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協同実践研究プロジェクト(2012)。

問題解決リテラシー群の講義が後期から本格スタート。
理科・数学・社会・家庭科の4つの領域から大学院生さんが集い、
一つのテーマを決めて、探究活動を行います。その探究の結果
を授業化する、これが本講義の目的。

今回は11名と受講者が多く、またうまく各領域バランス良く人数が
そろっています。

今回3つのグループに分かれて決めた大きなテーマは以下の通り。

資源・エネルギー問題
防災
人間(高齢社会、生命倫理)

今後この大きなテーマをさらに絞っていく作業。そして、探究した内容を
どう授業にするのかについて、議論する作業に入ります。

本プロジェクトは当初、一つのテーマで、各教科の枠組みを重視して、
それぞれの教科の「活用」型授業を意識しながら、一つのテーマの問題解決
を探る授業を作り上げていましたが、2年目は、一つのテーマを、子供の学び
の筋を重視しつつといった点にシフトしており、教科の枠組みが消えかけて(橋本
から見れば、ですが)、3年目も2年目と同様になっています。これでは「総合的な
学習の教材開発」でしかなく、教科教育学研究としてはあまり意味のないものになっ
ていると思っています。合議で決めることなので、致し方ないとは思いますが。
少しでも研究的意義のあるものにしていかないといけないかなあと思っています。
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by yasuhirohashimoto | 2012-10-31 00:00 | 研究のこと | Comments(0)

福井県教員採用試験結果(2012)。

採用試験の結果発表から約1週間がたちました。
今年は、M1のT君が来年度「大学院特別選考」の受験資格を
得ました。福井県は、大学院在学中(もしくは大学院に入る前に)
教員採用試験を受験し合格水準に達していた場合、大学院を修了
するM2の段階で前述の「特別選考」を受ける資格を得ることができます。

「特別選考」は面接のみとなり、ほぼ間違いなく合格することになります。

このしくみを利用した学生は、橋本ゼミからは3人目。
うち二人は、M1の段階で「大学院特別選考」の資格を得るパターンです。

学部4年次の段階で「1次試験を合格」し(2次試験は不合格)、M1の時に
非常勤講師をすることで、「1次試験免除」の資格を得る。そうすると、M1の
段階で、2次試験の勉強に専念できますので(もちろん大学院の授業もあり
ますが・・・)。

昨年度「特別選考」資格を得て今年度合格をした、M2のK君が学部4年次の
時に、このパターンを思いつき、勧めてみたのですが、現在のところ2戦2勝です。

他の合格者は、現在本学附属で非常勤講師をしている寺尾ゼミ出身の方や、
寺尾・橋本ゼミから教職大学院に行った学生さんが合格されていますし、
「2浪」組も2人(Nゼミ)合格したようです。

昨年度・今年度と採用数は多くなっています。数年前と比べて、狭き門では
なくなっています。

専門の勉強をしっかりすること!そうすれば、自ずと結果が出てくると思います。
橋本ゼミは当面上記のパターンを学生さんに勧めていきたいと思っています。
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by yasuhirohashimoto | 2012-10-26 00:00 | 教育のこと | Comments(0)

全国社会科教育学会研究大会(岐阜大会)。

全国社会科教育学会全国研究大会が岐阜大学で開催されます。
本年度は自由研究発表102本の他、シンポジウム・課題研究も
開催され、社会科における「知識」を扱った議論が展開されます。

土曜日午前中の自由研究発表は1分科会が「法教育部会」に
なっています。

11:30「正義」「公正」の社会科教育論(2)
      -合意形成における法原理の機能について-
                     金沢大学・弁護士 野坂 佳生
                     福井大学      橋本 康弘

上記のテーマで野坂先生と共に発表もします。

また、橋本ゼミの院生も日曜日午後に自由研究発表します。

16:00公共政策学を基盤にした高等学校公民科政治学習プランの開発
                     福井大学大学院  小玉 健太

土曜日午後のシンポジウムは、京都大学の土井先生が指定討論、
江口先生が司会と「法教育シフト」。「法教育」とも直結するテーマにな
っていると思います。

興味のある方は是非岐阜まで足をお運び下さい。
一日のみの参加も可能です(参加費は安くなりませんが)。

詳しくは以下のホームページの「学会プログラム」を参照下さい。
http://gifu-syakai.jimdo.com/
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by yasuhirohashimoto | 2012-10-19 00:00 | 研究のこと | Comments(0)

神奈川県立湘南台高校・シティズンシップ公開授業。

過日、標記の公開授業研究会が開催されました。
今年2月、神奈川県のシティズンシップ教育に関するヒアリング
を行うに当たって、教育委員会と同校を訪れました。
そのご縁で、今回の公開授業研究会のご案内を頂き、せっかく
ですので、参観させて頂きました。

今回拝見したのは、「模擬議会」の授業。総合的な学習の時間
の中で実施されているもので、本時は「本会議」の時間。それ以前
に「委員会」の時間が設けられ、今回提案された「18才成人とする法案」
「老齢者無料パスに対する一部負担を課す法案」などについて、賛成討論、
反対討論などを経て、採決されました。

公開授業の後は、批評会。

T大学のK先生、はじめ、T大学の院生諸氏も参観されていました。

橋本の感想としては、本会議はどうしてもセレモニー化していて(現実もそうですが)、
「委員会」の授業を拝見したかったというのが本音です。

また、「高齢者無料パス~」法案がそうですが、本時の本会議では、可決されていました。
参観者の民間の方がおっしゃっておられましたが、現実に住民投票をすると否決される
可能性が高い法案が可決されたことについて、なぜそうなったのかをしっかり反省的
に考察すべきというご意見はまったくもってその通り。

高齢者にも高額所得者と低額所得者がいるわけで、この問題に関わる様々なアクター
の主張をしっかり分析していくこと、その分析的なプロセスをこの授業は踏んでいるのか、
といったことを疑問に思いました。

日本の政治教育(主権者教育)が市民性教育につながりにくくなっているのは、
「教育の政治的中立性」jの問題だと思います。
この問題がクリアーされるとき、日本の政治教育の夜明けがくるでしょう。

湘南台高校の実践がより質の高いものになるように。今後も引き続き注目です。
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by yasuhirohashimoto | 2012-10-17 00:00 | 研究のこと | Comments(0)

福井法教育研究会(2012)。

過日、福井法教育研究会が開催されました。
今回は弁護士の先生、学校現場、院生を含め12名の参加者。

議題は2つ。

(1)県中社研で公開予定の授業についての検討
→ 北陸新幹線の敦賀からの3ルートについて、
「効率と公正」の視点から考察する授業でした。

(2)金津高校の高校生が小学生に「法教育」を行う
プロジェクトの報告
→高校生が小学生に授業を行う、それも「法教育」。
全国的にも珍しい取り組みが福井で進行しています。
今回は、図書館ライオンの童話を事例にして、法的
リテラシーを生徒に身につけてもらう授業の検討でした。
→このプロジェクト、本学の院生も関与し、高校生がグループ
に分かれて「法教育」授業を構想する際にアドバイザーとなり
ます。

会が終了した後は、いつもの割烹で、飲み会。
I弁護士の「日弁連・民暴対策委員会副委員長」
就任のお祝い会です。楽しく飲みましたが、某割烹
は今月末で閉店とのこと。残念至極です。
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by yasuhirohashimoto | 2012-10-14 00:00 | 研究のこと | Comments(0)

大学院入試(2012)。

大学院入試が過日開催。そして合格発表。

今回社会科教育領域は9名受験。6名合格。
9名受験という数字はここ10年ないくらい、大きい数字。

この傾向が続けば良いと思いますし、まだ教科教育専攻の
定員は埋まっていませんので、二次募集は行われると
思います。

引き続き、関心のある方は是非、受験されてはいかがでしょう。

ちなみに来年の橋本ゼミM1は3名の予定です(現時点)。
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by yasuhirohashimoto | 2012-10-12 00:00 | 研究のこと | Comments(0)

民事紛争処理研究基金・共同研究会議(201209)。

過日、表記の会議を開催しました。
本年度、民事紛争処理研究基金から研究費を頂いて、
学校教育段階における紛争処理技能の体系化を目指す
研究を行っていくことになりました。

http://www.mhk.or.jp/dl-data/H24/H24_promotion.pdf

その研究の第一弾として、国内の紛争処理技能の育成に資する授業
実践を行っている日本メディエーションセンターへの訪問を、野坂先生
と橋本で担当することになりました。色々とヒアリングしてきたいと思っ
ています。

http://www.npo-jmc.jp/

また(ピア)メディエーションの発祥の地、ハワイ州のNPO、学校現場
へのヒアリング調査を行うことにしており、これは、金沢大学法学部の
東川先生、大学院法務研究科の福本先生、そして小生が担当するこ
とになりました。

とりあえず、ヒアリング調査研究を進めた後で、紛争解決に関する教材を
収集し、標記の課題について考察していくことにしたいと思っています。
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by yasuhirohashimoto | 2012-10-11 00:00 | 研究のこと | Comments(0)

日本社会科教育学会研究大会(2012)。

過日、日本社会科教育学会研究大会に参加。
1日目は所用のため2日目からの参加。
それも台風接近のため、2日目午前中の自由研究部会の
司会を務め、失礼しました。

橋本が担当したのは「法教育部会」。
横浜国立大学法教育研究会のメンバーによる
ご発表が多く、後は、磯山先生のご発表。

いずれも興味深く、聞かせて頂きました。

特に橋本が気になったのは、最後のご発表。
立憲主義をどう教えるのか、近代立憲主義、現代立憲主義、
それぞれの定義付けと今回の学習指導要領の記述分析。

確かに今回の学習指導要領解説には立憲主義を想起させる記述があり、
それを踏まえた各教科書会社が、立憲主義の言葉を太字で全社記載しま
した。

ただ今回のご発表では、質疑・応答で、「立憲主義を教えるのが難しい」
といった議論だったと思います。

同じく司会だったN先生がおっしゃったように「憲法裁判」を用いれば良いのですが、
ただ、憲法の詳細を教える前に登場するのが「立憲主義」。「やりすぎ君主」の話で
も良いのですが、どうもご発表の先生は深く悩んでいるように感じました。

悩んでいる点を何か、詳しく聞いてみたいと思いました。
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by yasuhirohashimoto | 2012-10-10 00:00 | 研究のこと | Comments(2)

附属中学校主免実習・研究授業(2012)。

過日、本学附属中学校で主免実習の研究授業が開催されました。
中学校社会(歴史的分野)の単元「古代国家の歩みと東アジア世界」
を取り扱った授業。授業の前半で、藤原の道長に関する基本的な知識
をパワーポイントで説明した後で、授業のテーマ「藤原道長についての新聞
を書こう」が提示されます。そして、「天皇と藤原氏(天皇と外戚関係を結ぶ
ことがわかる系図など)」「貴族と藤原氏(藤原氏に牛や馬を送ったこと等)」
「国司と藤原氏(徴税率の変更など)」「藤原道長の生活の様子(とても優雅な
生活を送っていたこと)」に関連する資料を各グループに提示して、それぞれ
の資料から読み取った内容をワークシートに記入し、その後で、一つの見出し
を作らせ、新聞全体をまとめるコラム欄を作るといった流れ。

結局この授業で何をしたかったのか、何が目的なのか、、、、
指導案には、「藤原道長は、他の有力貴族を退け、天皇と外戚関係を結び
政治の実権を握り優雅な生活を送った。その背景には律令国家の崩れも
あった」ということが終結に示されていましたので、この知識が適切かどうか
は置いておいて(上記の学習活動だともう少し肉付け出来そうですが)、この
知識を習得させることが目的なら、上記の学習活動が知識習得に適切なのか、
特に「律令国家の崩れもあった」とあるが、上記の学習活動で「律令国家のモ
デル図」が子どもの中に描き出され、それが、藤原氏と国司や貴族などとの関
係で崩れていった様子がわかる、、そうなって初めて、上記の知識が習得でき
るのではないか。そうなると、上記の各資料を読み取らせるだけで、このような
知識が習得できるのか、一つの見出しを作らせ、コラム欄を作るといった指示で
上記の知識を習得できるのか、それが問われます。

一つの見出しを作らせ、コラム欄を作る!といった指示だけではなかなか難しい。
「藤原氏の生活の様子」から読み取れる、このような豪華な生活を送ることができ
たのはなぜか。そう問う、そして、まとめていく、その作業が必要になると思いました。

言語活動の充実の観点で見ると、今回の授業は資料の「読み取り」が中心で、それ
を踏まえた歴史「解釈」までを目的としていた?のですが、それが達成できたのかと
いうことにもなります。

また、「国司と藤原氏」の資料から何を読み取って良いのか、困惑していた生徒も
いたようですので、資料の作成などで改善の余地があるでしょう。

T先生もおっしゃっておられましたが、この1時間の授業を貫くMQが何かを生徒に
しっかり示さないと授業の目当てが生徒に伝わらないといった課題もあると思いました。

ただ授業者は緊張せず、授業を丁寧に進めていた点は高評価できます。特に前半の
パワーポイントの説明の内容はわかりやすかったし、とても良かったと思います。
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by yasuhirohashimoto | 2012-10-09 00:00 | 教育のこと | Comments(0)

売れ筋。

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by yasuhirohashimoto | 2012-10-08 00:00 | 研究のこと | Comments(0)

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


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