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吉備国際大学集中講義(2009夏)

昨日から吉備国際大学のある、岡山県備中高梁市に来ています。

昨日は、京都より備中高梁までの移動。新幹線に乗らず、鈍行の旅でした。

「着の身着のまま」

なかなか良いものです。

日常の煩わしさを忘れ、高梁に着いたのは夕方。

備中高梁市を含む岡山5区は、J党の前職とM党の新人との争い。

高梁に着いて、J党の前職が当選するんだろうなーと率直に思いました。

それくらい駅前はさびれています。

田舎はその良さをどう出していくのか、利益誘導型でない政治を作る良い機会だと思います。

新しい発想を打ち出せるのか、M党に期待せざるを得ませんし、J党も斬新に生まれ変わってほしいものです。

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吉備国際の集中は、5名の受講者。のんびりやっています。
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by yasuhirohashimoto | 2009-08-31 20:23 | 雑記 | Comments(0)

「革命選挙?」。

明日は衆議院議員の総選挙。私は既に期日前投票をしてきました。

平日午後に出かけたのですが、年配の方から若い人まで投票所にはたくさんの方々が。関心の高さを示しているようです。

私が住んでいる福井1区には、M党とJ党、K党の候補者がいます。
大学から自宅までの間に、ポスターが一番貼られているのがM党。次がK党、J党です。

M党のポスターは民家の軒先に貼られているものが全て。
一方J党のポスターが貼られているのは建設会社。

どこに支持層があり、どの票を固めようとしているのか、そのあたりの意図がよくわかります。

事前の報道では、M党の「政権交代」といったキャッチフレーズが浸透しているようですね。まあ、投票箱の蓋を開けてみないと、こればっかりはわかりませんが。

今日は「革命前日?」かもしれないなあと思いつつ、研究室で仕事しています。

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来週月曜日から、吉備国際大学での集中講義が始まります。今日はその準備でどたばたです。こちらはもう秋模様ですが、吉備路はどうなのでしょうか。いつものように残暑なんでしょうねえ。
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by yasuhirohashimoto | 2009-08-29 12:10 | 雑記 | Comments(0)

神戸大学集中講義「公民科教育論A」。

過日、神戸大学で「公民科教育論A」の集中講義を担当してきました。

隔年開講のこの講義、教職科目を取っている学生さんのうち、高等学校公民科教員免許取得を目指す者が受講します。

今年も、発達科学部の学生さん以外にも、文学部西洋史や社会学、心理学、経済学部の学生さんなど、多彩メンバーが受講されていました。合計8名。講義の流れは以下の通り。

(1)公民科の各科目の特徴をよく表している授業8事例の分析
(2)「新しい教育課題」としての「法教育」授業化の一事例としての「模擬裁判」の体験
(3)(2)を踏まえた上での「模擬裁判」の前後の授業をどう構想するのか、指導案作成

以上になります。(1)は例年とほぼ同じですが、(2)や(3)は今年初めての取り組み。特に(3)については、これまで経済や法、政治など、自由にテーマを決めて、ただし指導案作成の際には一定の条件(「MQはなぜの問いを使う」など)をつけていたのですが、今年はテーマを固定しました。

(3)については、この方法が良いですねえ。テーマを固定すれば、参考文献の提案も容易ですし、こちらでたくさん準備できますし。用意した文献を受講生それぞれが読解しながら、指導案を構想します。より水準の高い授業が作成可能になります。

今年の受講生もまた、熱心に取り組んでくれましたし、講義の際にはどんどん質問も出ます。やる気が違いました。

神戸大学も2年前に訪れた際は、改修工事の真っ直中で、様々な面で不便を感じました。今年は改修後で、きれいな教室で快適に講義を行うことができました。またお世話下さったI先生にお礼申し上げます。

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集中講義の後、少しだけ夏休みをとりました。今日久しぶりに大学研究室へ。
メール対応を行っています。次の集中講義まで約1週間。福井で仕事三昧です。
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by yasuhirohashimoto | 2009-08-22 16:40 | 教育のこと | Comments(0)

祝。

今年の私のゼミに所属しているのは12名。
卒業・修了予定者は、教員採用試験や公務員試験を受験したり、一般就職を目指しています。

うち、大学院生のO君が福井県職員採用試験一種(行政)に最終合格しました。
10倍以上の難関でしたが、よく頑張ったと思います。
大学院生の控え室に行くと、必ず勉強していましたから。
日々の努力が実を結ぶということでしょう。おめでとうございます。

教員採用試験は二次試験が終わり、最終結果の発表を待つだけになっています。
今年も福井県の二次(社会科)は「難解」な問題が出されたようです。学生たちが言うには、地理が難しかったよう。アフリカの地理の問題(アフリカの海流の名称が問われたとか何とか)が出来なかったということでした。

福井県の二次(社会科)は、地理も世界史も日本史も倫理も政治・経済も全て出題されます。昨年も地理が難しかったと学生が言っていましたが。とにかく、難しいと感じた問題はどの人も出来ていない確率が高いわけですので。確実に出来ないといけない問題を落とさないことです。

後は今年から比重が高まった面接や場面指導。いかに好印象を面接官に残すことができるのか、これは一度や二度の練習ではなかなか難しい。ましてや、場面指導は現場に出たことのない学生にはなかなか対策しにくいもの。日頃から、どのような指導が望ましいのか、自分自身で考えること、答えを見つけること。マニュアルではダメですよ。
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by yasuhirohashimoto | 2009-08-16 07:22 | 教育のこと | Comments(0)

嶺南教育事務所「小学校・中学校社会科」教員研修。

過日、見出しの会が開催され、嶺南教育事務所のある小浜市に向かいました。
福井から敦賀までは特急、そして敦賀から小浜までは単線の「鈍行」で。
先日のブログにも書きましたが、敦賀から小浜へは1時間程度かかります。
山間(やまあい)を抜けていく感じで、緑豊かな景色を観賞しながらの「小旅行」。
「鈍行」のそばを走る一般道や、途中の駅舎の立派なこと。
通常の「田舎路線」では考えられないですよ。
これも原発誘致のお陰?なのでしょうか。よくわかりませんが。

さて、研修の場所、嶺南教育事務所は東小浜駅そばにあります。
今回は「小学校・中学校社会科」教員研修の一環として、「法教育」を取り上げています。

(1)9:40~12:00 講義「どのように法教育に取り組むか」
(2)13:00~15:45 講義・演習「身近な題材で授業づくり」

(1)では「法教育」の特徴と、その特徴を生かした形でどのような学習が考えられるのか、学習の全体像を、そして、「法教育」と新学習指導要領がどう結びついているのかを新指導要領の狙いを踏まえお話しました。また、「法教育」の授業事例を私が模擬授業することで先生方に「法教育」を体験していただきました。

(2)ではちょうどタイムリーな裁判員制度を授業化する場合、どのような工夫が可能なのかについて、模擬裁判員裁判用のDVDを視聴してもらった後で、先生方に裁判員になってもらい、評議・判決を下してもらいました。そして、裁判員制度の導入の意義や、裁判員制度の課題等を踏まえ、裁判員制度を小学校や中学校で授業化する場合、どのような構想が可能なのかについて、小学校グループと中学校グループに分かれてもらい考察していただきました。

(2)の後半は考察するのに十分な時間が確保できず、申し訳なかった感が。「裁判員制度授業化のきっかけ」になったということでご理解頂ければと思います。

参加の先生は13名。少し寂しかったですが、いずれの先生もとても熱心に取り組まれていました。その中で、私が福井大学へ赴任した最初の年に寺尾ゼミの院生だったSさんがおられました。現在は武生市の中学校の教員として勤務されています。初任研の一環としてこの研修を受講されていました。講師歴が長かったのですが、よく我慢しましたね。地道に頑張れば、未来は開けるといったところでしょうか。

嶺南教育事務所のT先生とのお話の中で、最近の研修の参加者は、「現場に帰ってすぐに使える教材・教具、指導案」を求める傾向が強いとのこと。理論だけではダメ。理論に沿った指導案でも、先生方にとって、また生徒にとっても興味深い「面白い」授業(教材)でないと、そして、長い時間をかけず、せいぜい1~2時間程度で完了できる授業、子どもの学習内容(中学校や小学校での)を踏まえているような授業、これらの条件をカバーしていないと(先生方にとって)「即戦力」にならない(まあ当たり前のことですが)。

ある出版社の有名編集者の方も以前「最近理論本は売れないですからねえ」とおっしゃっておられました。その方は今回の新学習指導要領に関する書籍も「全く売れない」とおっしゃっておられましたが。

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週明けからは神戸大学での集中講義が始まります。隔年開講のこの講義。一昨年に担当した時、後半の「授業作り」で学生さんが作成した経済の授業が秀逸でした。今年も楽しみにしています。
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by yasuhirohashimoto | 2009-08-14 10:57 | 研究のこと | Comments(0)

高校生模擬裁判選手権関西大会。

先日、見出しの大会が催されました。

今年で3回目になります。

参加校は以下の通りでした。

■京都教育大学附属高校
■高松第一高校
■西宮市立西宮東高校
■福井県立藤島高校
■立命館宇治高等学校
■立命館守山高等学校

京都教育大学附属高校と立命館宇治高校、高松第一高校?は三年連続出場。
私も三年連続審査員(笑)。

さて、今年は昨年度までと違って、大阪地方裁判所の法廷で行われました。
審査員は裁判官席(裁判員席)に座り、審査。

裁判員裁判が始まったこともあり、地裁も協力的?になったのでしょうか。
やはり迫力が違いますね。来年も是非お願いしたいところ。
高校生たちは試合が終わると裁判官席に座って、法服を着て記念撮影していました。
このあたりが子どもっぽいところでしょうか。

しかし彼らも試合中は大人びた「検察側」であり「弁護側」。年々レベルアップしているというのが感想です。
プレゼンも、これまでは見取り図を模造紙に示す程度だったのが、今年は、論告や弁論まで,模造紙にその内容が伝わるように作成していました。また、被害者と被告の距離、被告が銃口を被害者に向けた時の距離をメジャーで測り、その距離を裁判官(審査員)に提示したり、銃の重さを考えれば片手で持つことの難しさを段ボールで作った銃で論じたりと、従前よりも様々工夫の跡が見られました。

ただ、私が拝見した二試合は、いずれも「検察側の論証」が「弁護側の論証」よりも優れていたような感が。最後の講評では、検察官の方が「検察側の論証は難しいのによく頑張っている」とおっしゃっていましたが、専門家でない子どもの立場で考えると検察側の方がやりやすかったのではないでしょうか。むしろ「弁護側の論証」の突っ込みが足りないといった印象を受けました。優勝を狙うのであれば、両者バランスよく頑張らないとダメでしょうね。

今年は、関西大会と関東大会、以外にも初めて九州大会が開催されました。来年は四国大会も。。。という話が出ています。イベントとしては面白いですし、「法教育」の良い宣伝にもなります。ただ、今年も感じましたがこのイベント、「法曹養成教育基礎編」のようになってきている感があり、本来の「法教育」もしっかり取り組んでいかないと本来重視されるべきところが手薄になりそうです。間違わないようにしないといけません。

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明日は嶺南教育事務所の小・中学校教員研修で小浜に向かいます。
テーマは「法教育」。朝9時30分から16時過ぎまで「法教育」。
あのアメリカ大統領選挙の時に「有名」になった小浜市。敦賀から「すぐ」だと思っていたのですが、JRで1時間程度かかるんですね。意外でした。小浜の研修が終わると、8月の講演関係は一段落です。

ただ今年の秋は全社学の発表もありますし、例年と違って(発表内容は)アメリカ法関連教育史の研究ですので、読まないといけない論考がいくつかあります。従来のプロジェクト分析研究であれば、1冊のプロジェクトともう1冊の解説書を解読すれば良かったのですが。今回はそうもいきません。講演関係が終了したら、今度は英語漬けになりそうです。
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by yasuhirohashimoto | 2009-08-10 16:30 | 教育のこと | Comments(0)

生涯学習市民開放プログラム受講生交歓会 他。

過日、本学共通教育センターの行事が行われ、私が下記テーマで講演してきました。

「裁判員制度と市民性教育」

ちょうど日本初の裁判員裁判が開催され、評議の真っ最中と思われる時の講演。
裁判員裁判を模擬的に経験してもらいながら、受講者の方々は「有罪」「無罪」どう考えるのか、理由を明らかにしていつつ「主張」してもらい、その後で、市民性教育との関係についてお話しました。

生涯学習市民開放プログラムは、本学で行われている共通教育科目を一般市民の方が聴講できる制度。そもそも参加されている方々は学問に対して真摯で向学心あふれる方ばかりです。

講演終了後の交歓会の時に、私の拙い講演にも質問をぶつけてきます。とても感心しました。

交歓会では、プログラム参加者の方々の大学への要望も幾つか出されていました(そもそもこの交歓会は、参加者の大学への要望を聞くのが目的の一つ)。「駐車場確保の問題」「図書館の利用拡大を促進して欲しいとの要望」「受講者数制限の撤廃の要望」等々。すぐには解決難しい問題もありますが、参加していたN理事・副学長も解決可能な問題については即応する旨、返答されていました。

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過日、免許更新講習のうち、私が担当の選択科目「言語力育成のための社会科授業開発」を開催しました。
最低受講者数を10名としていたのですが、申し込みのあったのは9名の先生方。「開催しない」という選択肢もあったのですが、せっかく私の講習題目に興味をもたれて参加希望されているはず?だからと考え、とり行うこととしました。

選択科目6時間。朝9時30分~16時30分まで。率直な感想は「あっという間」。6時間で十分に講義・演習が出来たかというと、少し不安です。先生方の事後アンケートの評価はまあまあでしたが。私自身はもう少しやり方があったのではないかと反省しています。

今回は「①言語力とは何か、②言語力を育成する社会科授業の具体は何か、③授業構成上の留意点は何か、④DVDを見てそれを題材にして言語力育成のための社会科授業を作ってみよう」といった流れでしたが、少し盛りだくさんでしたね。①の時間を削り、③をもっと重点化すべく、「言語力育成のための社会科教材の良い事例」をもっと出すべきでした(ミソは指導案ではなく教材といった点です)。

また参加の先生方は、中学校の先生がお一人で後は小学校の先生といった構成のアンバランスもありました。この点も今後考えないといけません。

ただいずれの先生方も熱心に取り組んでおられました。せっかく夏休みの貴重な時間を使ってお見えになっているので、こちらもより良い更新講習になるよう努力する必要がありますね(当然のことですが)。
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by yasuhirohashimoto | 2009-08-09 16:22 | 教育のこと | Comments(0)

大阪府松原市中央小学校校内研修会(2009)

過日、見出しの会があり、講師として参加しました。
もうこのブログをご覧の方はよくご存じだと思いますが、
中央小学校は「法教育」を体系的にカリキュラム化し、小学校4年生から6年生まで実施している学校です。
「法教育」(同小学校の場合「ピア・ルール」ですが)、「ホットコム」などいくつかの特徴的な学習の柱をもうけて、学校の特色を出しています。

その中央小も人事異動で先生の入れ替わりもあるので、「法教育」の基本的なところから話をして欲しいとの、校長先生の依頼もあり、下記のテーマでお話しました。

「法教育の基礎・基本、新学習指導要領、そして中央小学校の取り組み」

90分で盛りだくさんでしたので、十分ご理解頂けたかはわかりませんが。
中央小の取り組みが「法教育」の学習論全体の中でどこに位置づけられ、どのような意義があるのか、ご理解頂ければ十分ではないかと思います。

中央小学校の授業実践などをこれまでよく拝見してきて思ったのですが、
「道徳的な判断」でまとめてしまおうとする傾向があるように思えます。

講演終了後に、昼食をともにし、先生方と会食しましたが、その際、ある先生が、

「背の順ルールの評価も、法の話だと形式的になる。(もっと子どもの気持ちを他の子どもに伝えるなど、そういった教育が必要だ)」

小学校の先生に共通なことなのでしょうか。相手を思う気持ち、相手を尊重する気持ち、「気持ち」を重視する。まあ「気持ち」が大事なのもよくわかるのですが。

ちょうど中央小学校は「人権の知的理解」にどう取り組むか、検討しています。
今回資料でお示ししたもので、「平等」について考える授業構成も可能ではないかとお話したところです。「紛争(トラブル)解決学習」を「平等」「自由」の知的理解を重視する学習に構成し直すことも可能だと思います。

中央小学校の取り組み、今後も注目していかないといけません。
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by yasuhirohashimoto | 2009-08-07 08:10 | 教育のこと | Comments(0)

社会系教科授業研究会(2009夏)

過日、見出しの会で岡山大学を訪れ講演してきました。演目は以下の通り。

「新教育課程における法教育の展開」

新学習指導要領と「法教育」の関係について、まず「法教育」の三つの特徴を確認した上で、
新学習指導要領改訂の方針のうち、「基礎・基本的な知識・概念の習得」「社会参画の充実」「言語力育成の充実」と「法教育」の三つの特徴とが、どう関係するのか、お話をしてきました。また、小・中・高校の指導要領本文を取り上げて、今後の「法教育」の展開事例(可能性)についてお話しました。

質問としては「価値や原則を扱う教育には道徳も範疇に入るだろう。その場合、道徳教育と法教育はその扱い方をどう異ならせるのか」や「中学校社会科公民的分野で登場する『対立と合意、効率と公正』のうち、効率と公正の関係をどう考えれば良いのか」「高等学校公民科『現代社会』で登場する『幸福、正義、公正』の学習をどう組織すれば良いのか、現代社会の問題で考えるようにすべきではないのか」といった趣旨のものが出されました。

特に「効率と公正」の関係については、「法教育」的にはN弁護士が補足したように「公正に反しない限り、効率的な決定が行われる」といった位置づけもあれば、「経済教育」的には効率と公正を分けて扱う場合(「同等」に扱う場合)もあるかもしれない。この二つの概念の関係づけは今後も議論されることになるでしょう。

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私の講演の後は、F弁護士会のN弁護士から福井法教育研究会での昨年度からの取り組み(授業づくり)について報告頂きました。N弁護士には当日突然にご報告をお願いした関係で、初めはびっくりされていましたが、快くお引き受け頂きありがとうございました。わかりやすいご報告だったと思います。

後半は、岡山県の中学校教諭であるS先生から「公共性を扱った公民的分野の授業開発」についてのご報告。鞆の浦の開発差し止めに関する景観権を巡る裁判事例を取り上げて、差し止め賛成派、反対派いずれも「公共性」を重視しているといった考え方の元で、「公共性」の内実を理解させる授業だと私は理解しました。

最初ご報告を聞く前に、私だったら景観権を巡る争いを取り上げる場合、私と公が争う、たとえば「国立市マンション景観訴訟」が一番思い浮かばれるし、「法的思考方法を理解させる法教育」的観点から言えば、裁判事例を通して景観権を巡る法的判断の枠組みを子どもたちにもわかりやすく伝えることができる事例が国立の事例ではないか、と思いました。なので、なぜ鞆の浦なのか、最初のうちは疑問でしたが、お話をお伺いするの従って、授業の狙いが私と違うことを知りました。

発表を聞いた後でフロアーからは「公共性の扱い方の新しい知見を得ることができた」といった好意的な評価が聞かれました。私自身も勉強になった授業でした。S先生ありがとうございました。

発表の後は、授業改善の方向性をグループ毎に探った後で、お互いのグループで検討しあったことを発表し、会は終了。予定時間の3時間を超える充実した会だったと思います。

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会の後は、懇親会。岡山の学生さんは礼儀正しく、まじめな方が多いですね。また懇親会には現場の高校の先生も参加されていました。つながりを大事にしながら、岡山の社会系教科の研究が更に進展することをお祈りします。
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by yasuhirohashimoto | 2009-08-04 16:51 | 教育のこと | Comments(0)

中国四国ブロック法教育に関する意見交換会。

過日、見出しの会が広島弁護士会館にて開催されました。

意見交換会は、法務省が中心となって行う「教員夏期研修」に対応するもの。
「教員夏期研修」は裁判員制度について、及び「法教育」について説明を行い、各都道府県で開催されます。
今回は、N弁護士と私が「講師」で参加しました。

まず、N弁護士から「教員夏期研修」で行うモデル講義について、福井での取り組みや、正議論から「法教育」を切り込むことを含めながら、お話しがありました。

これまでにない視点での切り込み方だったので新鮮に話を聞かせていただきました。

また後半は私から「法教育」にモデル授業ということで、以前現場にいた時に行った授業を弁護士の先生方を前にして行いました。

後半は各単位会での取り組み報告と意見交換。

中国地方の各単位会の取り組みがいかに進んでいるかを実感しました。
私は日弁連の委員会にも出席していますが、地方レベルでこれだけ頑張っているのはそんなにないなーというのが率直な感想です。岡山を始め、島根、鳥取、広島、頑張っていると思いました。

特に島根県は教員養成教育や教員免許更新制、教員研修を含め、現場への「出張授業」以外にも「法教育」への取り組みを行っています。島根県はその取り組みのモデルになるかもしれません。大変興味深く話を聞かせていただきました。

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意見交換会終了後は、懇親会。広島の割烹料理屋でおいしいお魚とお酒で懇親を深めました。
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by yasuhirohashimoto | 2009-08-02 21:03 | 研究のこと | Comments(0)

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


by yasuhirohashimoto
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