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教育実践研究・模擬授業①(2010)。

過日、見出しの模擬授業を実施しました。
「教育実践研究」は本学の学部生の必修講義。教育実習関係の講義になります。本学では、「教育実践研究」の講義の中で、主免実習にこれから参加する学部3年生が、学部1年・2年生を生徒役に見立てた模擬授業を各教科に分かれ行っています。模擬授業で取り上げる教育内容は、主免実習で実際に行う内容になります。

1回目は、中学校社会科地理的分野の「アメリカ」をテーマにした授業でした。
「アメリカはなぜ工業力があるのか」をMQに位置づけ、展開1では、五大湖中心に展開した鉄鋼業について、その周辺に鉱山や豊富な水(当たり前ですが)があること、そして水運を利用することで経済効率的に原材料を運搬できることなどを白地図を利用して探求させ、「五大湖中心に鉄鋼業が盛んになった原因」を子どもたちに理解させようとする内容、展開2では、「エネルギー革命」の後、メキシコ湾岸や太平洋側で工業が盛んになった理由をやはり探求させようとした後で、最後終結でMQに対する回答を行うといった展開でした。

十分な教材研究の時間がどうもとれなかったようで、展開1で「息切れ」したようです。展開2が雑な教え方になっていました。批評会では、このような意見に対して、授業班は、「教科書見開き1ページを1時間で授業を組む」ことを重視したとのこと。ちょっと詰め込み過ぎでしたので、「原則」にこだわらず2時間構成でも良かったのかもしれないと思いました。展開1はまあまあ良かったので、展開2も時間をかければ、良い内容になるでしょう。今後修正作業をお願いしたいと思います。

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by yasuhirohashimoto | 2010-06-23 07:09 | 研究のこと

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


by yasuhirohashimoto