天神講。
2007年 01月 26日
「1月25日は天神講。丸焼きがれいをお供えしましょう」
壁に貼ってあるちらしにそう書いてあり、鮮魚売り場に「が(か)れい」がきれいに並べてありました。
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ちらし曰く、「天神講とは、天神様に丸焼きがれいと御酒をお供えし、そのご加護を祈る習わしです。丸焼きがれいをお供えした後、子どもに食べさせると学力が向上すると言われています」
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私自身、「初耳」だったので、調べてみました。「天神講」は、学問の神様・菅原道真公(天神様)にあやかって字の上達や学問の成就を願って行われる子供たちの講で、1月25日に、丸焼きがれい(=菅原道真の好物と言われる)を供える風習があるようです。
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そもそも北陸のうち、福井や富山県を中心とした風習で、お正月の節句として「天神様」の掛け軸や木彫りの人形をお正月に飾るといったもの。その「クライマックス」が「天神講」のようです。
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いやー 福井に来て3年目。まだまだ知らないことが多いと感じた次第です。