愛知県海部地区社会科研究会(201312)。
2013年 12月 16日
海部地区とは、愛西市、津島市、弥富市、あま市などで
構成される愛知県の地域です。地区内には、豊かな村
として有名な飛鳥村があります(飛鳥村は、「財政力指数」
全国1位です)。
海部地区の社会科研究は、社会認識の深化を行うための
方法論として言語活動、社会科の言語活動は「読み取り」
「解釈」「説明」「論述」ですので、これらの言語活動を単元
レベルに組み込んで、社会認識の深化を図る授業を組織
しています。
報告された研究授業も比較的質の高いものが多く、質の高
い授業を子供たちとの相互関係でうまく進めているなあと関
心しました。
橋本からはあえて課題を言うならば、ということで、小学校と
中学校の教育内容の「差別化」を考えるべきということ、その
ためには、理論・概念の体系化(もっとも重要な概念と重要な
概念といったように概念内容の差別化)が必要ではないか、
ということをお伝えしました。
海部地区の研究は、若い先生が中心で取り組まれているとのこと。
若い先生に社会科授業研究のイロハをしっかり教えているのが、
ベテランの先生、ベテランの先生の社会科観がしっかりしていれば、
何も問題は起こらないということも改めて認識しました。
海部地区の社会科研究にも今後目を向けていきたいと思います。