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参議院選挙告示。

今日は参議院選挙の告示です。投票日は29日。
昨日は各政党党首の公開討論会がありました。

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福井県も、先週末にA首相が来県したようです。M党のO党首も今週お見えになったようです。
福井県は所謂「保守王国」。県会の議席数も圧倒的にJ党が占めます。ただ、「内輪もめ」がお好きなようで、県会も福井市会も政党内で会派が分かれており「分裂」しています。

昨日のローカルニュースを見ていると、一時的?に「内輪もめ」をやめて「特別選挙対策本部」を「合同」で作るとか。

今までの選挙なら、J党の候補が強かったのでしょうが、今回はそうも言っておられないようですね。年金の問題、事務所経費の問題、農水大臣の自殺、防衛大臣の「失言」・・・

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最近『参議院なんていらない』という新書を読みました。とかく「衆議院のカーボンコピー」と言われ、その存在意義が薄いと指摘されている参議院。その参議院議員経験者の3人が、「参議院のあるべき姿」について論じているのが同書です。同書の提言の中に「参議院の非政党化」があります。これは昔から言われているのですが、現在に至っては相当無理がありますよね。参議院議員は、今回の選挙を見てもわかるように、衆議院議員の後援会等に頼った選挙になっています。そんなことをしていたら、いつまでたっても「非政党化」なんてできない。しかし、「非政党化」しない限り、衆議院の「カーボンコピー」にならざるを得ない(政党の「一体性」を保証するために議決に関する党議拘束をかけますよね。そうなると、同じ政党に入っている以上、所属している政党の判断を衆議院・参議院で繰り返すことになる」・・・ジレンマ(矛盾)ですよね。

他に同書では、提言として「参議院は総理大臣の指名を止めるべき」や「参議院に決算の優先審議権を認める」などがあります。憲法との「兼ね合い」もあるので、なかなか実現難しいものがあるのですが、ちょうど選挙もありますし、「参議院のあり方」を考える良い時期ですので、一読してみてはどうでしょうか。

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私は、29日は鳴門で学会ですので「不在者投票」をしておきます。皆さん、「清き一票」を忘れずに。
by yasuhirohashimoto | 2007-07-12 08:13 | 雑記

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


by yasuhirohashimoto