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Voters。

明るい選挙推進協会の情報誌です。

第2号に橋本の拙稿も掲載されました。

毎号何かしらのテーマで特集が組まれており、
1月16日発行の第5号は、「出前授業のすすめ」
がテーマになっています。

今年度は「韓国のシティズンシップ教育」について
詳述されていますし、「考える主権者をめざす情報誌」
と銘打ってあることもあり、比較的学校教育に関する
内容も多く掲載されています。

第3号では、「常時啓発事業のあり方等研究会」の
中間とりまとめについて特集しています。

総務省の選挙部所管の研究会として、学識経験者、
教育関係者、選挙管理委員会などのメンバーで構
成される「常時啓発事業のあり方等研究会」が本年度
発足しました。そして過日、議論の経過について、中間
とりまとめが提示されたところです。同とりまとめでは、
「社会に参加し、自ら考え、自ら判断する自立した主権
者をつくる」ことを目指した新たな「主権者教育」へと向
かうことの必要性が示されました。

前回のブログに示した研究とも関連してくる動きだと
思いますし、新学習指導要領では、法や金融・経済
については、本文の中で新規に触れられていますが、
政治教育については、従前と変更はありませんでした。

今後次の改訂に向けての課題になってくる領域となる
でしょう。

またつい先日、前述の研究会の最終報告書が示されました。
詳しくは、下記のホームページを参照下さい。

http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01gyosei15_02000033.html
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by yasuhirohashimoto | 2012-01-31 00:00 | 研究のこと | Comments(0)

「桑原科研」の打ち合わせ会議(201201)。

過日、標記の打ち合わせが開催されました。

同会議は、「全体会」と「ワーキング」に分かれており、
昨年5月に「全体会」、9月と本年1月に「ワーキング」、本年3月に
「全体会」が開催される予定です。

前回は、昨年5月の「全体会」についてブログにその概要を示しました。

今回は、9月と1月に開催された「ワーキング」の議論に少し触れたいと
思います。

同科研は、有権者教育を行うための小・中・高校一貫したプログラムを
開発することを最終目的としています。

今年度は、特に小学生の政治認識及び認知可能領域測定テストの
開発をどのように進めるのかが中心課題になっています。

ワーキングでは、TG大学のW先生から、アメリカ合衆国の研究者
による書籍『子供の政治的世界:長期的展望』に掲載されている、
政治認識調査用のテストや調査結果について報告がなされ、その
テストの方法論の改善(政治認識の実態だけでなく、認知可能性を探る
調査にするための改善)を試み、実施することが提案されました。

それは「プレレスト」と「政治認識喚起テスト」、「ポストテスト」の三段階で
構成されるもので、「プレテスト」は子供の政治認識の現在的認知度を
確かめるもの、そして「政治認識喚起テスト」によって、政治認識を高める
試み’(授業で行う内容をテストで学習させるといったことをイメージすれば
わかりやすいと思います)を経て、「ポストテスト」で「プレテスト」と比べて、
どう変容したのかを確かめるといった形式です。

これからこの三段階で「認知可能性」を確かめることができるのか、特に、
「政治認識喚起テスト」の出来・不出来が大きく影響してきそうです。
心理学の先生方にもご相談しながら、慎重に進めていくことになりそうです。

他には、国内で有権者教育がどのような形態・内容で実施されてきているの
かについて、大分での明推協の取り組みについての報告などがなされました。

また、海外で有権者教育プログラムをどのように開発し、実施してきたのか、
そこに政治学者がどう関わっているのか、などについてアメリカを事例に調査
を行うことについても、メンバーの了解が取れました。3月に橋本も渡米する
ことになります。

この研究は、政治だけでなく、法の研究にも関連してきます。子供の法認識の実態
を調べることも、「法教育」の教材開発にとって重要だからです。この科研の研究方法
をうまく「法教育」研究の発展にも使えればと思っています。
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by yasuhirohashimoto | 2012-01-30 00:00 | 研究のこと | Comments(0)

京都市立紫竹小学校「小学校 法教育」研究発表会。

1月27日(金)、京都市立紫竹小学校で「小学校 法教育」に関する研究発表会が
開催されます。橋本も講演します。

詳しくは下記のホームページを参照下さい。

http://cms.edu.city.kyoto.jp/weblog/data/100809/464959/4ee717179b00c.pdf

研究の概要等については下記を参照下さい。

http://cms.edu.city.kyoto.jp/weblog/data/100809/464961/4ee717637fe7f.pdf

http://cms.edu.city.kyoto.jp/weblog/data/100809/464962/4ee7178d0b48a.pdf
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by yasuhirohashimoto | 2012-01-27 00:00 | 研究のこと | Comments(2)

社会系教科教育学会研究大会(2012)。

本年度の研究大会が2月18日・19日に兵庫教育大学で開催されます。
橋本ゼミ関係者の発表は以下の通りです。

●中等法関連教育の教材開発(Ⅲ)-「対立と合意,効率と公正」の「習得」の場合-
                                         福井大学 ○橋本 康弘
                                         岡山大学 ○桑原 敏典
                                         宮崎大学  吉村功太郎
                                   川崎医療短期大学  中原 朋生
                                金沢大学・福井弁護士会  野坂 佳生
                                      福井弁護士会  井上 毅
                                      福井弁護士会   後藤 正邦

●中等法関連教育の教材開発(Ⅳ)-「対立と合意,効率と公正」の「活用」の場合-
                                         福井大学 ○橋本 康弘
                                         宮崎大学 ○吉村功太郎
                                    川崎医療短期大学 ○中原 朋生
                                          岡山大学  桑原 敏典
                                金沢大学・福井弁護士会  野坂 佳生
                                       福井弁護士会  井上 毅
                                       福井弁護士会  後藤 正邦

●社会科における情報教育内容改善のための研究
  -"Media Matters(Citizenship in Focus)"を手がかりにして-
                                     福井大学大学院   二丹田雄一

●公民科「倫理」における価値判断力の育成-エンハンスメント問題を素材にして-
                                      福井大学大学院    行壽 浩司

また同研究大会のプログラムは以下のホームページから閲覧することができます。

http://essdra.fan-site.net/sub8-23-3.html
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by yasuhirohashimoto | 2012-01-27 00:00 | 研究のこと | Comments(0)

社会科教師教育のセッションご案内。

http://jerass.jp/pdf/2012122002.pdf

1月26日(土)にキャンパスイノベーションセンター東京にて、
シェリー・フィールド先生をお招きして、社会科教育教育に
関するセッションを行います。

詳しくは上記ホームページを参照下さい。
橋本も最後のまとめをする仕事がありますので、参加いたします。

ご興味のある方は是非ご参加下さい。
参加料は無料です。
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by yasuhirohashimoto | 2012-01-26 00:00 | 研究のこと | Comments(0)

卒論佳境(2012)。

本学の卒論提出日は、1月末日。
週1回2コマのゼミも、今週は2回4コマ開催。
それだけ、切羽詰まっているということでしょうか。

社会科教育ゼミは、寺尾ゼミとほぼ共通して、
中間発表までで「理論」編、最終発表で「実践」編の
発表になっています。

1月からは最終発表に向けてのゼミ。それぞれが、
これまで調べてまとめてきた「理論」編を踏まえて、
授業を作り上げていくということ。

例えば、言語活動の充実の社会科授業について
どう構想するのかをこれまで「理論」編で、諸先生方
の論考や、実践分析を通して、そのストラテジーを
明らかにする。そして、「実践」編で、そのストラテジー
に基づいて授業を作り上げるといった感じ。

後、2週間を切りました。
徹夜が続きかもしれませんが。

頑張って下さい。
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by yasuhirohashimoto | 2012-01-24 00:00 | 教育のこと | Comments(0)

附属中学校公開授業(2012)。

本学では例年6月に公開授業研究会があり、この公開授業研究会に向けた「事前研究会」が5月、そして、1月に「公開授業」が行われます。

今回は新学習指導要領でも課題になっている地理的分野の「アフリカ州」を取り扱った授業でした。
拝見した授業は、「アフリカ州」を学ぶ上での「導入」に当たる授業。

「アフリカ州」のイメージを班毎で話合った結果を示し、その後で、「アフリカは本当に生活水準が低くて貧しい国が多いのか」を問います。①貧困の要因を書いた6枚のカード(「学校に通えない」「栄養失調」「失業」「仕事に必要な技能がない」「防げる病気で命を失う」「衣食住など生活に必要なものを満たす収入がない」)をもとに、相互の因果関係を考えさせる。そして、②何をもって「生活水準」を測るのかを問い、生活水準は経済的なものだけでなく、文化や健康レベルでも考える必要があることを示す。そして、③国連が提唱する人間開発指数を紹介し、主題図を読み取らせることで、単元を貫く問い「サハラより南のアフリカは北に比べて、なぜ生活水準が低くて貧しい国が多いのか」につなげていくといった内容でした。

批評会では、①②③の学習活動の「つながり」がすっきりしないことや、②の内容を具体的に把握(確認)する時間がなかったこと、内容が盛りだくさんであったこと、①の学習をじっくり時間をかけてやるべきだったのではないかということ、そもそもアフリカが貧困であるというのはステレオタイプでその考えを打ち壊すような授業が必要なのではといったことなどが示されました。

今回の提案授業は、いくつか課題はあったと思います。子供から遠い「アフリカ州」、子供が学ぶ意義を感じにくい「アフリカ州」を学ぶ意義をどう子供に伝えるのか、「導入」の時間はそのことに時間を割く必要もあります。ある教科書では、アフリカ州で作られているバラが日本に輸入されており、日本とアフリカ州との関係を読解できる「記事」もありました。参考になるのではと思います。

また、今回は、単元全体の作り方について評価できたと思いました。単元を貫く問いと対応した「知識の構造図」が示されていたのです。子供の認識がどこまで至ったら、良い授業と評価できるのか、その「評価基準」が例示されていたことは本学附属中学校の授業が一歩前進したことを示していると思います。とかく極端な「学びの共同体」で授業を組んできて、子供のレベルで這い回り、何も新しい知見を学ぶことなく50分を過ごしてきた子供たちにとって、どの知識レベルに到達すれば、授業が成功したのか、その知識レベルに到達するにはどのような手立てが必要かを教師が考える上で、「知識の構造図」はきっと有効です。

福井県の先生方はこれまで「岩田理論」を学び、比較的良好な授業を展開してきたと思います。この伝統を上手く生かし、そして発展的な学習が構想できればと思っています。
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by yasuhirohashimoto | 2012-01-23 00:00 | 研究のこと | Comments(0)

第4回「社会科教育研究の方法論の国際化プロジェクト」シンポジウム

標記のシンポジウムのご案内です。

第4回「社会科教育研究の方法論の国際化プロジェクト」シンポジウム

テーマ:「どうすれば子どもの学びを理解できるのか」

登壇者:

・VanSledright先生(ノースカロライナ大学シャーロット校)
・田口紘子先生(鹿児島大学)
・藤本将人先生(北海道教育大学釧路校)

日時:2012年1月22日(日)13:15~17:00

会場:CIC大坂大阪大学中之島センター4階「多目的スペース3」

私は前回担当しましたが、今回ご担当の諸先生方、ご苦労様です。
テーマ面白いです。興味惹かれます。お時間許す方、是非ご参加下さい。
詳しくは、下記チラシを参照下さい。

http://wwwsoc.nii.ac.jp/jssra/pdf/oosaka20120122.pdf
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by yasuhirohashimoto | 2012-01-22 00:00 | 研究のこと | Comments(0)

日弁連「市民のための法教育」委員会(201201)。

過日、標記の会議が開催されました。
今回はテレビ会議。全国各地をつないで、日弁連による
「法教育」活動について、報告、そして今後について議論
しました。

橋本が今回注目したのは、「フランス法教育視察」です。
大阪弁護士会が企画しているのですが、まずはフランス
における「法教育」の実際について、日本人研究者やフラ
ンス人研修生(日弁連)への聞き取り調査から明らかにな
ったことが会議で報告されました。

フランスはサルコジ政権になって、市民性教育の内容が、
それまでと違って「愛国主義的」に変化しているとのこと。

すぐに思い出されるのは、「学校へのスカーフ着用問題」。
フランス社会が持つ共通の価値観への「同化」政策でしょうか?

少しこの傾向?が強くなっているのか??否なのか???

私はフランス教育研究の専門家ではないので、わからないこと
だらけですが、フランスの哲学教育は是非一度拝見したいと考え
ています。

「自由、平等、博愛」をどう体系的に教えているのか?いや、学校
教育ではなく家庭教育で教えているのか、そのあたりを含めて、
知りたいなあと思います。

大阪弁護士会においては是非、この企画を実施に持っていって
欲しい、そう心から願っています。

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by yasuhirohashimoto | 2012-01-21 00:00 | 研究のこと | Comments(0)

「習得・活用・探究」の社会科授業&評価問題プラン・・・。

過日、下記タイトルの書籍を兵庫教育大学の米田豊先生にご恵送頂きました。

米田豊編,「習得・活用・探究」の社会科授業&評価問題プラン 小学校編,明治図書

新学習指導要領は学校教育法第30条第2項が基盤になって作成されています。
その第2項に登場するのが、「基礎的・基本的な知識及び技能を習得させるとともに、
これらを活用して課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力その他の能力を
はぐくみ・・・」の行。

この行から「習得・活用・探究」「思考力・判断力・表現力の育成」などの「キーワード」
が生まれてきたわけです。

特に「習得・活用・探究」については、「探究」は主として総合的な学習で、「習得・活用」
は各教科で行うと、総則などから読み解けるのですが、同書では、むしろ「探究」を社会科
学習の中核として位置付けるべきだと主張されています。ただここでいう「探究」は「岩田理論」
を基にした、習得・活用を入れ込んだ緻密な授業設計に基づく「探究」学習を想定しており、、こ
のような「探究」学習であれば、社会科において十分中心的な位置付けになりえるものと思いました。

「習得」を「教え込み」、「活用」を「ドリル学習」とさせないためにも、同書の「習得・活用」を含め
込んだ単元レベルの「探究」学習の設定は意義があるのではないかとも思いました。

社会科教員は是非ご自身の実践を作成する上で参考になさってはいかがでしょうか。

米田先生、同書をご恵送頂き、ありがとうございました。
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by yasuhirohashimoto | 2012-01-20 00:00 | 研究のこと | Comments(0)

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


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