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社会系教科教育学会(2011)。

過日、標記の学会が開催されました。
学会前日は新大阪泊まりで、翌朝社に移動。
新大阪から社までは高速バス。約1時間の道のりです。
バスではD大学のF先生とご一緒でした。
「高速土日1000円」の影響からかもしれませんが、
宝塚インターまでかなりの渋滞。予定よりも20分近く
遅れて社のパーキングに到着。タクシーで兵庫教育大学まで
移動です。

ほぼ毎年この学会には参加しています。
今年も例年通り200名超の参加者だったようです。

1日目午前中は自由研究発表の司会、午後はシンポジウムに
参加。シンポジウムの議論を聞いての感想ですが、「何も
変わらない」といった印象。授業開発研究の意義を
再確認し、登壇者の現場の先生もそれを支持してくれたって
印象です。今後も引き続き、授業開発研究を進めていけば
良いのだなと思いました。2日目午前は学習評価の部会に
参加、午後は自由研究発表でした。

今回の発表の内容は、本学の院生がうまくまとめてくれている
のでそちらを参照下さい。

http://gnosticism.blog67.fc2.com/
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by yasuhirohashimoto | 2011-02-28 21:31 | 研究のこと

教職大学院のセミナー。

昨日、本日と本学では教職大学院のセミナーが開催されています。
「社会力の育成」で有名な門脇厚司先生を始め、全国から教職大学院の
担当をされている大学教員が300名近くお集まりのようです。

門脇先生の「ご講演」に出席しようと思っていたのですが、明日行われる
NIE会議の事前打ち合わせがあり、その関係で拝聴出来ませんでした。

その事前打ち合わせの最中、R大学のM先生からお電話をもらいました。
どうも、京都の連合大学院の先生方とご一緒に同セミナーに参加されている
とのこと。

大学に戻り、研究室でM先生と教職大学院の現状などについて意見交換しました。

本学の教職大学院はニュースなどでもご存じの方がおられるかもしれませんが、
板橋区教育委員会からも現職の先生を派遣して頂くことになりました。

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20110223-OYT8T00538.htm

「拠点校方式」を採用している本大学院。これは「福井方式」と言われ、全国的にも
有名になっていますが。この方式は「持続可能性」を持っているのか?
色々と考えさせられます。
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by yasuhirohashimoto | 2011-02-27 10:43 | 雑記

「教科横断型授業」の開発研究(Ⅰ)・・・。

過日、二本の論文を公開しました。
今日はまず一本目のご紹介。

■「教科横断型授業」の開発研究(Ⅰ)-2008・2009年度協働実践研究プロジェクトでの取り組みから-
(橋本康弘、荒井紀子、伊禮三之、山本博文、香川喜一郎;以上、本学(元)教員、奥山和彦、下池未紗、松田真依、市川薫、鏑木優佳、永井良次;以上、本学(元)大学院生)福井大学教育実践研究第35号,2010,pp.67-78.

大学院の講義「協働実践研究プロジェクト」についてはこれまでブログで何度も取り上げてきました。その成果をとりまとめたのが本論文。PISA型学力としてその育成が重視される「問題解決リテラシー」の育成を図る授業、特に今回は問題解決が困難な社会問題を取り上げて、その問題の解決の在り方を児童・生徒が個々に考察することが可能になる授業を開発しました。その際、「教科固有の論理」を生かした単元を開発しました。その単元は、数学-家庭科-社会科、理科-家庭科-社会科をつなぎつつ、それぞれの教科の学習の「発展学習」として位置付けられるものを想定しました。ですが、なかなか難しかった。「二兎追うものを一兎を追えず」とまでは言いませんが。課題も残りました。2009・2010年度は「消費生活」をテーマにした授業開発を行いましたので、次年度その成果は論文として公表したいと思っています。

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昨日は前期入試。
午後の科目で監督を担当。
センター試験とは少しだけ「勝手」が違うのですが、
何事もなく無事終了しました。

成績処理も終わり、学会発表も終わり、
後は原稿執筆に勤しむだけです。
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by yasuhirohashimoto | 2011-02-26 09:08 | 研究のこと

晴天が続く。

社会系教科教育学会が終わり、福井に戻っています。
学生は非常勤の先生による集中講義三昧ですが、常勤教員は講義が終了し、
成績処理業務のまっただ中です。

研究室に届いた書籍を見ていると、NCSSから、Social Educationが届いていました。
NCSSは皆さんご存じの通り、アメリカ版の社会科教育学会です。

年に何回か現場の先生をターゲットにした誌面を発行しており、それが、Social Education(他にもありますが)。

今誌の表紙を見てみると、「義務的投票制度にすべきか?」といったテーマで特集が組まれていました。賛成派の見方と反対派の見方の両方が法的に(判例を踏まえ)バランスよく提示されており、ついつい読み込んでしまいました。

特集の最後には、案の定、ABAの「広告」が。3月に行われるNational Law-Related Education Conferenceの案内です。今年のテーマは「立憲民主主義における市民権と自由権」です。そのうち機会を見つけて参加しようと思っています。

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コメントについてですが、今後メールでお願いしたいと思います(某先生のブログの様にしたいと思います)ので、よろしくお願いします。
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by yasuhirohashimoto | 2011-02-23 08:25 | 雑記

広島大学附属小学校研究大会(2010年度)。

過日、見出しの研究大会に参加してきました。
久しぶりに伺った同小学校は改築されており、教室も一新されていました。

http://home.hiroshima-u.ac.jp/fushou/94kai1.pdf

当日のプログラムを一見するとわかると思いますが、「情報化社会」を
テーマに取り上げたり、「くらしの移り変わり」では路面電車の延長を
教材として取り上げていました。

どうも社会形成、社会問題の集団的(社会的?)意志決定をテーマにした授業作りを心がけ
ているように感じました。

小学校で社会形成、社会問題の集団的意志決定を行う場合、どのようなテーマ
が望ましいのか、小学校も中学校も高校も同じカリキュラム構成原理で良いのか、
吟味する必要があると思います。

また、シティズンシップ育成を射程に入れたお茶の水女子大学附属小学校との
違いは何か、同じなのか。。。

考えさせられるテーマを頂いた感があります。

今後の研究の進展を祈念申し上げます。

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ずいぶんと遅くなりましたが、本年度も「経済教育ワークショップ」
を福井大学文京キャンパスで開催しました。

参会者は本学学部生がほとんどでした。学外者からの参加者をもう少し
募るように頑張らないといけないですね。反省したところです。

その詳細は、下記ホームページをご覧下さい。

http://www.econ-edu.net/activity/ws/ws20101113.html

篠原先生、三枝先生、奥田先生、当日は遠方からの来福、ありがとうございました。
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by yasuhirohashimoto | 2011-02-22 20:43 | 研究のこと | Comments(1)

中学校づくり研究会のご案内。

標記の研究会で講演します。
大阪大学の志水宏吉先生からご依頼があり講演することになりました。
志水先生は教育社会学がご専門で、ご著書である岩波新書の『学力を育
てる』はご存じの方も多いと思います。

松原三中校区の指導の際にご一緒になることもあり、私の講演も聴いて頂いた
ことがあります。

http://d.hatena.ne.jp/jhs_dukuri/20110214/1297666232

松原での取り組みを中心に中央小学校「法教育担当」大西新二郎先生と報告します。

お時間のある方は是非参加されてはいかがでしょうか。

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昨日・本日と社会系教科教育学会に参加し、発表してきました。
いやー、なぜか緊張しました。発表の際にはめまいがしました(笑)。
また詳細は後日ブログにて。
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by yasuhirohashimoto | 2011-02-20 21:00 | 研究のこと | Comments(1)

新大阪泊。

今日は午後から会議で缶詰。
「管理職」選挙が目白押しでした
(しばらく本学部の教授会は「選挙シーズン」
に突入します)。

さて疲れ果てた体で福井駅へ移動。
19時前のサンダーバードに乗車するためです。

明日から社会系教科教育学会が兵庫教育大学で開催されます。
今日は新大阪至近に泊まり、明日朝同大学へ移動します。

さて駅で、若者?3人組に声を掛けられる。

「橋本先生、お久しぶりです」

元Tゼミの卒業生。顔を見て思い出す。

「いつも御世話になっています」

元Nゼミの卒業生で、本学職員。体格が良くなって
いたこともあり、すぐにはわかりませんでした(すみません)。

どうも、宮崎に結婚式で「小旅行」するとのこと。
本学部の元学部長K先生関連だそうです。

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本日宿泊は新大阪から一駅(新大阪から1分)の新大阪サンプラザホテル。
えらい価格が安いのに、R天で「高評価」をもらっていたので
試しに宿泊。

これが「価格破壊」なんですね。

一昔前なら、1泊7~8000円はしたのではないでしょうか。

今後大阪宿泊ホテルの候補としてインプットしたところです。
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by yasuhirohashimoto | 2011-02-18 21:42 | 雑記 | Comments(0)

卒論発表会&修士論文中間発表会(2010年度)。

過日、標記の件について、実施しました。
卒論最終発表会は各々持ち時間が30分。発表20分、質疑10分です。
今回発表したのは下記のメンバーです。

北島正也 中学校社会科における評価の改善に関する研究
        -「活用」を意識した授業と評価の設計-
小玉健太 中学校社会科における政治学習の改善に関する研究
山下香織 キャリア教育の要素を取り入れた小学校社会科授業の開発研究
山本武尊 メディアリテラシーを育成する社会科授業の開発研究

以上、橋本ゼミ。

佐々木梨衣 考える社会科授業の研究
          -課題解決型授業構成とコミュニケーション活動の活用に着目して-
渡邉未来 子どもの興味関心を高める社会科教材の研究
         -ICTを活用した教材作りとその活用-

以上、寺尾ゼミ。

当日は修士論文の中間発表(1回目)も行いました。

二丹田雄一 社会科における情報教育内容の開発研究(仮題)

以上、橋本ゼミ。

社会科教育ゼミの卒論は慣習で3章構成になっています。中間発表では1・2章を発表し、卒論発表会では、最終章を発表するのが通例です。
社会科教育ゼミの修士論文の構成は特に慣習的なものはありません。最終発表までに中間発表が2回ありますので、そのことを頭に入れて発表を組み立てていきます。

卒論は授業開発研究がほとんどですので、最終発表は1・2章の分析を踏まえての授業開発の報告、開発した授業を丁寧に説明する会になります。今回も各々が工夫して作成した指導案が提示されました。

修論(中間発表1回目)はまだ「序盤戦」。今回は情報教育の社会科における傾向を学習指導要領から読み解くことを主眼にした発表でした。

今回も活発な議論になりました。質疑・応答の時間がしっかり取れ、意味のある質問が出ることは研究の進展には欠かせません。

最後に次年度卒論を書く3年生が、何をテーマにしようと考えているのか、その構想について提案がありました。

午後1時からスタートした同会は、午後6時前に終了。

会が終われば、例年通り「追い出しコンパ」です。寒い日の鍋は格別でした。

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by yasuhirohashimoto | 2011-02-15 17:03 | 教育のこと | Comments(0)

社会教材研究(2010年度)。

過日、同講義も終了。
小学校教員免許必須の同講義。毎年70名程度の受講者がいます。
例年金曜日1限目に実施していましたが、今年度は同曜日は出張で
大学を不在にすることが多かったために、集中講義としました。

11/7,11/23,12/18,1/22,2/6

3限目から5限目を利用し上記の5日間で実施。
いずれも土・日・祝日です。

昔本学におられた先生は、通常通り、平日に講義を入れていたのですが、
ほとんど休講になってしまい、土日に補講をされていました。

その年、明らかに出張が多く、大学を不在にする日が多い場合、
学生の都合も考えれば、10月の早い段階で日時が設定できる上記のような
集中講義形式の方が望ましいように思えます。

今年度の講義では、例年行っていた内容をそのまま集中講義で行いました。
集中講義で行うと、例年の内容を処理するスピードが違う。集中講義の
方が速く済む。例年だと、週1回講義ですので、前回の内容の復習をしたりと、
比較的「丁寧」な講義となりますが、今年は前回の復習が必要なかったりするので。
これは良い点だと思います(新たな内容を付け加えることができますから)。

ただ講義後半に行う「小学校社会科」のグループ毎の授業づくりは、困難を伴いました。
授業づくりでは、グループで適宜集まり指導案を作成したり、資料を集めたりします。
そして講義のうちの2回程度は「授業づくりの時間」に充てて、私が作成した指導案
を講義時間中に指導するといった流れです。ただ今回の集中講義の場合、作成した指導案を
指導する時間が1日しか取れませんでした。

また作成した指導案の報告を1日丸々行うなど、講義が少し単調になりました。

反省すべき所は反省し次年度以降の講義の設計に生かしていきたいと思います。

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大学はいよいよ集中講義シーズン。今週から地理や公民系の集中講義が始まっています。
私が大学生だった頃は比較的のんびりしていたと思うのですが、本学の学生を見ていると、
大変そうです。今週は公民科教員の免許必須の「国際法」もあります。皆さん、単位を落とさ
ないように。
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by yasuhirohashimoto | 2011-02-14 08:30 | 教育のこと | Comments(0)

社会科教育法Ⅰ(2010年度)。

過日、標記の講義が終了。以前のブログでも少し触れましたが、
学部2年生を対象とした「中学校社会科教員免許状」取得のための
必修講義になります。

この講義では、学習指導要領の枠組みにおいて、中学校社会科
の目標・内容がどのように捉えられ、整理されているのかについて
解説します。また、新学習指導要領で多用されるキーワード
「習得・活用・探究」「言語活動の充実」「思考力・判断力・表現力」
等についても具体の授業例(教材例)を用いて説明をします。

講義の後半では、いわゆる歴史的分野の授業を学生がグループに
分かれて作成していきます(なぜ歴史的分野なのかというと、これまで
地理や公民で授業づくりを行った時よりも学生が比較的スムーズに取
り組めるから。「初心者」向きであるといった点が理由になります;歴史
の場合、内容の「筋」が決まっていますからね)。

授業のイメージとしては、教科書、社会認識教育学会編
『中学校社会科教育』の「社会認識力育成型」(p.93~)そのものです。

今年度受講の学生が提示したMQは以下の通りです。

「なぜ縄文時代から弥生時代にかけて、人々の生活の様子は変かしたのだろうか」
「なぜ藤原氏は政治の実権を握ることが出来たのだろう」
「なぜ日本は元に勝利することが出来たのだろう」
「なぜ幕府は鎖国政策をとったのだろう」
「なぜ明治維新諸改革に士族や農民は不満を抱いたのだろうか」


これらのMQ(1時間を貫く問い)の回答となるMA(1時間で教えたい知識)を教材研究を
進める中で、まずは確定させ、後はQ(問い)とA(答え)を組み合わせていく作業になりま
す。その際に、資料を読み取らせながら、Aを考察させる授業にするよう指導しています
ので、生徒に資料が多く提示されることになります。

教材研究は、「社会科教育資料室」にある日本史関連書籍を利用します。
私が高校現場に居たときに日本史を教える上で必要になると考え購入した
「朝日百科」や日本史の概説本などを学生は活用するのですが、最近は
スキャナーがあるので、書籍に示されているカラーの資料をカラーで生徒に
提示することも可能です。

指導案・資料・そして板書計画ができあがれば、「模擬授業」。
授業経験が全くない2年生ですので、まずは「30分」。グループで交代して
授業をすることも可とします(その場合、一人10分程度ですね)。

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「公民科教育法Ⅰ」と並び「社会科教育法Ⅰ」は将来教員になるための「基礎コース」。

今年の2年生も何とかこの関門を乗り越えていけそうです。
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by yasuhirohashimoto | 2011-02-12 09:34 | 教育のこと | Comments(0)

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


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