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全社学プロジェクト。

日本公民教育学会の翌日、大分市内で開催された全国社会科教育学会のプロジェクトに参加しました。

昨年度の学会総会で、3年間の共同研究事業として「社会科教育史の体系化と新たな研究方法を探る」」「社会科教育学研究方法論の国際的検討プロジェクト」が立ち上がり、私は後者に所属しています。今回は、前者の第一回中間報告会が開催されました。

http://wwwsoc.nii.ac.jp/jssra/60project.html

角田氏の発表は、戦前の歴史教科書を分析対象とし、その教科書記述を分析する中で、教科書記述の内包されている「閉ざされた認識形成の論理」を明らかにするといった内容。小田氏の発表は、アメリカの社会科教育史における「理論」研究というよりも、その「理論」を結実させるまでについてアメリカの社会科教育研究者に関する資料を読み解きながら、その成立過程を明らかにするといった内容。朴氏は、韓国における社会科教育研究のこれまでの動向を分析し、今後必要となる研究の方向性を明らかにするといった内容。

いずれも、「新たな研究方法を探る」といったテーマを念頭に、新企画を意識されていた?ようですが・・・。フロアーからは、小田さんのは、これまでのご自身の研究スタイルですし、角田さんのは、全社学の多くの研究者がこれまでとっていた「理論をかぶせる研究」スタイルからは脱していない(脱する必要はないのかもしれませんが)等といった意見が提示されました。朴さんについては今後どう研究を発展させるかで新しさは出るかもしれませんね。

なにやら、大学院時代の「特別研究」の発表のようでした。発表に対して、周りの「先輩」から辛辣な意見が飛ぶところなどは・・・

今年はなにぶん1年目。これからも中間発表会は続きます。また「外国研究」のプロジェクトも、この夏、アメリカ合衆国から、バートン、レヴィスティークといった社会科教育方法論に関する気鋭の研究者を招き東京・広島で講演会を催す予定。日本側からも登壇者を予定しています。
また、その研究会の様子はここでも取り上げたいと思います。
by yasuhirohashimoto | 2008-07-03 16:28 | 研究のこと

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


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