「授業力育成科研」のこと。
2014年 06月 08日
桐蔭横浜大学のY先生が代表の科研。
教員養成における社会科授業力の育成をどう図るべきか、
これについて議論している科研。
小生は、研究分担者ではありませんが、ちょうど本学で、
改組・カリキュラム改革の議論が進行中なので、この科研
での議論を参考にしたいと思い、参加させて頂いています。
今回の会議では、「授業分析力」をどう育成するのか、
「授業分析力」の相対化をどう図るべきなのか、その方法論
について、特に学ぶことができました。
授業の見方は、実に多様です。授業技術に特化した見方を
される方もおられれば、授業で扱われる教育内容の質で、
見ていく場合もある。社会科の目標論で捉えて授業を見る
場合もあれば、子供の発言から授業を解釈する場合もある。
本当に実に多岐にわたる。
この「授業の見方」を相対化できないか、どの「見方」が良いのか、
悪いのか、そういった議論は止めましょう。
色々な見方があり、その見方を理解していく。
実はこれが、社会科授業の質を上げることになるのではないか。
この科研会議に参加させて頂き、傍聴し、勉強になったこと。
近々、本学の学生相手にもこの試みをやってみたいと思います。