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日社学香川大会。

過日見出しの全国研究大会に参加しました。

■1日目午前。
→ 自由研究分科会の司会。「法教育」の部会を担当しました。全体的に目新しさがなく(私にとっては、ですが)。社会科教育で議論されている「社会問題科」や「社会形成科」「市民社会科」の基軸で法をどうとらえるのか、特に今般「私法」教育が注目されつつあるわけで、もちろん「憲法」との関係も考えながら、明らかにしていく研究(まあ全社学でやれって話でしょうが)をしないとねえ。社会科の学会ですから。また理論だけでなく実践(指導案、カリキュラム、実際の子どもたちの様子など)レベルも含めて発表して頂きたいものです。

■1日目午後。
→シンポジウムに参加。「教師力」の育成は教員養成大学はどこも抱えている課題です。あまりにも寒くて(暖房がついていない)、途中で失礼しました。

■1日目夜。
→いつもの飲み会。いつものメンバー。お隣でT大学の飲み会やっていましたが。W先生は相変わらず物まねが上手です(笑)。

■2日目午前。
→自由研究発表を聞いて回る。T大学のK先生のご発表に興味があったのですが、人がいっぱいで、教室の中に入れず。うちの院生から資料をコピーさせてもらいました。

■2日目午後。
→課題研究発表「法教育」に参加。ただし、高速バスの時間の関係で最初だけ。資料を確保し、急ぎ高松駅へ移動。帰り道、事故渋滞に巻き込まれ、予定よりも30分近く遅れて三宮到着。JRで一路福井へ。

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昨日から福岡教育大学附属福岡中学校の研究大会に参加しています。とても「おもしろい」。前述「社会問題科」を学校全体で取り組んでいる印象。社会科のカリキュラムも地理歴史公民をまたいで「民主主義」で単元を組織していたり。チャレンジングで研究水準も高い。T先生はほとんど指導していないとおっしゃっておられましたが・・・。また後日ここで報告したいと思います。
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by yasuhirohashimoto | 2009-11-27 10:31 | 研究のこと | Comments(2)

社会科フォーラム in 福井。

社会科フォーラムの開催場所変更でごたごたしましたが、何とか、福井市民福祉会館を確保できました。
以下の予定でフォーラムを開催しますので、是非ご参加下さい。
福井では今後も、社会科の「有名人」がこれだけ一堂に会する機会はまずないでしょう。H先生の授業などは「二度と見ることができない」かも。希少価値が高いですよ。

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(1)期日 1月30日(土)
(2)会場 福井市民福祉会館6階大ホール
(3)主催 21世紀の社会科をつくる会
(4)共催 福井大学
(5)後援 福井県教育委員会 福井市教育委員会 福井県中学校教育研究会 
      福井県小学校教育研究会 福井県社会科研究協議会
(6)会費 3,000円 懇親会 3,000円予定
(7)日程と内容 9:00 受付
 9:30~10:15  河田孝文「裁判員制度を授業する」
10:25~11:10  谷  和樹「スケッチアップを使った地誌授業」
11:20~12:05  原田智仁「領土問題を授業する
12:10~13:00  昼食
13:00~14:30  授業をめぐる討論
14:45~16:30  シンポジウム
①「政権交代のシステムをどう教えるか」 提案 岩田一彦
②「社会科の学力-基礎・基本と活用の関係」 提案 澤井陽介
③「ネットが拓く?直接民主主義のゆくえ」 提案 橋本康弘
  出席者 岩田一彦(兵庫教育大学特任教授)
        河田孝文(下関市桜山小学校)
        北 俊夫(国士舘大学教授)
        澤井陽介(文部科学省)
        谷 和樹(玉川大学准教授)
       橋本康弘(福井大学准教授)
       原田智仁(兵庫教育大学教授)
       樋口雅子(明治図書編集部長)(司会)

申込先:(1)メールの場合 ・件名 福井フォーラム参加申込 ・本文 ①お申し込み者氏名 ②ご勤務先 ③ご自宅住所 ④懇親会参加の有無 ・宛先 ikegami-saori○meijitosho.co.jp(メールを送る時には○を@に変えてお送り下さい) (2)FAXの場合 送信先/03-3946-5384(福井フォーラム担当 池上沙織さん宛)

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今日これから高松へ。日本社会科教育学会に参加するためです。おいしいうどんを食べてこようと思います(笑)。
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by yasuhirohashimoto | 2009-11-21 11:20 | 教育のこと | Comments(0)

共同実践プロジェクト・附属中学校授業実践②(2009)

過日、見出しの件に関連し、家庭科の授業が行われました。

テーマは「江戸時代から学ぶ、エコ生活の知恵」。

前回の授業(第1時間目)で、宿題を出していました。

その内容は、①江戸時代のエコ生活の様子に関する様々な資料を読み取って、その内容を確認させること。そして、②1950年代の暮らしで「江戸時代と同じような知恵」を生かしていた事例があればご家族に聞いて調べてみること、でした。

子どもたちが宿題をあまりしてきていなかったこともあり;苦笑、少し時間をとって①を各人がワークシートに整理し、その内容をグループで確認した後で、発表するといった流れになりました(第2時間目)。

第3時間目は、①の内容を踏まえ、現代にも「応用」可能な事例を取り上げて、その内容を現代にも適用できるようにアレンジを加えて各グループに発表させました。

江戸時代よく行われていた「打ち水」や「猫を暖房機代わりにする」といった、今でもそのまま適用できる?ものを発表し、その結果配付資料に書かれている内容をそのまま発表している場合があったり、江戸時代のエコ生活とは関係なく、現在行われているエコについて発表したりといった班もあり、発表では「応用」事例があまり出てきませんでした。

「灰の再利用」(江戸時代は灰をシャンプーの代わりにしていた)を現代に「応用」する場合、どうすればいいのか、などはすぐにアイデアが出る訳でもなく、調べ考える必要もあるでしょう。

なかなか難しい問いだったと思います。改善の余地がありそうですね。

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附属中学校での実践も今週で終了。明日、社会科が実施されます。結果は後日報告致します。
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by yasuhirohashimoto | 2009-11-19 12:19 | 教育のこと | Comments(0)

経済教育ワークショップ「福井」。

今年度も昨年度に引き続き、経済教育ネットワークとの連携の基で、経済教育ワークショップ「福井」を開催します。昨年は主として中学校の先生方を対象とした内容でしたが、今年は主として高校の先生方を対象とした内容にしました。以下は経済教育ネットワークのホームページに示されています。

http://www.econ-edu.net/

ご興味のある方は是非ご参加してください。よろしくお願いします。

*********以下、引用**********

経済教育ネットワークでは、現場で教育を預かる先生と経済学、教育学の専門家が共同で、経済教育の向上につとめております。今回は、ほんの少し知っておくだけで、高校の授業が進めやすくなる経済の見方・考え方を、経済学を専門とする大学教員が提案し、それを基にして参加者と議論を深めていきます。
教育関係者,教員志望者,経済教育に関心をお持ちの方など,多くの方のご参加をお待ちしております。


■日時
2009年12月3日(木) 14:00~17:05 (受付開始13:30)

■場所
福井大学教育地域科学部大会議室(教育地域科学部1号館)
〒910-8507
福井市文京3-9-1
アクセスマップ:http://www.fukui-u.ac.jp/cont_about/outline/access.html
キャンパスマップ:http://www.fukui-u.ac.jp/cont_about/outline/campus.html
※なお、当日は大学の駐車場は使用可能ですが授業日なので混み合うことが予想されます。なるべく乗り合わせて来学下さい。

■対象
現職中学校・高等学校教員、教員志望学生、経済教育諸団体関係者など

■参加費
無料

■主催
福井大学、経済教育ネットワーク、
福井県高等学校社会科研究会福井ブロック、
福井県高等学校教育研究会地理歴史・公民部会福井ブロック

■お申込・お問合先
福井大学、福井県高等学校社会科研究会福井ブロック、
福井県高等学校教育研究会地理歴史・公民部会福井ブロック関係者:
福井大学教育地域科学部      
橋本 康弘・手塚 広一郎
TEL/FAX: (0776)27-8449 (橋本)
E-Mail: yhasimot@u-fukui.ac.jp (橋本)

その他の方:
経済教育ネットワーク
〒101-8360東京都千代田区三崎町1-3-2 日本大学経済学部 2号館
Tel: 03-5259-9070
Fax: 03-5259-9075
Email: contact@econ-edu.net


【プログラム】 (司会 同志社大学経済学部教授 篠原総一)
13:30~ 受付
14:00~14:05  主催者挨拶、講師紹介
14:05~15:25  モデル授業「シミュレーションを使った高校経済の授業例」
           弘前大学教育学部 教授 猪瀬 武則
15:40~17:00  時事問題「鳩山新政権経済政策の見方」
           同志社大学経済学部 教授  西村 理 
17:00~17:05  主催者挨拶
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by yasuhirohashimoto | 2009-11-13 17:22 | 教育のこと | Comments(0)

法と教育学会。

12月6日(日)、法と教育学会が、設立準備総会とシンポジウムを予定しています。
基調講演をされる先生も確定し、現在ホームページ上に掲載されています。

http://gakkai.houkyouiku.jp/index.html

興味のある方は参加されてはいかがでしょうか。
私も司会があたっているので、参加します。

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法と教育学会 設立準備総会・シンポジウム 10:00~17:00
明治大学リバティタワー 1011教室[1階](東京都千代田区神田駿河台1-1)

第1部 10:00~ 設立準備総会
第2部 10:20~ 法教育のめざすもの(基調講演)
「司法制度改革と法教育」
  佐藤幸治(京都大学名誉教授)
「市民教育からみた法教育」
  小玉重夫(東京大学教授) 
第3部 11:30~ 各界からのメッセージ
  12:00~ 昼休憩
第4部 法教育の新たな理論と実践に向けて

13:30~ ①法教育のこれまでの取組みについて
 鈴木啓文(弁護士)
13:45~ ②教育現場から法と教育学会に期待するもの
● 河村新吾(広島市立基町高等学校教諭)
● 窪 直樹(東京都練馬区立大泉第六小学校教諭)
● 仲村秀樹(東京都港区立朝日中学校主幹教諭)
● 藤井 剛(千葉県立千葉高等学校教諭)
14:45~ 休憩
15:00~ ③パネルディスカッション
- 法教育のめざすもの -
<司会>
● 鈴木啓文(弁護士)
● 橋本康弘(福井大学准教授)
<パネリスト>
● 江口勇治(筑波大学教授)
● 大倉泰裕(文部科学省初等中等教育局教科調査官)
● 落合 隆(神奈川県立上鶴間高等学校教諭)
● 館 潤二(筑波大学附属中学校副校長)
● 中川深雪(法務省大臣官房司法法制部参事官)
● 村松 剛(弁護士)

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拙編著本が横浜弁護士会の先生のブログで紹介されました。
http://yaplog.jp/teng/
ありがとうございました。
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by yasuhirohashimoto | 2009-11-10 16:25 | 研究のこと | Comments(0)

共同実践プロジェクト・附属中学校授業実践①(2009)

9月下旬に始まった附属小学校での実践に引き続き、先週金曜日から附属中学校での授業実践が始まりました。

附属中学校でのテーマは「環境問題」。該当クラスは中学校3年生の選択理科。今回は「理科」「家庭科」「社会科」でこの問題にアプローチしていきます。

大学院・問題解決リテラシー群としては各教科で「問題解決」を行う、全教科を通して「問題解決」を行う。この二つを目的に展開していきます。

今回は「理科」と「家庭科」(1時間目)。

「理科」では「地球環境問題」の進展に関連し、地球温暖化と二酸化炭素に焦点を当てて、二酸化炭素の気温上昇を空気の気温上昇と比較しながら、実験を行うことで二酸化炭素の気温上昇が早いことを確かめようとするもの。

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実験を何のためにするのか、その問題意識をしっかり高めておかないと、実験をしただけに終わります。その点が課題だったと思います。

続けて「家庭科」。「家庭科」では環境問題の「深刻化」と自分たちの生活とを関連させつつ、環境問題への取り組みとして「江戸時代」を比較対象として「江戸時代のエコ活動」に関する資料を用意して、その資料の読み解きを班ごとに分担し、整理させ発表させる授業。そして現代でも実施可能な「エコ活動」はどれなのか、を考察していくといった流れの授業になります。

今回は3時間構成のうちの1時間目。自分たちの生活と環境問題の「深刻化」が関係していることを子どもたちに認識させた後で、「江戸時代のエコ活動」の具体例を挙げ、最後に「江戸時代のエコ活動」の詳細が示された複数の資料を配付し、各班毎に分担して資料を読み解くといった宿題を出し終了しました。

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この授業は2/3時間目が勝負なので。その授業を見た後コメントしたいと思います。

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今週、全米社会科協議会(NCSS)のアトランタ大会が開催されます。今年は上記の授業もあって、残念ながら出席できません。行かれた方々の「お土産話」を期待しています。
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by yasuhirohashimoto | 2009-11-09 13:27 | 教育のこと | Comments(0)

松原市三中校区合同授業研究会(2009)

過日、松原市を訪れました。
松原市第三中学校区には、1中学校と2小学校、1幼稚園があり、校区を形成しています。
各学期に1度、持ち回りで授業研究会を開催しており、二学期は中央小学校が担当です。

今年は、「算数」「人間関係」「法教育」の三つの分科会が開催され、それぞれの分科会で研究授業、そして授業検討会が行われました。

今回の「法教育」の授業は、「権利」と「義務」をテーマに取り上げていました。
「権利」は「してもしなくてもいい事」、「義務」は「しなければならない事」と子どもたちにもわかりやすく定義付けます。

そして、授業では、ある「問題」が提示されます。その「問題」とは、プロゴルファーになる夢をもっている「ぴあ川 りょう」の態度(宿題をし忘れる、持ち物の管理がいい加減等々)に課題があり、また、この「ぴあ川 りょう」の態度に対して、お父さんやお母さん、先生が怒っている様子が示される、このような状況の中で、本人の思い(プロゴルファーになれば学校の勉強なんか役に立たない、成績だって中くらいだから良い・・・)が語られ、「自分(りょう)はどうすれば良いのか悩んでいる」といったこと。その「問題」に対して、この場合の「権利」「義務」は何なのか、「りょう君はゴルフを続けるべきか」といったことを子どもたちに考えさせながら、「りょう君がこれからどのような生活をすれば良いのか」をまとめさせていく、といった流れになります。

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授業検討会では、「権利の定義付け=してもしなくてもいい事は、積極的にすると言った権利の意味を捨象しているのではないか」「権利→義務で語られるのではなく、義務→権利で語られる流れになっており、法の論理では正確ではないのではないか」「権利と義務を『切り離す』ことに違和感を感じる」「りょう君の友達の意見などを設定することも必要ではないか」といった意見が当日参加されていたM弁護士から提案されました。

私からは、M弁護士の前者二つの意見に賛同する旨のこと、結果として教えたい道徳的価値が前提としてあり、子どもたちがその道徳的価値に至るように、先生にとって「予定調和的」な授業になっていること、「勉強することは権利なのか義務なのか」といったことを突き詰めると、児童の指導上問題になりそうで、なかなか難しいこと 等を提案した?と思います。

現在の5年生の授業は、昨年度も同じように4年生時に公開されたのですが、その際にも「法教育というよりも道徳教育」といった指摘をしました。5年生の先生方の問題意識として、学年の児童の指導上の課題を取り上げて「法教育」を作り上げたいとの思いが強くあり、そうなると、どうしても教師として教えたい道徳的価値をもって授業に臨まざるを得ないのかなと思います。やはり学校で発生しそうな?問題を取り上げて子どもたちに客観的にその問題の解決策を法の判断基準(観点)で考えていくような授業。一定の対立関係にあり、同じ「ステージ」で議論できるテーマ。今回の場合、明らかにりょう君に課題がある状況は同じ「ステージ」ではないように思います。まあ、先生方にとってみれば切実な課題なのでしょうけども。今年も色々と考えさせられました。そう、中央小はこれまでの「アメリカ型カリキュラム」を大幅に変えて新しいものを創り出そうとしています。そのチャレンジ精神には頭が下がりますね。

今回の授業研究会には、市教育長や部長、次長など「お歴々」がお見えになりました。授業研究会終了後に、いつもの飲み屋でおいしいお酒を飲みつつ、松原を後にしました。
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by yasuhirohashimoto | 2009-11-03 12:49 | 研究のこと | Comments(2)

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


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