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神戸大学集中講義「公民科教育論A」。

過日、神戸大学で「公民科教育論A」の集中講義を担当してきました。

隔年開講のこの講義、教職科目を取っている学生さんのうち、高等学校公民科教員免許取得を目指す者が受講します。

今年も、発達科学部の学生さん以外にも、文学部西洋史や社会学、心理学、経済学部の学生さんなど、多彩メンバーが受講されていました。合計8名。講義の流れは以下の通り。

(1)公民科の各科目の特徴をよく表している授業8事例の分析
(2)「新しい教育課題」としての「法教育」授業化の一事例としての「模擬裁判」の体験
(3)(2)を踏まえた上での「模擬裁判」の前後の授業をどう構想するのか、指導案作成

以上になります。(1)は例年とほぼ同じですが、(2)や(3)は今年初めての取り組み。特に(3)については、これまで経済や法、政治など、自由にテーマを決めて、ただし指導案作成の際には一定の条件(「MQはなぜの問いを使う」など)をつけていたのですが、今年はテーマを固定しました。

(3)については、この方法が良いですねえ。テーマを固定すれば、参考文献の提案も容易ですし、こちらでたくさん準備できますし。用意した文献を受講生それぞれが読解しながら、指導案を構想します。より水準の高い授業が作成可能になります。

今年の受講生もまた、熱心に取り組んでくれましたし、講義の際にはどんどん質問も出ます。やる気が違いました。

神戸大学も2年前に訪れた際は、改修工事の真っ直中で、様々な面で不便を感じました。今年は改修後で、きれいな教室で快適に講義を行うことができました。またお世話下さったI先生にお礼申し上げます。

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集中講義の後、少しだけ夏休みをとりました。今日久しぶりに大学研究室へ。
メール対応を行っています。次の集中講義まで約1週間。福井で仕事三昧です。
by yasuhirohashimoto | 2009-08-22 16:40 | 教育のこと

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


by yasuhirohashimoto