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広島大学附属福山中・高等学校研究大会。

過日、同大会に出席するため兵庫県立大学の集中講義の後、福山へ移動しました。

福山附属は、JR福山駅より1駅、東福山駅から徒歩15分。高台に位置する中学校各学年3クラス、高校各学年5クラス、計24クラス、1000人近くが通う学校です。

私も以前、1年間だけですが勤務していました。この1年間は充実した年でしたね(もっと長く居たかった気もしますね。今思えば)。「中国地方有数の進学校」といわれ、広島県下では難関国公立大学への進学1位、2位を争う学校です。

研究大会では、樋口雅夫先生による中学校社会科公民的分野の国際単元に該当する授業「人間の安全保障」を取り上げた授業と、和田文雄先生による高等学校地理歴史科地理に該当する授業「世界の水問題-大井川ダム問題-」を取り上げた授業を拝見しました。

いずれも「ベテラン」の先生で、指導案もしっかりした内容で構成されています。教材研究も時間をかけて十二分に出来ていて、本学の学生さんへの「見本」の授業になります(おそらく後期の講義で使用するでしょうが)。

研究授業の後は、広島大学・木村博一先生を交えた授業の反省会と、同校・森才三先生による「行為の跡」を見つめる目を育てる社会科歴史授業-小単元「近現代日本の諸戦争と軍隊」-のご発表でした。

福山に伺うと、いつものことですが「よくここまで(完成された)授業を作る時間があるなー」と感心します。諸先生方はそれだけご多忙ですから。おそらく時間を見つけて教材研究に没頭されているのでしょう。

最近の私は、講演やら、締め切り原稿やら、学内の仕事やら、それ以外の仕事だけで「精一杯」で、自分の研究を新たに進めるといった点がないような気がします。学会発表はするのですが「いまいち」なんですよね。

いつもながら、福山に伺うと「元気」をいただけるので、再び頑張ろうという気が起こってきます。少し時間を見つけて、勉強しないといけないですね。

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9月は30日あるうち、14日は出張でした。出張中は疲れが溜まりやすいので。10月は学会シーズンでもありますし。頑張るのみです。
by yasuhirohashimoto | 2007-09-30 10:17 | 研究のこと

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


by yasuhirohashimoto