜日3・4限目(今年の場合)。
その時間帯に、毎週各人に出す「課題」の「答え」を各人がレポートの形で報告します。報告時間はだいたい20~30分程度。その後、私が指導し、終わり次第、次の君が発表するといった流れ。3名でトータル2コマ位になります(最近は早く終わる場合もありましたが)。

各人が作ってくる資料は、A3版で多い時には10数枚になります(少ない時は数枚でしたが)。

多く感じるかもしれませんが、作成してきた資料がそのまま卒論になりますので。。

ですから、毎回私から出す課題は、卒論の章立ての1節1項目~2項目程度の内容になります。たとえば、本年度の君であれば、「現在行われている調べ学習について、そもそも調べ学習とはどのような学習を指すのか、辞書や著書等を調べ、定義付けなさい」等といった課題を毎週出す訳です。その課題について報告を受け、私が指導するといった感じですね。

結局、その課題の「回答」が積もり積もって、昨日私の元に提出されましたので、誤字脱字を含め、最後のチェックを私の方で行い、先ほど、各人に指導をしました。

これで、今年の卒論指導はほぼ終了です。

今年の各人は、よく頑張りました。それぞれにオリジナリティがあって「良い卒論」だと思います。後、各人は訂正箇所を直し、若干の課題をこなし、体裁を整えて、提出するのみ。締め切りまでもう少しありますから、提出し忘れないように(笑)、頑張って下さい。

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大学によっては教員がほとんど卒論指導をせず、各人に自由にテーマを決めさせて、書かせるところもあるようです。ただ、最後に教員から「ちょっかい」が出て、学生が右往左往しているケースも。

卒論指導の形式は色々あっても良いとは思いますが、何もしないのはいかがなものかと。ただ、私は手をかけすぎているような気もしますが。

やはり私が大学(大学院)で受けてきた指導形式をそのまま同じように本学の学生にもしていますねえ。これで良いのか、自問自答ですね。
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by yasuhirohashimoto | 2009-01-27 17:04 | 教育のこと | Comments(0)

徒歩。と凍結。と考えること。

例年この時期は数日雪が続き、その後、快晴の日や曇りの日が数日続き、雪が溶けた頃に、再び雪が降るといった「ローテーション」(以前にも書きましたが)。

ただ、今年は朝徒歩で登校するときに、凍結している日が頻繁にある。

そんな時には、雪かきしないで欲しいと思ってしまう。雪かきしたところは、アイスバーン状態になっていて、かなり危険。雪が残っているところが歩きやすいんです。

今日も、「締め切り」原稿書き(苦笑)のために、朝から大学へ。何回かこけそうになりながら。。。(苦笑)

福井に移って5年になるんですが、凍結する日自体、これまでなかった気がするんですが、、、
私もドイツ製?の滑り止め付きブーツを買わないといけないんでしょうかねえ。

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本学の年度購入の図書締め切りは1月末。つまり、今年度の予算で図書を購入する場合は、今月中に注文・納品されないといけないということ。

ちょうど学習指導要領も改訂されたことだし、新学習指導要領に対応した書籍もだんだんと出版されはじめたので、片っ端から(もちろん社会科ですが)購入手続き。

何冊か届いたので、作られている授業を見てみると、、

「残念賞」

まじめに作ってない人がいるねえ。

確かに突然依頼がきて、新学習指導要領に関する授業を作ってくれと言われ、数ヶ月後の締め切りに「間に合う」ように、大変多忙な現場の先生が作成できるかというと、、

かなり疑問。

しかし新学習指導要領対応ということで、売り手は必死なんでしょうね。売り手も新学習指導要領対応だと、「売れる」と考えているんだろうけど。

しっかりと企画し、ちゃんと授業を作ってくれる人に依頼することの大切さを再認識しました。また、読む人は読むんだから、しっかり「立派な」授業を作らないといけない。妥協してはダメ。

いずれも自省を込めて。。
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by yasuhirohashimoto | 2009-01-25 16:06 | 雑記 | Comments(0)

センター試験。と緊張感。

センター試験の二日間は大学に「缶詰」。
大学によっては、「一日集中型」のところが多いような気がしますが、本学の場合、「二日間分散型」。

今回のセンター試験では、本学で重大なミスがありました。
皆さんも報道でご存じだと思いますが、本学で「1分間、早く試験を終了させる」ミスが起こりました。

ちなみにそのミスをしたのは私ではありませんが、、、聞くところによると、ミスをした主任監督者は電波時計の「秒針」に注目しすぎていたとのこと(「秒針」に注目しすぎて「分」を間違えたようです)。

おそらく、その先生は、該当科目の監督時が今回最初の主任監督だったのだろうと推測されます。主任監督者の責任は重大です。今年初めての(主任)監督であれば、その緊張感は相当なもの。ミスをしないのが当たり前。特に学生さんの人生を左右する可能性があるセンター試験。そう考えると、心臓ばくばくな先生もいるわけです。

そもそも、大学の教官は「自由人」。しかし、センター試験では、「マニュアル人間(としての監督者)」が求められる。センター試験監督者としての適格性は? そのあたりを鑑みて、主任監督者のフォローを補助監督者がしっかりしないといけないのですが・・・・

岐阜大学では「ヒアリング試験を25秒早く終わった」ので再試験。といったニュースも流れていました。

受験生にとっても監督者にとっても、張り詰めた緊張感のある、センター試験。二日間にわたる自分の「任務」が終了すると、どっと疲れが出ます。

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そのセンター試験も終わり、大学は入試シーズンに入ります。これから土日返上が多くなります。締め切り原稿を抱え、、頑張る他ありません。
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by yasuhirohashimoto | 2009-01-19 16:23 | 雑記 | Comments(0)

センター試験。と雪。

今日・明日はセンター試験。
私も両日とも出勤しています。

福井は今週に入って雪が降り積もりました。
例年は2~3日雪が降って、数日は天気が良く、積もった雪が溶けた
頃合いにまた雪が降るといった感じなのですが、今年は天気になること
もなく、ずっと雪が降り積もっています。

ただ今日・明日は多少天気が回復傾向なよう。
受験生も足元を気にしながらの受験になるでしょうが、
昨日までよりは随分ましです。
受験生の皆さんの検討を祈るばかり。

そういえば、私は「共通一次試験」最後の世代。
「生物」の試験がやたらと難しく、一日目終了後に「絶望感」に
襲われた記憶があります(ただ、後日「生物」は得点調整対象になり
ました)。何とか第一希望の大学に入学しましたが、やはりこの「関門」
は人生最初?の厳しい関門だったような気がします。二次試験は意外とすんなり
進めました。

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「正月休みぼけ」もつかの間。遅れている原稿の督促が来ました。
そろそろエンジンをかけないといけません。
しばらく原稿の締め切りに再び追われる毎日が続きそうです。
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by yasuhirohashimoto | 2009-01-17 08:04 | 雑記 | Comments(0)

「宣伝」2件。

福井は本格的な雪模様。
天気予報でも、今週はずっと「雪」マークです。
先ほど、気象庁のレーダーをネットで拝見しましたが、雪雲が止めどなく福井に近づいている・・・といった状況です。

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さて本日は「宣伝」2件。
1件目は、私も寄稿した、「学習指導要領解説本」が過日出版されました。

堀内一男、大杉昭英、伊藤純郎,平成20年改訂 中学校教育課程講座 社会,ぎょうせい

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全てQ&A形式で執筆されている同書。私は、中学校社会科公民的分野大項目(1)イを中心に7つの問いに対する回答を執筆しています。ご参考までに。


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「宣伝」2件目は、「法教育」に関する研究会について。
2月21日に大阪教育大学附属天王寺中・高等学校で、公開研究会が開催されます。
「社会科部会」のテーマは、「社会参画力を高める法教育」。中・高校生を対象にした
公開授業の後で、授業を踏まえたディスカッションや、「法教育」に関する講演が予定
されています。公開授業のテーマは以下の通りです。

授業I 紛争はどのように解決されるのか 中3(西野直美先生)
授業II 法的紛争解決の方法を学ぶ 高 I(甲山和美先生)

私も助言指導(講演者)で参加します。社会系学会の一日目ですが、、
多数参加下さい。詳細は以下を参照下さい。

http://www.tennoji-h.oku.ed.jp/tennoji/kenkyubu/kenkyukai/index.html
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by yasuhirohashimoto | 2009-01-12 17:27 | 研究のこと | Comments(0)

「冬休み」も終わり。

今週月・火曜日は、吉備国際大学で集中講義。
水曜日は、一コマ目から四コマ目まで「補講」や卒論指導。
そして、木曜日から通常の講義開始。

私自身は月曜日から講義をしていますが、本学の学生さんは、木曜日スタートの人がほとんど。
閑散としていた大学も、ようやく活気を取り戻したかのよう。

教室に入ると、みんな元気そうで何よりです。
ただ結構ひどい風邪をひいている人もちらほら。

私の風邪は回復傾向です。ご心配をおかけしました。
しかし、今週前半はとてもきつかった。
今年もそろそろインフルエンザの季節。風邪をひかないように、予防は大切だと
思います。

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私は昨日夕方から上京し、仕事。
本日は「アメリカ社会科におけるシティズンシップ教育の現状と課題」といったシンポジウムに参加します。私もメンバーの一員である科研の最終発表会になります。勉強してきたいと思います。
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by yasuhirohashimoto | 2009-01-10 09:45 | 教育のこと | Comments(0)

吉備国際大学集中講義2008冬(3日目)

いよいよ模擬授業の実施日になりました。
それぞれの授業テーマは最終的に以下のようになりました。

■知的財産権と私たちの生活
■自由権と公共の福祉
■自由貿易協定を結ぶ国々
■介護保険制度

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なかなか「良い出来」でした。どうやら「模擬授業」の練習を各自
が時間を見つけてやっていたようです。それくらい、今年の学生は
「やる気」がありました。

この集中講義(夏・冬)も以前は40名近く受講していたのですが、今年にいたっては
冬の集中で5名。「免許更新制」の影響もあり、「とりあえず(免許を)とっておこう」といった学生さんは少なくなったようです。

ただ、今年とっている学生さんは「本気モード」の学生さんばかり。

人数は少なかったのですが、例年に比べ中身は濃かったと思います。

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体調がよくないです。昨日は咳と熱で睡眠時間がとれませんでした。
福井に戻ったら病院に行かないといけなくなりそうです。
いつもの「総合感冒薬+いちご」ではびくともしない。
しつこい風邪をひいてしまったようです(苦笑)
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by yasuhirohashimoto | 2009-01-06 15:53 | 教育のこと | Comments(0)

吉備国際大学集中講義2008冬(2日目)

再び、集中講義のために備中高梁へ。
やはり「瀬戸内海式気候」は良いですね。冬でも天気が良い。
からっとしている。

しかし、私は昨日からどうやら風邪を引いたよう。
昨日夕方に備中高梁に入ったのですが、熱っぽくて意識朦朧、咳・鼻水は止まらず、
早めに寝床についたのに、本日は寝不足です。

いろいろ薬を飲みましたが、「風邪の症状を和らげる」だけですので。
薬が切れ始めたら、再び咳、熱の症状が。しっかり安静にして治さないといけないのでしょうが、
今日・明日は講義三昧。福井に戻っても休む間もなく仕事三昧。

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吉備国際大学集中講義二日目は、一日目に引き続き、授業作り。
今回は、受講者も少ないので、一人一テーマで指導案を作成し、模擬授業を行う
ことになります。今回の受講者のテーマは以下のとおり。

■自由権について
■介護保険制度について
■知的財産権について
■国際経済と貿易について

これから、大まかな指導案の流れを発表してもらう「中間発表」です。
これまでも指導はしてきましたが、今回の「中間発表」でさらに指導を加えて、
詳細な指導案を作成し、明日の模擬授業実施になります。

今回の学生さんはよくがんばっています。
彼らが「よりよい指導案」を作成できるように助言を惜しみません。
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by yasuhirohashimoto | 2009-01-05 12:22 | 教育のこと | Comments(0)

明けましておめでとうございます

2009年になりました。明けましておめでとうございます。

今年も引き続き、研究に教育に邁進していきます。

年頭にあたって所信を表明。目標は絞って一つだけ。

●今年こそは博士号をとるべく頑張ります。掛け声倒れにならない様にしないといけません。

では、今年もよろしくお願いします。
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by yasuhirohashimoto | 2009-01-01 11:37 | 雑記 | Comments(0)

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


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