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教室から学ぶ法教育 子どもと育む・・・他

2冊ご紹介。

1冊目は、「法教育」に関する書籍。

教師と弁護士でつくる法教育研究会・編著,教室から学ぶ法教育 子どもと育む法的思考

私もよくご存じの、横浜弁護士会、村松剛先生、村松謙先生や、法務省法教育研究会の折り、ご一緒に教材を作成した、東京都の朝日中学校、仲村秀樹先生などがご執筆された書籍。学校内で発生する問題事例を法的観点から考察するといった内容で、私が以前刊行した『身近な問題の法学習~』にも似たコンセプトになっています。私の本の場合、事例が15個と多めなのですが、こちらの本は事例の数を絞って、その代わり事例に関する説明を詳細にしているといった特徴があります。「法教育」に興味がある先生にお薦めできる書籍です。

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http://www.genjin.jp/shinkan.html#yotei_3.2

2冊目は、新学習指導要領に対応した書籍。

大杉昭英編,中学校社会科活用学習のファックス教材集 公民編

他に地理編や歴史編も出版されています。私も公民編に原稿を寄せています。新学習指導要領では「活用力」が重視されたのは周知のことだと思います。その活用力を測る教材を生徒配布用プリントにして綴っているのが本書の特徴といえるでしょう。是非ご購入されてはいかがでしょうか。

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http://www.meijitosho.co.jp/shoseki/shosai.html?bango=4-18-489710-6
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by yasuhirohashimoto | 2010-03-27 09:18 | 研究のこと | Comments(0)

大学ランキング。

昨日のA新聞にも一面で掲載されていました。
また各種報道機関でも「文部科学省による大学ランキング」といったネーミングで報道されていました。

要するに、国立大学法人評価委員会による評価の結果を基に行われる予算配分の内訳が発表になったということです。

本学は年額300万円の増額になったのですが、当初この額を教授会で聞いた時、私も含め、本学部の構成員誰もから失笑がもれました。

「この評価のために膨大なエネルギーをかけて報告書を作成したのに、、全学部合わせて300万円??」

ただ確かに300万円の増額なのですが、昨日の新聞報道だと、A新聞の見出しは「国立大 初の『ランク付け』 トップは奈良先端大 地方大は苦戦」とありますが、本学は、「上位の大学」に位置しています。

この新聞記事を見た人たちの印象を考えた時に300万円の増額だとしても、「上位の大学」に位置することはとても重要だったなあと感じました(本学の宣伝効果を考えた上でも)。

ちなみに「上位の大学」は東京大学や京都大学、東京外語や東京医科歯科といったいわゆる、「一流校」ばかり。その中にぽつんと?福井大学が示されています。これを読んだ読者の印象は「福井大学、頑張っているな」(「なぜ福井大学?」という疑問もわくかもしれませんが)という印象でしょうか。

「下位の大学」に示されている諸大学、ご愁傷様ですといったところでしょうか。

ただこの評価を受けるに当たって、本学部の評価委員会のメンバーは相当苦労されていました。とにかくエビデンス集め。そればかりを気にしていました。また本文の検討でも相当の時間を要しました。結果として電話帳並みの厚さの報告書ができあがり。。。

結局この委員会のメンバーは、普段の研究活動や教育活動の時間の多くを、この報告書づくりのために割かないといけなかった訳です。

私はこの法人評価委員会の報告書作成が終わった後で、学部評価委員会のメンバーに選任されたので、運が良かったのですが(苦笑)。諸先生方の苦労はこの報道で報われたのではないでしょうか。

ただここ数年、認証評価だとか、外部評価だとか、もう「評価」ばっかり。来年度は個人評価が行われます。その都度、評価のための資料づくり、をしないといけない・・・・何とかならないのでしょうか。
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by yasuhirohashimoto | 2010-03-26 15:47 | 雑記 | Comments(0)

社会科フォーラムin福岡。

明治図書出版が中心になって運営している「社会科フォーラム」。
2月には福井で開催したところですが、新年度は6月12日に福岡(久留米)で開催されます。

“知識のみえる化”してますか! 話し合い・討論とノート指導を大転換する

をテーマに3つの提案授業を始め、午後のパネルディスカッションでは、提案授業者の他、有田和正先生や、安野功先生を始め、草原和博先生や永田忠道先生、会場校の福岡教育大学附属久留米小学校長の石丸哲治先生、明治図書・樋口雅子編集長を交え、社会科の現在的課題について議論を深める予定です(私もパネラーで参加します)。詳しくは以下のホームページから。

http://www.fukuoka-edu.ac.jp/~kurumes/happyoukai.html

せっかくの機会ですので、参加されてはいかがでしょうか。
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by yasuhirohashimoto | 2010-03-25 10:44 | 研究のこと | Comments(3)

お祝い会。

過日、昨年卒業し、現在教職に就いている元ゼミ生たちの「お祝い会」をしました。
集まってくれた4名(1名は寺尾ゼミですが)のうち、2名はこの4月から愛知県や福井県に正式採用になります。

大学近くの「お好み焼き屋」でこの1年間の非常勤講師(常勤講師)としての苦労話をお聞きしました。彼らは非常勤と常勤との「格差社会」の話をしていましたねえ。収入の大きな「格差」をしみじみ感じたとのこと。ただ、常勤だと教員採用試験の勉強時間が取りにくいことを考えれば、非常勤で1年間過ごし、その間しっかり勉強して教員採用試験に合格する方が早道のような気がします。また常勤で担任を持つと、それ相当の苦労をしているようですし、とりあえず教員採用試験に合格することだ第一ですので。今年受験する皆さんはしっかり勉強して教員採用試験に臨んでもらいたいと思います。
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by yasuhirohashimoto | 2010-03-20 14:17 | 教育のこと | Comments(0)

後期入試。

昨日は後期入試。前期に引き続き、試験監督。無事務めることができ、一安心です。

今回の入試ですが、以前後期入試の監督をした時よりも受験者が増えたような気がしました。通常、後期入試は前期で合格した学生などが受験をしませんので、欠席が多数出るのが当たり前。しかし、今年度私が監督した教室は確かに欠席者は多いのですが、以前ほどではなく。

同室で試験監督をご一緒した先生によれば「本学は『後期本番』になりつつある」とおっしゃっておられました。どうしてなのか?前期不合格で私学に合格していれば、私学に流れていた学生さんが不況のせいで「後期受験」をするようになったのか?あたしはその辺り不案内なので、よくわかりません。

ただ受験したとしても、後期の枠はごくわずか。社会系などは合格者3名ですからねえ。「激戦」には間違いのないところです。

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私は自宅でインターネットをひいていなかったのですが、ひょんなことでWi-Maxを知ってしまいました。無線でもなく有線でもない、回線工事は不要で、無線よりも高速。プロバイダー契約も不要。そして何より「(自宅や実家、外出先など)どこででも使える」と、個人的には“ピン”ときて、一昨日から「お試し15日間無料コース」を利用しています。大願寺の宿舎でもそれなりに高速インターネットが可能ですし(もちろん動画は遅いですが・・・)、これから出先で色々と試してみて、本契約しようか、考えてみようと思います。ただまだサービスが全国主要都市などのみというのが課題でしょうかね。 http://www.uqwimax.jp/
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by yasuhirohashimoto | 2010-03-13 15:16 | 雑記 | Comments(4)

NHK福井・「旬感ふくい人」へ出演しました。

過日、見出しのコーナーに出演しました。
毎週木曜日、NHK夕方のニュースのコーナー「旬感ふくい人」。

8分程度のコーナーなのですが、3週間前に30分程度の「電話取材」、2週間前に1時間程度のインタビュー、1週間前に30分程度の最終打ち合わせと、このコーナーのための準備が結構頻繁にあり、担当のAアナウンサーも大変そうでした。

当日はまずリハーサル。「台本」通りに進め、話をしました。私もそう緊張することなく、リラックスしていました。この感じだとうまくいくはず・・・

次はラジオの録音。12分のコーナーなのですが、こちらもそれなりに順調にすみました。

そして本番。Aアナウンサーが本番前、「先生、台本を持って行かないようにしましょうよ」というので、まあいいか、と思い、スタジオへ。スタジオでスタンバイしていると、Aアナウンサーが「台本通りに進めると緊張感がないので、違う質問しますので・・・(笑)」と言い出し、さすがに少し緊張気味。

あっという間の本番で、まあそれなりのことをしゃべったと思うのですが。いかがだったでしょうか。

本番が終わった後にAアナとお話する中で、「台本通りに進めないのは、突然振った質問にどのように答えるのか、それが意外に本音だったりするので。いつもそのようにしている。もし相手(私)が答えに詰まったら、それに対応できる答えを自分自身が用意する必要もあり、(自分自身も)緊張感を保てるんですよ」とのことでした。

翌日朝のローカルニュースでも再放送されていたのですが。

うちの教員はよくテレビ見てるんですね(笑)。会う人会う人に「見たよ!」と声かけられました。

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過日、神戸大学発達科学部附属明石小学校の研究大会に参加してきました。
目当てはI先生による「市民資質育成」領域の授業。

小学校5年生にあるCMを見させ、そのCMは何を意図して放送されているのか、受け手(市民)、送り手(企業)、作り手(番組製作会社)の立場から考えていくといった授業。その後、そのCMを流している会社から高額な情報料を提供されトラブルになっている状況を新聞記事などを使い説明し、再度CMを見て考えていきます。その際、受け手(このCMだと全て無料だと思い込む等)、作り手(表示が小さい、何回も無料と訴えている、説明不足)、送り手(依頼者としての責任があるのでは)といった三者から考察を深め、最後にこのような問題を防ぐための防止策についてグループで話し合うといった流れ。その際、企業や情報の送り手は自分たちの目的の達成だけでなく視聴者の立場に立ったCMづくりが必要になるといった考え方を基盤に防止策を子どもたちが提示していきます(薬品のように“ピンポーン”と音を鳴らし注意を呼びかけるようなCMにするといった意見が子どもから提示されました)。

この授業の良い点は「受け手」と「送り手」そして「作り手」の三者で考察していることでしょう。通常、前者二つだけで考えさせそうなのを、三つのすることで、「送り手」と「作り手」との関係も見ることができます。また、「法教育」的には、消費者の「情報不足」による消費者保護法制の必要性といった話につなげることも可能になる良い教材だと思いました。

それより何より、資本主義社会の企業活動の実際を取り上げているわけですから。「現実社会の授業」になっているということ。「受け手の思いや願いを実現する送り手」ではないということです。

同授業にはH教育大学のK先生もお見えになっていました。K先生は「中学校で授業を作る場合、どのように作れるのか、H県の先生方と共に考えていきたい」とおっしゃっておられました。授業ができあがるようだとこれも楽しみですね。

一度I先生の授業を拝見しようとは思っていたのですが、明石まで来て正解でした。同授業で見せた子どもたちの賢明な発言の数々。やはりそれを現実のものとしているのは、I先生による徹底した指導によるもの、子どもたちがまじめでしっかりノートをとって勉強する態度をしっかり育成していること。これが良い授業になる、第一条件であるのは間違いないところです。
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by yasuhirohashimoto | 2010-03-12 17:45 | 雑記 | Comments(0)

島根/「法教育」研修会。

先週土曜日は、島根県民会館にて見出しの会があり参加してきました。
参加者は40名ほど、うち現場の中・高校の先生のご参加もありました。

会では、広島弁護士会の西本先生より「(弁護士から見た)法教育」についてご提案があった後で、私の方から、これまでの「法教育」とこれからの「法教育」のあり方について、新学習指導要領や、福井での実践、また、シティズンシップ教育と法教育との関係などをお話しました。

終わった後は、懇親会。蟹鍋をつつきながら、懇談しました。今回参加されていたのは比較的若い弁護士の先生方ばかりでした。島根県弁護士会のO先生のご尽力もあり、お集まり頂けたものと拝察します。

今後、島根の取り組みにも要注目!です。
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by yasuhirohashimoto | 2010-03-08 13:08 | 研究のこと | Comments(1)

宍道湖畔。

深夜12時を過ぎて、松江に到着。
宍道湖畔の、ホテル一畑にチェックインしました。

このホテルは先日、将棋の王将戦も行われた一畑電鉄経営のホテル。
ホテル自体は若干古い印象ですが、なかなか良いホテルです。
大浴場が評判ですので、明日朝宍道湖温泉に入れることを楽しみにしていますし、朝ご飯に宍道湖とれたてのしじみ汁が出るそうなので、それも楽しみです。

また明日午前中は宍道湖畔を散歩しつつ、リラックスした時間を過ごそうと思っています。たまには良いですよね。
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by yasuhirohashimoto | 2010-03-06 02:11 | 雑記 | Comments(0)

岐阜法教育研究会・朝日大学主催、法教育教材コンクール。

過日、法教育教材コンクールでの基調講演のため、朝日大学を訪れました。
朝日大学法学部のO先生は「法教育」に関心をもたれていて、以前わざわざ来福されたこともある方。O先生や、岐阜大学のO先生、岐阜県弁護士会などが中心になって岐阜法教育研究会が立ち上がり、法教育のシンポジウムや今回のコンクールなど精力的に活動されています。

私からは「法教育のこれまでとこれから」というテーマで福井法教育研究会のこれまでの取り組みを中心にお話ししました。

また、教材コンクールですが、その応募者は、小学校の先生や中学校、高校の社会科の先生、教員養成学部の学生、が中心で、数学の教材提案などもあり、相当数の応募がありました。

私の講演の後の表彰式では、岐阜県教育委員会賞、岐阜県弁護士会長賞、NHK岐阜放送局長賞、各新聞社賞など、合計8つの賞が準備され、受賞者に賞状と記念品が授与されました。

授与式の後、受賞者からプレゼンが行われて、会は閉じられました。

ここまでの準備をするには相当のご苦労があったと思います。また、とても参考になるコンクールで、全国規模での展開を考えるべき、とも思いました。当日お世話になった先生方、ありがとうございました。

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今日は夕方から松江に移動します。明日は中国弁連の「法教育研修会」があり、そこで講演する必要があります。久しぶりの松江なので、明日午前中は観光しようかなとも思っています。
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by yasuhirohashimoto | 2010-03-05 11:17 | 研究のこと | Comments(0)

社会科・地歴科・公民科教育研修会「福井」(2010)

過日、見出しの研修会を開催しました。

平日昼間にも関わらず、中学校や高校の先生方を中心に、本学学生、大学関係者を含め60名を超える参加者でした。遠くは、東京や大阪、岡山や仙台からもお越し頂きました。また県内も福井市だけでなく、遠くは若狭・敦賀からもお見えになっていました。現場の先生方は時間割変更をしてまでも参加頂けたのではないかと拝察します。ご参会頂き、ありがとうございました。

同研修会は本年度が初めての試みになります。新学習指導要領も告示されましたので、今年度はその新学習指導要領の改訂に尽力されたお二人の先生をお招きしました。

お一人目は、京都大学大学院の土井真一教授。法務省で法教育研究会座長、法教育推進協議会座長を務められ、今回の学習指導要領の改訂でも中央教育審議会の委員として、社会科・地理歴史科・公民科の改訂の中心的立場を担われました。

憲法学者である土井先生には、「憲法がなぜ必要なのか」についてワークショップを入れながらお話頂きました。憲法の必要性を考える上で、「共同体とは何か」「国家とは何か」からスタートするといったこれまでの憲法学習のアプローチとは異なるご説明の仕方で大変勉強になりました。お話を伺うと、高校生向けに憲法を教える書籍を現在ご執筆だとか。是非購入したいと思います。

続けてお二人目は、岐阜大学の大杉昭英教授。大杉先生は、前の文部科学省視学官として、社会科・地理歴史科・公民科に限らず、教育課程全体のグランドデザインを担当されました。大杉先生からは、現在議論されている評価の4観点の変更のお話も含め、言語力育成の社会科授業の在り方(読み取り・解釈・説明・論述)や、その際に活用する知識の質が問われること、等についてご講演頂きました。

質疑・応答の時間も活発にご質問頂きました。実りある会になったと思っています。

この会は、福井大学教育地域科学部社会科教育研究会が主催しました。今後は、この会を基盤にして、来年度以降も、様々な形で研究会を開催していきたいと思っています。今後ともどうぞよろしくお願いします。
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by yasuhirohashimoto | 2010-03-04 10:10 | 研究のこと | Comments(1)

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


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