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公共性を視点にした米・独の公民カリキュラムの研究・渡米報告⑤

ミネアポリス・セントポール4日目。夕方にはロサンゼルスに移動しなければなりません。
午前中の訪問先。これは御世話いただいた川瀬さんが勤務されている日本語補習校でした。
「公共性の研究」とは少しずれるのですが、共同研究の三人は補習校を今まで訪れたことはありません。折角の機会なので、訪問することになりました。

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日本語補習校とは、日本人学校とは異なり、土曜日に開校される文字通り「補習校」。通常アメリカの学校に通っている子どもたち等も含めて、日本の学習指導要領に対応した算数や国語等を学ぶことができる学校。教科書は日本政府による無償配付だそうです。ミネアポリスの日本語補習校は、幼稚園年少組から中学校3年生までのクラスがあり、それぞれのクラスは、数人から10人程度で構成されます。また学校の運営は父母が中心に行います。

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私たちが訪れた日は、ちょうど校舎(と言っても1週間に一度の間借りですが)が変更になった最初の日。運営に携わる保護者の方も、先生方もどたばたです。私たちはなるべく邪魔にならないように、全てのクラスを拝見。主には中学生クラスの授業を拝見しました。やはり日本語が不得手なお子さんもおられます。なかなか教えるのも大変(当然英語は厳禁です)。そんな中、隣の年長組の音楽の授業では「一年生になったら~♭ 一年生になったら~♪ 友達百人出来るかな♯」と元気な歌声が聞こえていました。

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午後には選択社会の授業も拝見し、2時に終了。終わり次第、空港へ移動。この日は相当疲れが溜まっていたようで、補習校で「うとうと」していました。ロサンゼルスへの移動の4時間は爆睡していました。なお写真は空港で見つけた「iPod」の自販機です。写真が暗くて分かりづらいかもしれませんが。日本で見たことないですよね。

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by yasuhirohashimoto | 2007-04-11 19:16 | 研究のこと

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


by yasuhirohashimoto