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大阪府教育センター・中学校「社会」高校「地理歴史・公民」研修

先日、見出しの研修会に招かれました。

この講習は、10年研の一環でもあり、見出しの通り、中学校や高校で社会系科目を教えておられる先生方を対象とした研修です。

全部で6回あり、1~2回は歴史教育の研修、3~4回は金融・経済教育の研修、5~6回が「法教育」の研修となっています。

第5回に当たる会で、私が「学校段階における法教育のあり方」について講義を行い、またワークショップで、以前学校現場で実践した(された)2事例について先生方を相手に模擬授業を行いました。

今回は、O弁護士会のM弁護士もご一緒でしたので、模擬授業が終わった後で、弁護士の立場から授業について批評して頂きました。

「模擬授業+弁護士の批評」といった研修スタイルですが、先生方にとっては自身が生徒役で模擬授業を受けることで、指導の流れがつかめますし、更に弁護士の批評で、内容理解を深めることができます。これはおすすめです。

第6回に当たる会では、「刑事裁判とは何か」について大阪地裁の裁判官の方が講義を行った後で、模擬裁判のDVDを視聴し、討議を行うといった内容。そして討議結果について、「有罪」か「無罪」か、「有罪」の場合は、刑罰はどの程度かについて報告するといった会。討議の際には班ごとに分かれて、裁判所・検察庁・弁護士会といった法曹三者が関与し、アドバイスを行いました。私は最後に、「模擬裁判」を授業に導入する際の留意点についてお話しました。

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研修には25人前後が参加されました。初任者の方もおられました。昼食の際にご一緒した方もそうですが、色々新しいことを吸収して頑張ろうという意欲が感じられましたね。

ちなみに昼食は、中央公会堂「中之島倶楽部」のオムライスを頂きました。レトロな雰囲気の感じの良いお店でした。味も良かったです。
by yasuhirohashimoto | 2008-08-08 09:14 | 教育のこと

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


by yasuhirohashimoto