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高校生模擬裁判選手権福井県予選(2009)

本日、見出しの会が福井県教育センターで開催されました。
私も審査員でしたので、朝から2試合を採点しました。

今回は、福井県下、全ての高校に参加を呼びかけた結果、以下の
高校から応募がありました。

■藤島高校
■高志高校
■武生高校
■大野高校

結局昨年と同じ「顔ぶれ」です。

女性が愛人を刺殺した事件で、正当防衛か否かが
問われる事件。裁判記録を配布された高校生が、
「冒頭陳述」「被告人質問」「論告・求刑」を支援弁護士の
援助を受けながら、事前に作成。

また「被告人質問」については、検察・弁護側それぞれの「やりとり」
で項目を瞬時の判断で変える必要がありますし、「被告人質問」
を受けて10分間で事前に作った「論告・求刑」を当日再作成する必要もあります。

そもそも裁判記録を各高校に渡したのが3月。各高校生は、裁判のしくみや、
難解な裁判用語を理解した上で、上記を作成するといった、とても
大変な作業をこなしてきました。

本日はその本番です。

私は、午前中:藤島高校対高志高校、午後:武生高校対高志高校の試合を
採点しました。

午前中の試合は、やはり緊張感からか、「被告人質問」がちぐはぐ。
事実と意見の違いを踏まえてなかったり、「論告・求刑」を、「被告人質問」
で登場しなかった「事実」で構成していたり(時間が足りないせいもあるのですが)。

ただ午後の試合は「被告人質問」特に、弁護側にたっていた武生高校は、
自分たちの立論を補強するためにうまく尋問を行っていました。

また藤島高校は、「裁判員裁判」を意識?してか、刺された愛人の身体を段ボール
で作成し、刺された箇所や刺し傷(深さ)を示したり、拡大コピーを使って、
自分たちの主張をうまくプレゼンしようとしていました。

高志高校も、自分たちの立論を数点にまとめ、うまく整理していました。

それぞれの高校生が各々頑張っていたと思います。

結果は、優勝が藤島高校、準優勝が大野高校でした。

優勝した藤島高校は、夏の全国模擬裁判選手権大阪大会に出場します。

審査員は法曹三者と大学教員、そしてマスコミ関係者。
私も審査員は三度目ですが、だんだん慣れてきましたねえ。
何を見れば良いのか、高校生同士、どこで「出来・不出来」が出るのか、
よくわかるようになりましたね。
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by yasuhirohashimoto | 2009-04-29 17:14 | 研究のこと | Comments(0)

荒天の週末。

自転車通勤の私にとって、天気予報は「命綱」。

少し大げさかもしれませんが、北陸の天候の場合はなおさら。

「日本海を低気圧が発達して北上します」と天気予報。
冬場はこの場合、雪やあられ、雷になりますし、春や秋は、
雨。そしていずれも強風を伴います。

これまで太平洋側に住んできた私にとって「日本海の低気圧」
は「台風襲来」の時にしか味わえないような雨風。

傘はこれまで何本壊れたか。

このような天候の場合、自宅から職場に行くのも一苦労。
なので、最近は天気予報で確認し、今週末は、
職場に行かず、家で本を読んだりしていました。

「晴耕雨読」な生活、、でしょうか?

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先日、「学部長裁量経費報告会」が開催されました。
昨年度、私は「弁護士を活用した学部・大学院授業パイロットプラン開発研究」
と題するテーマで「教育プロジェクト経費」を取得していました。

発表は各大学での「先行研究」の分析と、昨年度の取り組みの紹介。
「先行研究」では、更新講習で弁護士を活用した佐賀大学の事例と、
法学部と教育学部、弁護士会がタッグを組んで取り組んでいる岡山大学の
事例についてお話をしました。また昨年度、本学で教職総合演習に、弁護士の
先生方に入って頂いてグループ学習を行いましたので、その成果を報告しました。

討議では、「弁護士側の取り組んだ結果としての感想はどのようなものか」「弁護士でしかできない講義とは何か(そうでないと取り組み意味がない)」「法教育の教材を開発する場合、小学校・中学校、どこをターゲットにするべきなのか」「学生と議論するといっても、学生と弁護士との議論は『上滑り』になるのではないのか」といった趣旨の質問や意見等が出されました。

当初、このプロジェクトに応募する際には、「審査員」から否定的な意見が多く(ここに書けないような辛辣な意見もありました)、個人的には、満額の予算がつきましたので、びっくりしたのですが。

本年度予算取りをするかどうかは別にして、少しづつこの方向の研究も進めていければと思っています。
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by yasuhirohashimoto | 2009-04-26 15:53 | 雑記 | Comments(0)

橋本ゼミ・メンバー確定。

本年度のゼミ・メンバーが確定しました。

1年生 3名
2年生 1名
3年生 4名
4年生 2名
M1 1名
M2 1名

合計12名。

学部社会系は各学年で11名です。
ついこの間までゼミ生が学部生1名だけといった年もあったのですが。

今年もしっかり指導していきたいと思います。

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今日は午後から教授会の後で「学部長裁量経費報告会」が
予定されています。

ついさっきまで、発表準備をしていました。

それが終われば、休みですね。
私はたまった原稿を上げる作業を行いますが(苦笑)。
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by yasuhirohashimoto | 2009-04-24 11:56 | 教育のこと | Comments(0)

大阪府高等学校社会科(地理歴史科・公民科)研究会。

過日、大阪弁護士会「法むるーむ第2回シンポジウム」を兼ねた、見出しの会で講演してきました。

ご多忙の中、30名程度の先生方や、弁護士の先生方を含め、相当数の方にお集まりいただきました。

同会では、法関連教育の学習論の類型に沿った具体的な高校の授業プランについて例示しお話をしました。

今回例示したのは、これまで福井法教育研究会高校部会が作成した日本史の授業「人足寄場と刑務所制度」、政治・経済「裁判員制度」の授業等です。

またワークショップでは先生方を対象にした「法教育」の模擬授業を行い、無事終了。

質問もあまり出なかったのですが、後の「打ち上げ」では、活発な議論が繰り広げられました。
先生方もお酒が入ると違いますね(笑)。

「アメリカ型法教育のあらましはよくわかった。ヨーロッパ型の法教育とはどのようなものなのか」「アメリカ型のように法原理・原則を大切にする教育ではなく、原理・原則の修正こそが重要なのではないのか」といった意見がありました。

先生方の中には労働法を専門に研究され、プロ並?の知見をお持ちの方もおられます。また、目の前の生徒を考えると、修正を重視した法教育の必要性もよくわかります(私も定時制教員でしたので)。

ただ、修正はあくまで時代の移り変わりで「変わっていくもの」です。アメリカの法関連教育は「変わらない部分」の教育こそが大切という発想ですので。そのあたりは、違いが出て当然ですよね。

今後も大阪の「法教育」の発展に微力ながら寄与できればと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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by yasuhirohashimoto | 2009-04-21 11:15 | 研究のこと | Comments(0)

福井法教育研究会(200904)

定例会が昨日開催されました。

ほぼ2ヶ月に1回のペースで行ってきた同会。29回目だそうです。

昨日は、「情報発信について」「法教育フォーラムについて」の話もしましたが、主として本年度の研究テーマについて議論しました。

昨年度までは、紛争(トラブル)を「法的思考枠組み」を用いて子どもたちに主体的合理的に解決させるといった授業の開発を目指してきました。

Foundation of Democracy型の授業、知的ツールを子どもたちに法的問題事例に適用させることで、知的ツールの用法を理解させることを重視するといった授業、これでは子どもたちの判断の合理性が不十分なものになりえる(知的ツールだけだと、子どもたちが、そして教師も判断に迷う)といった問題意識から、判断の合理性をより高めるために、紛争(トラブル)に対してより緻密な「法的思考枠組み」を設定し、当該紛争(トラブル)にぴったり当てはまる「法的思考枠組み」を弁護士の先生に提供して頂いて、その「法的思考枠組み」を用いて子どもたちに判断を求めるような授業を開発する。これが昨年度までの研究だった訳です。

そして様々な様々な紛争事例を取り上げて、「法的思考枠組み」を開発し、開発した枠組みを帰納的に整理していこうという研究をする。これが昨年度までの考え方でした。

本年度は、この研究を発展させて、「法的思考枠組み」の整理を行うために、たとえば、平井宜雄先生の「法的意思決定(の技法」を参考にしようとするもの。「法的意思決定」は、法政策的な発想から、「市場的決定」「手続き的決定」など幾つかの意思決定に分けられます。この分け方を参考に「法的思考枠組み」を整理できないかというものです。

また、個人的には、これまでの小・中学校の事例だけでなく高校まで射程に入れた教材開発を行おうと思っています。

昨日は、名古屋大学法学部で法哲学を研究されているM教授と大学院生の方も参加されました。大学院生の方が日本の法教育の現状を研究されているということで、指導教官のM先生もわざわざ福井までお見えになりました。

M先生からは「法と道徳の違い」「公共道徳の考え方」についてレクチャーがありました。

研究会終了後、お二人と福井駅の喫茶店でアメリカ合衆国の法関連教育についてや、新学習指導要領での「法教育」の展開についてお話しました。
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by yasuhirohashimoto | 2009-04-19 10:35 | 研究のこと | Comments(0)

坂井地区中学校社会科部会研修会。

過日、福井県坂井地区の中学校社会科部会で講演をしました。
演題は「新学習指導要領の理念と具体」。

中学校学習指導要領社会科の理念について、中教審での議論を中心に
お話をし、その理念がどのように学習指導要領に生かされたのか、その具体について
事例を挙げてお話しました。

参加の先生方は20名ほど。熱心に私の拙い話を聞いていただきました。

講演の後、先生方とお話する中で、「地理に対する不安」が聞かれました。
従前とは大きく方針展開をしたからでしょうか。

これまで福井の高校の先生方とは、福井法教育研究会高校部会などでご一緒し、
研究を進める機会がありましたので、先生方との「つながり」があるのですが、
中学校の先生方とは高校の先生方ほど、ご一緒し研究する機会がなかったんですね。
これからは、小学校を含め、義務教育段階の先生方とも法に限らず、社会科の研究会
を立ち上げる等して、共に勉強していければと思っています。

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ちょうど、前期講義が始まって1週間。今日からいよいよ本格?始動です。
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by yasuhirohashimoto | 2009-04-17 08:17 | 研究のこと | Comments(0)

松原市三中校区授業研究会。

過日、見出しの研究会が中央小学校で開催されました。

当日は三つの分科会が開催されて、うち一つは「ピア・ルール」部会。
三中校区では、「法教育」を「ピア・ルール(仲間作りのためのルール)」と位置づけています。

今回は4年生を対象にした「公平」を扱った授業。配分的正義に関する授業です。
配分には、「事物の配分」「負担の配分」などがありますが、その配分について、
配分を行うための観点である「必要性」「能力」「適格性」を考えながら、配分のあり方
を考える、「公平」に配分するにはどうすればよいのかを意思決定することを通して、
「公平」とは何なのか、について子どもたちに理解させることをねらいとします。

今回は、「折り紙を折る」という先生から課せられた「負担」を、例示される3人の子ども。

(A)折り紙を折る能力がない子
(B)折り紙を折る適格性(「学級委員」)がある子
(C)折り紙を折る能力がある子

にどう配分するのか、その数を考えさせるという問題に対して子どもたちに判断を求めるといった内容。

授業が終わった後で、課題になったのは、教師が(A)と(B)や(A)と(C)が一緒に折れば良いという
判断に集約させて良いのかといったことでした。

「道徳的」「クラス経営的」には望ましいかもしれないが、「法教育の本質からずれるのではないか」と
いった議論がありました。やはり観点を使った判断を行わせること、その判断を行わせる以前に、
「一緒に折りましょう。Aがかわいそうだから」では「法教育」ではなく「道徳教育」ですね。

私からは、「事実を見極めること(事実に対して疑問を持つ)」の大切さについてお話しました。

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中央小学校の取り組みは、先日ブログにアップした「法教育最前線」にも掲載されています。ご興味のある方は是非ご覧になってください。
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by yasuhirohashimoto | 2009-04-16 08:23 | 研究のこと | Comments(0)

社会系教育コース新入生歓迎合宿研修会。

先日、見出しの研修会を1泊2日で行いました。

先日のブログにも書きましたが、教育実践と理数教育がこれまで行ってきました。
社会系としては初めての合宿研修会。

予算措置はされているので、これまで「やれば」良かったのですが、これまでの主任は
「必要ない」と判断していたんですね(私も含めてですが)。

現在の主任のK先生は、現在の社会系コースの学生の「様子」を考えて、新入生の間の「垣根」を
早く取り除いた方が得策と考えられたようです。


新入生11名全員の参加で、在学生は、2年生が3名、3年生が2名、4年生が2名参加してくれました。

私とK主任を含め総勢20名でまずは美浜原子力発電所へ。

http://www.kepco.co.jp/pr/mihama/

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PRセンターで「原子力発電の仕組み」を中心にセンターの職員の方からまずはレクチャー。
「原子力発電の経済効率性を重視した側面」について強調されていたようです。
まあ「負の側面」は話をするわけないですが(苦笑)。

その後は、美浜原発をバスで見学。美浜原発3号機の事故からもう5年でしょうか。
早いものです。と思いながら、バスで周回。原発がいかに水を大量に使うものかがよくわかりました。

その後は、食事。敦賀の業者に依頼したようです。1人500円の弁当にしては良かったですね。

続けて、宿泊する若狭湾少年自然の家へ。

http://wakasawan.niye.go.jp/

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「入所式」を終えた後で、早速オリエンテーリング。
私は、出発地点に居れば良いと思っていたのですが、「チェックポイントまで出かけてくれ」とのこと。

在学生2名と一緒に、地図とコンパスでチェックポイントへ。
急な坂が続く「難所」が多く、「夏日」と思われる位の暑さ。
今年は女子学生が例年よりも多いし、なかなか辛かったと思います。

チェックポイント係?の私は、チェックポイントまでの移動を学生に任せて進んでいたのですが、
コンパス中心で、縮尺を見落とすというハプニング(苦笑)。

チェックポイントを大きく逸れ、地図の外まで進んでいました(苦笑)。
途中で気付いたから良かったですが。

その日は夕食の後で、懇談会。在学生が企画を考えてくれました。

久しぶりに「フルーツバスケット」やりました(笑)。

ゲームの後は、在学生が新入生に履修の方法等を説明していました。

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私は翌朝5時には目が覚めました。朝のんびり散歩しながら、写真を一枚。
若狭の海の様子です。

朝食後は、「海水での塩づくり」体験を行いました。

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火も付かず、入れた海水の量も多く。なかなか沸騰せず。塩づくりは手こずりました。
そして「炎天下」でもありました。

昼食後は、若狭三方縄文博物館へ。

http://www.town.fukui-wakasa.lg.jp/jomon/

最後に三方五湖巡検を行った後で、一路福井へ戻りました。

この企画、新入生や在学生の評判はなかなか良かったので、予算の問題もありますが、
その問題がクリアーされれば、継続していこうかと思っています。

参加された皆さん、ご苦労様でした!
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by yasuhirohashimoto | 2009-04-13 19:32 | Comments(0)

福井市棗小・中学校校内研修会。

2月実施の見出しの研修会に講師として参加してきました。

棗地区は、以前「法教育」に熱心に取り組んでおられた、福井市川西中学校からも
程近い地域。福井市中心部からバスで30分程。

子どもの数は少なく、所謂「田舎の学校」。ただ施設はきれいで、子どもたちが
教育を受ける環境は充実していると思います。

今回、その棗小・中学校で校内の教職員研修として、「法的リテラシーを
学ぶ」と題する講演・演習を行いました。

昨今は、モンスターペアレントの問題もあり、彼らへの「法的説得」が必要
となる事態。教員もこれまでになく法的素養が必要になる時代になってきたと思います。

そういえば、本学で附属の校長を経験されたある先生が、上記のような親御さんが
おられて苦労されたことをお話されていました(一晩付き合わされたとの話もあります)。

今回の研修を期に、「法教育」にも取り組んでいただければ有り難いですね。

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明日から「社会系新入生合宿研修」で、若狭に向かいます。
他の系はこれまで何回もされてきているのですが、社会系は今年
初めての実施。
原発見学やオリエンテーリングなど、様々な企画を立てています。
今年の社会系の主任の先生が熱心に取り組まれ、私もそのお手伝いを
します。お酒抜きの健康的な会になりそうです(苦笑)。
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by yasuhirohashimoto | 2009-04-10 16:53 | 教育のこと | Comments(0)

社会系教科教育学会(2009)

このネタも2月です。

社会系教科教育学会で、アメリカ法関連教育隆盛期のプロジェクトである、
Law in Action Series を取り上げ、「行動主義」法学習のあり方について、
「コミュニティ関与」をキーワードとして分析し、発表しました。

発表では、4つあるテキストのうち、「法形成」を事例としました。
「法形成」の2つの単元を取り出し、2つの単元、それぞれの「目標」である「法(ルール)形成」
「法実現」のためにどのような内容編成を組み、そして、その内容を踏まえ、
コミュニティへどのような関わり方をするのかを明らかにする中で、
「行動」する市民とはどのような市民なのかを明確にしました。

フロアーからは「道徳に近いプロジェクトではないか」「市民が関与するコミュニティとは
どのようなものなのか」「当時、アメリカのコミュニティは崩壊していたのか」といった趣旨の質問等が出されました。

同プロジェクトの分析については、近日刊行される東北学院大学のY先生研究代表の報告書に
掲載されます。また、先日ブログにもアップした冊子「法教育最前線」にも同プロジェクトを事例にしています。
詳しくは報告書(冊子)をご覧下さい。

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今日は朝から学部生のオリエンテーション、午後からは会議2つでした。
明日からはいよいよ前期講義開始です。
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by yasuhirohashimoto | 2009-04-09 17:13 | 研究のこと | Comments(0)

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


by yasuhirohashimoto
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