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社会科フォーラムin福岡③。

「提案授業」三つ目は、椿原正和先生の「地図の読み取り」をテーマにした授業でした。この授業では、「地図記号クイズ」「地名探し(九州の地名探し)」「いろいろな地図を知る(観光地図など、地下にも地図があることを伝える」といった学習活動を経た上で、関門橋の地図を示し、この地図は山口県側から撮影したのか、福岡県側から撮影したのかを問います。子どもたちは、子どもたちなりの根拠(地形やランドマークとなる島の位置関係)を示しながら、福岡県側なのか、山口県側なのかを主張し、最終的には、地図の一部を子どもたちに写させる中で、その回答を説明するといった流れ。

福井フォーラムの時に、谷先生の授業を拝見したときにも思ったのですが、TOSSの先生方は、子どもたちがいかに熱心に活動に取り組むのか、一人の取り残しもいない活動をどう実現するのか、に非常に長けているなあと思いました。今回の授業の問い立ても「山口県側なのか、福岡県側なのか」を説明しようと子どもたちは我先に競い合っていましたよね。

授業討論の際にも意見が出ていましたが、「地理的技能を育む上で意義のある授業だった」と言えるのでしょうかね。

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by yasuhirohashimoto | 2010-06-22 12:24 | 研究のこと

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


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