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悲しい話(追悼)。

この4月から、私の職場や旧知の方でお亡くなりになる方が相次いでいます。

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お一人目は、本学に赴任されたばかりの音楽教育の先生。昨年度まで本学の附属中学校で教務主任をされていて、この4月から音楽教育を担当する准教授として赴任されました。4月早々の教授会では、お元気そうに挨拶されていたのが目に焼き付いています。その数日後に、突然お亡くなりになりました。大学にとってもご自身にとっても大変残念なことだと思います。これから研究をしっかり出来る環境に来られた訳ですからね。大学教員生活をきっと楽しみにされていたと思います。

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お二人目は、社会科教育学研究の「先輩」の研究者の先生。この2月の社会系教科教育学会では、精力的にご発表されていました。この先生は、これまで「先駆け的」な研究発表をされてこられた方です。現在トゥールミン図式を使った授業構成論が「流行」していますが、この先生が一番最初に取り上げたと言っても過言ではないですし、最近では「愛国心」といった視点で様々な授業論を切り込もうとされていました。尊敬していた先輩を亡くしとても残念なことです。

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お三人目は、広島の弁護士の先生。広島の法教育推進の中心的メンバーで法教育の授業実践も現場に積極的に出られ、熱心に取り組んでおられました。日弁連の「市民のための法教育」委員会では、現在は外れておられますが、初期からのメンバーです。昨年夏、広島では法教育のセミナーを初めて行いました。これからの展開が期待されていたときに、とても残念なことです。ご自身も温厚な方で、お人柄が忍ばれます。最近体調を崩し気味ではあったようですが、ご一緒に夜遅くまで飲んだことも思い出されます。

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これらお三人は共通するのは、年齢です。40才過ぎなのです。早すぎると思いませんか。体調管理の大切さを思い知らされる次第です。諸先生方のご冥福をお祈りいたします。
by yasuhirohashimoto | 2007-05-13 16:26 | 雑記

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


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