吉備国際大学集中講義(冬期)

年末2日間と昨日、吉備国際大学で集中講義を行っていました。

「冬の集中講義」は公民科教育法Ⅱ。

「夏の集中講義」で教材研究した内容を、指導案として作成し、模擬授業を行うといった流れ。

今回の指導案のテーマは以下の通りでした。

□「なぜ選挙権を18歳以下にしようとしているのか」(参政権)
□「なぜ死刑制度をめぐって様々な議論が行われているのか」(人身の自由)
□「なぜプライバシーの権利が生まれたのか」(新しい人権)
□「年金制度がなぜ問題になっているのか」(社会保障制度)
□「なぜ核兵器が無くならないのか」(国際平和と軍縮)
□「なぜ裁判員制度が導入されようとしているのか」(司法制度)
□「なぜ自衛隊海外派兵を巡って議論がなされているのか」(憲法9条と自衛隊)
□「なぜ日本の税制度はこのような形態を採っているのか」(租税と日本経済)
□「なぜ参議院無用論が出ているのか」(政治制度)
□「なぜ雇用問題が生じているのか」(雇用と日本経済)

指導案として作成する際に、指導案の内容とテーマについて「ずれ」が生じた班(最後までずれていた班もありました)や、上記主発問(MQ)に対するMAをどう確定して、その内容をどう展開に「ふっていく」のかについて悩んでいた班、私が出した課題でもある「導入に生徒の興味をひく題材を用いる」で四苦八苦していた班がありました。

模擬授業では、そもそも「初体験」の子が多く、緊張していたせいもあって、生徒に「語る」というよりは原稿の「棒読み」になっていた学生さんもいましたね。

ただ、繰り返し練習することが大切ですし、これから教育実習で場数を踏むことで「問題」も解消されると思います。

指導案の内容は、いずれも50分の授業として構成されており(30分や25分で終わる授業ではなかった)、「初めて」にしてはどの班もよく頑張っていたと思います。

特に「核兵器」の授業は、導入に「世界終末時計」をもってきて、展開も「すっきりわかりやすく」しており、中々良い出来だと思います。

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吉備国際大学のある、備中高梁市は、岡山県の「山間部」。岡山市から在来線で50分かかる岡山県西北のまち。来年度も引き続き関わることになりそうです。
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by yasuhirohashimoto | 2008-01-06 14:28 | 教育のこと

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


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