クリミアの併合の是非を問う。

「公民科教育法Ⅱ」の授業づくりパート2。



先日のブログでも書きましたが、今年度の「公民科教育法Ⅱ」では、
「ディベートを含む討論・議論型授業づくり」その際、NIEの手法を用いて。
を行っています。

ある班は、最近のホットな話題でもある、「クリミア併合の是非を問う」をテーマ
に取り上げて、授業づくりをしています。

このテーマを取り上げて授業づくりを行う際に、注意したのは、歴史的アプローチ
としてのクリミア併合、地理的アプローチとしてのクリミア併合(人種構成、軍事的
要衝としてのクリミア)、経済的アプローチとしてのクリミア併合(ウクライナの「EU
加盟:もちろん加盟要件を達するには時間を要しますが」への牽制)、政治的アプロ
ーチとしてのクリミア併合(欧米対ロシア・中国など)、法的アプローチとしてのクリミア
併合(「民主主義」対国の統一性、国際法)といったように、多角的なアプローチでこの
問題を検討できるようにするということ。

新聞記事も多数集めて頑張りましたが、出来た授業はかなり複雑になった印象。
新聞記事の内容から読み取れることもあるのですが、そもそも「併合」といった場
合の言葉が持つ意味合い(悪いイメージ)をあり、なかなか苦労しているようです。

いずれにしても、シンプルかつ「クリミア併合の是非」を考える上での「見方や考え
方」は何か、について絞って再検討するよう求めました。

地理や歴史は「作りやすい」が公民は「作りにくい」。これは、授業作りにおいて、
学生さんがこぼすこと。それはなぜか、何となくこの授業作りを見ていると、わかる
ような気がしています。
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by yasuhirohashimoto | 2014-07-02 00:00 | 教育のこと

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


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