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日本社会科教育学会・埼玉大会②

先週日曜日・月曜日と見出しの大会に出席してきました。
月曜日は悪天候でしたが、日曜日は快晴でした。

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一日目午前中は法関連教育の部会で発表したり発表を聞いたり。
今回は、野坂先生と白木先生とのグループ発表。

「『法的な思考』の育成を目指す教育内容開発研究-小学校を事例にして-」がテーマでした。

3人のリレー発表は初めて。やはり発表時間20分では厳しいですね。他のお二人も少し緊張して「早口」でした。フロアーは聞きづらかったかもしれません。今後この手の発表(リレー発表)をする時には、発表を2つに分けて、一つめは理論編、二つめは実践編といった形式が望ましいでしょうね。

私たちの発表に対する質問は以下の通り。

「中学校ではどのような展開が考えられるのか」「『法的な思考枠組み』にルールを適用する場合に、ルールの序列付けが憲法学者と民法学者で異なったことがあった。それについてどう考えるのか」「禁止ルールばかりでなく、条件付けルールがあり得たのではないか」といった内容。いずれもありがたいものばかりでした。

法関連教育の他のご発表は、私の類型論を再構築したご発表や法関連教育の動向・模擬裁判に関するご発表であり、いずれも勉強になりました。

1日目午後はシンポジウム。「社会科の境界線」について、私の指導教官でもあるI先生のご発表や、文部科学省教科調査官A先生、筑波大学附属小学校H先生、三重大学のY先生のご発表。最後少し議論がかみ合いそうだったのですが(といってもI先生とY先生のお二人の間だけですが)、時間切れで終わってしまいました。

私も昨年全社学でシンポジウムの企画を担当しましたが、人選や内容がぴったり合致しないと本当にうまくいきませんから。「それぞれの意見の言い合い」になって大概かみ合わないんですよね。

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大会前日に大阪で仕事があり、それが終わったのが夕方5時過ぎ。大阪から東京へ移動し、東京駅で野坂先生と白木先生とで「発表打ち合わせ」。発表打ち合わせが終わった10時過ぎから宿泊先の大宮駅へ移動。それから、O大学とT大学の先生と少しだけ?飲みました。

1日目もシンポジウムが終わった後で、大学時代の先輩や同期、後輩の大学教官・現場教員・院生、「知り合い」の先生方たち20名弱で飲み会。こんな機会はなかなかありませんよね。楽しいひとときでした。
by yasuhirohashimoto | 2007-10-09 19:33 | 研究のこと

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


by yasuhirohashimoto