<   2008年 11月 ( 11 )   > この月の画像一覧

近畿弁護士連合会シンポジウムのご案内

12月13日の午後1時から午後4時50分までの間、見出しのシンポジウムが大阪弁護士会館で開催されます。

私が行う基調講演以外にも、近畿一円の各単位会の取り組みの報告の他、主として小学校の実践2本をビデオ撮影したものを放映したり(いずれも小学校高学年です)、今後の「法教育」のあり方について「発達段階」を視点にして、弁護士や現場教員、私も含めたパネルディスカッションを行う予定です。お時間がある方は是非ご参加下さい。詳しくは、下記を参照下さい。

http://www.f-edu.fukui-u.ac.jp/~yhasimot/kinbenrenn-houkyouiku2008.pdf
[PR]
by yasuhirohashimoto | 2008-11-30 14:41 | 研究のこと

裁判員候補者決定。

本日郵送だそうです。来週には候補者の下に「赤紙」が・・・・

さて、皆さんもご存じだと思いますが、新学習指導要領社会科では、
「国民の司法参加(を扱う)」という言葉が挿入されたり(小学校6年生)、
「裁判員制度に触れること」という言葉が新たに入ったり(中学校3年生)、

「裁判員」について教師が今度どう教えるのかが教育課題になってきます。

私は学生に模擬裁判をさせて、それを教材化(授業化)する場合、どうすれば
良いのかについて、講義の一環で考えさせています(公民科教育法)。
今回使ったシナリオは「三匹の子豚」を題材にした事例。子豚がオオカミを殺したのは
正当防衛か否かについて争う事例になります。

この講義をNHKが取材をし、先ほどのニュースでその模様が放映されました(もちろんローカルです)。

NHKの記者さんは、W大学出身で、T波大学のE先生の講義で「法教育」の印象を強く受けたとおっしゃっておられました。今後継続的に取材したいともおっしゃっておられました。

私はその記者さんに「裁判員制度はあくまで『法教育』の主流ではなく傍流だから、、裁判員にほとんどの市民がなるわけじゃない。市民性教育として裁判員教育が適切かというと、はっきりNo! ただ、指導要領に入ったこともあり、学生が教師になったら授業を行わないといけないから、裁判員をどう教えるのかについて模擬裁判を通して教える手法を考えているだけです。」ということは強調しておきました。

まあ今回は、「世の中の関心」もあるので、、、ただ私は今後も主張していきます。

「裁判員教育は傍流です」

****
明日は経済教育のワークショップです。参加者が少ないようなので、残念ですが。
原稿も書かないといけないし。今週も週末は研究室に缶詰です。
[PR]
by yasuhirohashimoto | 2008-11-28 19:36 | 教育のこと

連休も終わり。

三連休は大学研究室で過ごしたのですが、
結局、「締め切り過ぎた」月刊誌の連載原稿1本を上げただけに終わりました(苦笑)。

実はもう一本の「締め切り過ぎた」原稿は、小学校新学習指導要領社会における「法教育」について論じる必要があるもの(『解説書』ですから・・・)。

日弁連『自由と正義』にも、過日、小・中学校新学習指導要領社会科における「法教育」の実践可能性について整理したものが掲載されました。

同じことは書きたくないので、少し工夫をと思い、色々考えていると、、、あっという間に時間が過ぎる。

最近新学習指導要領に関わる原稿を幾つか書いているのですが、、、そういえば、明治図書からも『解説本』が出版されました。私も執筆しています。

堀内 一男・伊藤 純郎・篠原 総一 編著,中学校新学習指導要領の展開 社会科編,明治図書出版

b0091443_18424891.jpg
 


来月にはやはり「法教育」について書かないといけない原稿が控えている。まあ、これは新学習指導要領を中心には据えない予定なので、No Ploblem なのですが。

やはり研究者ですから、これまでの研究成果を踏まえて少しでも「進歩」したことを書きたいし、しゃべりたい。

ちょっと味付けを変えただけの原稿では個人的に不満ですし、ストレスがたまる。

ただ、こうやって執筆機会を与えていただくことで、新しいことを考えるきっかけになる。

そう思い、これからも苦しみ?ながら、日々進化していきます。

「tabula rasa(タブラ・ラサ)」になる時間も欲しいけど。まあ無理でしょうな。
[PR]
by yasuhirohashimoto | 2008-11-24 18:39 | 研究のこと

三連休。

前日までの雪・雨・雷から打って変わって、本日は日が差しています。
ただ風は肌寒い。冬の到来です。

世は三連休ですね。ようやくまとまった時間がとれそうなので、私は締め切り過ぎた二つの原稿執筆と12月に行われる「近弁連・シンポ」の準備をしようかと思っています。

皆さんは良い休日を。
[PR]
by yasuhirohashimoto | 2008-11-22 10:44 | 研究のこと

渡米報告4日目(2008年秋)

福井は真冬、積雪です。本日は自転車通勤でなく徒歩通勤。
夜は更に積もりそうです。

しかし、本学は未だ暖房が入っていない。。。

*******
渡米4日目は帰国するのみ。
早朝、H前大学のY先生と私以外は、一路空港へ。
Y先生と私が乗る便は、10時代の飛行機でしたので、ホテルを8時に出発。

空港まで至って順調(ただ反対車線は事故で大渋滞でしたので、当方の車線でなかったのはラッキーでした)。空港に着いた後も、チェックイン・手荷物検査はスムーズ。

実は、我々、NWのエリート会員なので、エリート会員専用のブースやレーンを利用できます。

結局、ホテルを出てから、ゲートまで着くのに40分足らずでした(ホテルから空港までが30分です)。

Y先生曰く「エリート(会員)はゆっくり(ホテルを)出てこいということなんですね」

さて、今回はコンチネンタル航空を初めて利用しましたが、行きは食事が余り良くなく、「NWの方が良い」などと言っていましたが、帰りは食事・エンターテイメントとも充実していました。長いフライトも楽しんで帰ることができました。

IAH10:45→NRT15:45(NW6007:Coとのコードシェア便)
[PR]
by yasuhirohashimoto | 2008-11-20 12:31 | 研究のこと

書籍等紹介(2008年11月)

過日、下記の書籍が出版されました。

朝倉啓爾・伊藤純郎・橋本康弘編『中学社会をよりよく理解する。』日本文教出版、2008年

新学習指導要領の解説本です。決して学問的ではありません。ただ、新要領をわかりやすく、伝えることができていると思います。H経済大学のH先生やK本大学のF先生、F県のI野先生にも論考を寄せていただきました。興味のある方はご利用下さい。

b0091443_18293699.jpg


過日、下記の論考が世に出ました。

橋本康弘,「法教育」実践のための覚書-小・中学校新学習指導要領を読み解く,自由と正義,日本弁護士連合会,Vol.59,pp.31-38.

新学習指導要領で「法教育」を実践する場合の具体と課題について論じました。

ご指導ご鞭撻頂ければ幸いです。

*********
明日の講義にNHKが取材に入ります。模擬裁判をどう授業に取り入れるか、その場合の利点と問題点について学生に議論させる内容を取材するとのこと。今月末のNHKニュースに取り上げられます。また詳細については後日ブログにアップします。
[PR]
by yasuhirohashimoto | 2008-11-19 18:36 | 研究のこと

渡米報告3日目(2008年秋)

三日目も引き続き、本大会2日目に参加。
ただ、参加者は全体として少なくなったよう。
どこか観光に行かれているんでしょうか。

さて、大会の様子は過日のブログを参照ください。
ヒューストンであった事件を今日はご報告します。

一行6名がタクシーを予約し、待っていました。
到着したタクシーは到底6名全員が乗車できない小ささ。
そのためタクシードライバーAが大きいタクシーを呼ぶとのこと。

その時、客待ちしていた他のタクシードライバーBが大声で怒鳴る。

「こいつは愚かなドライバーだ!こっちに乗れ!!」

AとBの口論が始まる。

「この日本人は俺の客だ!(横取りするな)」
「俺の客というのはおかしい!こっちのタクシーがあるじゃないか」

少し様子を見ていました。
ただ、Aは携帯で電話をして他のタクシーを呼び出しているのですが、
「5分したらタクシーがくる」
5分たってもこない。
「今、交通混雑にあっている。後10分したらくる」

らちがあかない。

Bがすかさず「Aは仲間のタクシーを呼んでいる」
「こいつ(A)は犯罪者だ!」「おまえらはAにとらわれた囚人だ!」
「とにかくこっちに乗れ」

我々、苦笑い。

しばらくしても来ないので、Aに「いつになったらくるのか」「いつまでも来ないじゃないか」
等々、話をするのですが、、、、

今度はT先生がBに「いくらにするのか」と言ったら、「40ドル」というので、
Aも「うちの40ドルにする」と「値引き合戦」。

(写真は、Aのタクシー)

結局、AもB(の仲間)のタクシーでもない、他のタクシーに乗りました。

実はそのタクシーでも一悶着あったのですが。。。

これまで渡米は何回もしているのですが、渡米中のタクシートラブルは、私が乗ったタクシーが事故した位しかなかったんですね(タイを訪れた時、メーターが異常に早く回るタクシーに乗車したことはありますが)。字面にすると、迫力は伝わらないかもしれませんが、結構なものでした。

良い経験をしたなと思います。

****
NCSSに参加してみて、思ったことですが、これからは「どんどん日本人研究者が発表しないとダメだな。日本の研究(の方が進んでいること)を広く公表しないとダメだな。」ということ。International Assemblyに参加されたO大学のK先生は、「この部会だったら、いけるよ(発表できるよ)」とおっしゃっておられました。今後の検討材料になると思います。ただ発表の締め切りは例年2月~4月にかけてだそうです。発表の事前審査があるため、締め切りが早いんですね。

来年はアトランタでの開催のようです。どうしましょうかね。。
[PR]
by yasuhirohashimoto | 2008-11-18 18:51 | 研究のこと

渡米報告2日目(2008年秋)

ヒューストンに入って2日目。

NCSSの本大会に参加するために、ジョージ.R ブラウンコンベンションセンターへ。

b0091443_12541521.jpg


朝7時30分にホテルを出て、10分後にセンターに到着。
受付に長蛇の列。「関門」を通過するのに40分程度かかりました。

NCSS本大会は、3日間に渡り開催されます。
研究者中心のCUFA大会(プレ大会)とは違い、現場の先生方中心の大会。
発表者も現場の先生方がとても多く、特に地元テキサスの先生方が多く参加
されているようです。

b0091443_11123228.jpg


1階には、教科書会社・教材開発団体等による「店出し」があります。プログラムによると150以上(実際はこの数字よりは少ないと思います)。巨大なホールに多数教材が展示されています。
「店出し」している団体にはCCEやCRF、ABAといった法関連教育では有名な団体もちらほら。
ただ、これらの団体よりも「観客」が多いのは、一部「巨大」教科書会社のブースであったり、社会科全般の教材開発をしているところ。特に「巨大」教科書会社のブースはとても大きく、経済の論理を感じさせられました。私が気になった団体は、TCIという団体。「History Alive!」や「Goverment Alive!」等を開発しており、日本からお見えになっていたT大学のK木先生も「日本で誰も分析していないよね!?」と問いかけておられました。

3階以上では、各セッションが行われます。発表は1つにつき1時間。発表者が司会をかねて、また資料配付も行います。また、発表が終わると、発表者が質疑応答を仕切るといった形式。
発表形式は自由。30分程度プレゼンをし、質疑応答を受け付ける形式もあれば、テーマを決めてディスカッションをする形式のもの、また、模擬授業をしながら発表する形式のものなど多様です。


発表自体は現場の問題関心に直結した内容が多いですね。例えば、「ある教育内容をいかにどうわかりやすく教えるのか」、一つテーマを決める。例えば、ある最高裁の判例をどう教えるのか、先生方お互いがその教え方をディスカッションする発表もありました。また自分たちが開発したある最高裁判事を中心に据えた公民カリキュラムを紹介するといった発表もありました。私が特に印象に残っているのは、倫理的判断基準を明確にして、子どもたちに政府の機能(政策)を評価させようとするもの、K短期大学のN先生や当日お会いしたS大学のI先生もご一緒だったのですが、N先生は「全社学的な発表だ」と評価されていました。私もこの発表はとてもおもしろく聞かせてもらいましたし、プロジェクター中心で資料が配られない発表が多い中で、タイトな資料も頂けました(これも全社学的ですね)。この手の教材を少し探してみて分析をしてみようかなと思っています。

領域的には、「地理」「アメリカ史」「世界史」「経済」「公民」「グローバル教育」「近接科学」様々です。N先生がおっしゃっておられましたが、確かに中等教育段階の発表が多かったですね。「脳科学で社会科学習を促進する」といった趣旨の発表もありました。

また発表時間帯にはポスターセッションも開催されます。各ブースで思い思いのポスターを掲示し、集まった「観客」に向けて発表を行う。ただ、見ていると、「観客」がほとんどこないブースがあり、1時間の持ち時間を終えていく方もおられました。発表者が少ないブースに意図的に足を運んでいると思われる人の中に、バートン先生がおられました。

b0091443_12571963.jpg


発表数・ポスターセッション数の数は膨大です。ポスターも含め初日250以上です。

午後も引き続き各発表会場を見て聞いて回りました。

夕刻には、CCEのレセプションへバートン先生にご招待頂きました。ここに記して感謝申し上げます。ソーントン先生とも再会し、朝お会いしたバートン先生ともお話ししました。
また、コーガン先生に、Hess先生をご紹介頂きました。また、バートン先生にエモリー大学のCarole L.Hahn先生も紹介頂きました。公民教育ではとても有名な先生方です。
国際交流?を終えて、センター近くのお店で本格的に食事をとりました。K大学大学院のHさんもご一緒して、意見交流?しました。
[PR]
by yasuhirohashimoto | 2008-11-16 22:32 | 研究のこと

渡米報告1日目(2008年秋)

朝、ゆっくりと起き、渡米支度。

今回は成田からの直行便でヒューストンへ。乗り継ぎもないので、ずいぶんと気楽です(フライトは10時間程度)。

NRT(成田空港)17:10→IAH(ヒューストン・ジョージブッシュ国際空港)13:50(NW6006)

今回はH大学のY先生とご一緒です。すでに「関係者」であるO大学のK先生はじめ、K短期大学のN先生、H教大学のT先生は渡米されており、我々は仕事の関係で後から合流。

また今回はT京大学大学院のHさんも渡米されており、「関係者」は総勢6名。

さて、まず最初の「関門」は入国審査。
今回は厳しかった。入国カードには通常ホテル名だけで良いのですが、「住所を書け」とか、
「お金いくら持っているのか」とか、「食べ物持参してないだろうな」とか、、

「関門」を通過した後、荷物を取りに行ったら、麻薬犬が何かをかぎつけ、担当官がアタッシュケースを開けていました(ちなみに私の荷物ではありません)。

空港からホテルまでは、スーパーシャトルが便利だと事前にK先生から伺っていましたので、
シャトルを利用。24ドルと比較的安めでした(空港までのバスが30ドルですので)。ただ、たくさんあるターミナルを巡回してお客さんを乗せるために、空港を出るまでに20分以上かかりました。帰りの空港までの利用は気をつけないといけませんね。

ホテルに着いたのは、15時過ぎ。今回宿泊するのは、

Club Quarters in Houston

b0091443_12463561.jpg


なかなか感じの良いホテル。日本のビジネスホテルのようです。

******
「関係者」と合流して、夕食をともにする。
当日行われていた「プレ大会」の様子をうかがいました。
バートン先生や、レビステック先生や、ソーントン先生もお見えになっていたとのこと。
明日再会できるのが楽しみです。

なお、以下はヒューストンの町並みです。

b0091443_13125740.jpg

[PR]
by yasuhirohashimoto | 2008-11-15 23:02 | 研究のこと

NCSSに参加します

にほんブログ村 教育ブログへ

今週、渡米してNCSSの大会に参加してきます。

NCSS=National Council of Social Studies(全米社会科協議会)
http://www.socialstudies.org/

年一度の大会は毎年12月初旬なのですが、今年は今週金曜日から。
12月初旬だと、本学の附属小学校研究大会と重なっていることもあり、
これまでは出席できなかったのですが、本年は参加可能に。

ただ本大会前に開催される研究者だけの「プレ大会」には講義やら雑務の
関係で出席できません。

ちなみに今年はヒューストンで開催されます。

3泊5日の強行軍。体調を整えて行ってきます。

***
先週土日は、東京で「司法シンポ」に参加してきました。
「模擬裁判選手権の東西決勝戦」と「小学生を対象にした法教育実践とパネルディスカッション」に参加。

パネルディスカッションは都合があり途中で失礼しましたが、いずれも盛会でした。

「模擬裁判選手権」は西日本大会の審査員をした関係もあり、代表の京都教育大学附属高校の闘いぶりに注目しました。検察側だった第一試合しか拝見できませんでしたが、被告人の反対尋問の「熱演」ぶりは観客を圧倒していたと思います。新聞報道によれば審査員の一人は「これを見れば日本の司法の未来も明るい」と評していたようです。私も同感でした。

ただ「模擬裁判選手権」はあくまでクラブ活動の一環ですね。それ以上でもそれ以下でもありません。。。地道な総体としての法関連教育が肝要です。一部の学習活動だけが注目されることに危惧を覚えました。
[PR]
by yasuhirohashimoto | 2008-11-11 18:40 | 研究のこと

福井大学教育学部の社会科教育学担当者が日々感じること、研究のことなどを気の赴くまま記しています。


by yasuhirohashimoto
プロフィールを見る
画像一覧