思わぬ来訪者。
2011年 08月 09日
ちょうど本学では、昨日まで「全国数学教育協議会」が開催され、
私のいる教育1号館も、研究発表会やら、ポスターセッションなどで
とても賑やかでした。
その参会者に、私が広島大学附属福山中・高等学校で教えてた時に
中学3年生だったK君がおり、K君が私のことを覚えていてくれて、
再会を果たしたということです。
事前にメールを頂いた時は、とても嬉しかったのですが、どうも
K君を思い出せず(私が福山にいたのは、わずか1年で、そのクラスで
は週3回公民を教えていました)。
研究室でお会いしたときに、その面影で、記憶がよみがえりました。
K君は現在東京の私立高校の数学教員をされているとのこと。
その高校は研究的な授業展開を進めており、今回の協議会に参加し、
自校の研究に生かそうと思われたようです。
ただK君曰く、「今回の大会はこの数学教材がいかにわかりやすく数学
を教えるのに適した教材かといった話ばかりでつまらなかった」とのこと。
そもそも「数学をなぜ学ぶ必要があるのか」といった数学の社会的有用
性をもっと伝えることができる数学の授業を展開すべきと、常々考えてい
るとのことです。
私の授業のことやら、新幹線通勤していたことやら、よく覚えていてくれて、
とても懐かしい時間を過ごすことができました。
今年、福山の研究大会にも参加されるとのこと。より研究的な授業づくりを
今後も進めていって頂ければと思いました。