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全国高等学校模擬裁判選手権(2010).

過日、関西大会に参加し、審査員を務めてきました。
この大会も今年で4回目。関西大会への参加校は以下の通りでした。

■京都教育大学附属高等学校
■同志社香里高等学校
■立命館宇治高等学校
■立命館守山高等学校
■兵庫県立西宮東高等学校
■福井県立藤島高等学校

私は、201号法廷で、法曹三者、マスコミの方々とともに審査しました。
今回は傷害致死事件。私の素人感覚からすると「検察側が立証しやすいのかな」と思っていましたが、法曹三者の方に聞いてみると「弁護側も頑張れる」のだそうです。実際この事案は法曹の模擬裁判でよく利用されているそうで、「無罪」を勝ち取る確率が高いのだそうです。

法廷での各校の対戦を見ていると、どうも「検察側の立証が上手で、弁護側の立証は苦しそう」な印象。どこまで弁護側で「反対尋問」も含め頑張れるのかが、「勝利への近道」だったのかもしれません。

ある対戦では、被告人はかなりの飲酒をした後に、犯行に及んでいるが、検察側は「犯行の自覚はあった」としているのに対して、弁護側は「酩酊しており記憶がない」との主張をしていました。高校生検察官は、「居酒屋の支払いの時点で端数の30円をしっかり理解し、5千数百3十円のところを1万3十円支払っており、酔っぱらっていない:意識ははっきりしていた」と主張していました。面白い資料の読み方だなと感じたのですが、私だったら、酩酊していて後に記憶がなくても、端数の30円払うんだろうなと思い、そもそも高校生に「飲酒」事案の判断をさせるのはなかなか困難?だと思いました(笑)。

今回も京都教育大学附属高等学校が優勝し、4年連続の栄冠を勝ち取りました。おめでとうございます。他校から見ると、乗り越えられない大きな壁のようですね。

今回審査員を務めて、色々な問題点を感じたので、今後日弁連の委員会などでも発言していきたいと思っています。

なお、同日「関東大会」「四国大会」「九州大会」も開催されました。今年初の「四国大会」について新聞記事が配信されているようです。ご参考までに。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagawa/news/20100807-OYT8T00979.htm
by yasuhirohashimoto | 2010-08-13 16:24 | 研究のこと

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


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